焼き餃子の祖、餃子の店「おけ以」

千代田区,食べ歩き

今月は日記(ブログ)の更新はペースが良く、久しぶりに10台も夢でなくなって来ましたが、実際にはまだ書き上げないといけない古い時期の日記も貯まってるので、なるべく早く書き上げないと思うのですが、色々と実生活で体験するので、筆が進まないのが現状です!(涙)

焼き餃子の祖、餃子の店「おけ以」

おけ以の歩み

焼餃子の祖と言えば、諸説ございます。しかし、必ず名前が上がるのが餃子の店「おけ以」です。東京カレンダーやグルメ雑誌でも取り上げられ、餃子特集になれば巻頭を飾ることもある名店です!!

何故か餃子が無性に食べたくて仕方がない毎日!!

餃子が食べたい!!
無性に餃子が食べたい!!
貪るように餃子が食べたい!!
何も考えずに餃子が食べたい!

呪文のように唱えるのですが(笑)

8月某日、飯田橋駅を降りて、いつも向かう神楽坂とは真逆に堀を渡って、サクラテラス内の教会とスタバーの向かいに有るビルの1階に『おけ以』は店を構えます。お昼時と夕方からの営業で、ランチ時は人が多く訪れることが予想されるので、夕方からの営業開始に『おけ以』に訪れようと考えました。

当日サクラテラスの敷地内を抜けるように歩いてると既に人混みの群れを発見!!午後4時50分に御店の前に到着すれば大丈夫と考えてたら、既に20人以上も並んでるではないですか!!
慌ててダッシュで列の最後尾に並ぶのです。

まず、ビールで喉を潤して!!

必ず一読を!!

小皿が昭和っぽいですね

『おけ以』のルーツは!!

そもそも『おけ以』が焼き餃子の始祖と呼ばれるようになったかと言うと、戦前までに話は遡ります。

満州に渡った田中ヒロ子さんが、現地の知り合いが水餃子の余りを鍋で焼いて食していたのをヒント得て、戦後神保町にて『おけ以』を開業。その時に焼き餃子を出したのが、焼餃子の始まりと言われてます。

その後、バブル時期の地域開発のために神保町から現在の飯田橋に店を移して、2018年にはミシュランガイドでビブグルマンとして紹介されるまでに至ります。

ニラレバ

名物の焼き餃子

焼き餃子の始祖『おけ以』の餃子の味は!!

何とか開店と同時に入店できたのですが、もう既にかなりの混雑状態です!!席についてから注文を取るまで時間がかかります。カウンター席に通されたのですが、厨房とカウンター席の間に観葉植物の植木が並んで、厨房の中を見えないようにしてます。店内は緑を基調にしたインテリアで統一されてます。

一気に30人くらい入れば、そうなるのは当然でしょう!!
ちなみに、餃子は一個一個注文を受けてからその場で作る為、作り置きもせずに一気に焼き上げるので、餃子ができるまで、余計に時間が掛るみたいです。

餃子と一緒に注文した『ニラレバ』の方が先に出てきました。片栗粉でまぶしたレバにシャキシャキにニラが絡み合って焼き上がった『ニラレバ』はビールに合って逸品です!!

ニラレバの皿が空きかかった頃合いで、餃子の登場!!
皿の上に登場したのは、羽つき餃子。想像してた餃子と違ったのでちょっと衝撃を受けました!!皮は硬いのかと思えば、羽つきの方は固く、包み側は蒸しすぎた感じですが、めちゃくちゃ柔らかったです。

中身は、白菜・豚バラ。ニラに調味料で、にんにくは入ってません。

至ってシンプルな味ですが、忘れられない味!!

これは何もつけずに食べると肉汁が溢れて美味しく、野菜のシャキシャキした感触。これは美味いの一言です。

ネットの書き込みに見られて、具の少なさのスカスカ感は感じられませんでした。逆にこれで具が多かったら、食材の食感と肉汁を味わえないのでは?と思います。

しかし、中華料理って、野菜は限られた食材しか使わないため、原価がめちゃくちゃ低いのではと思う次第です。

そんなことを思いながら、最後に〆は湯麺(タンメン)

炒飯と焼きそばと色々と悩みましたが、タンギョウと言う言葉あるので、湯麺を選びました。ホントは連れとシェアしたかったのですが、ツレがもうダメと言うので断念しました。(笑)

麺は平打ちの太麺で、スープはさっぱりした味に仕上がって、野菜の旨味がしっかり出てる味わいです。野菜もたっぷりしてます。麺もモチモチした感じと野菜のシャキシャキ感が絶妙です。

『おけ以』が出す料理は何故ここまで野菜の食感がよく出てるのか?不思議でしょうがない?私の舌が馬鹿なのでしょうかね?(笑)

満足して店を後にするのですが、お会計するレジの後ろが餃子の焼き場になってます。どんな風に作るのか?見るのも必見かもしれないです。店を出ると、『おけ以』の味を求めて20人位の列を作ってました。

まさに、焼き餃子の祖と呼ばれるだけの味でした。

〆は、湯麺(タンメン)