夏競馬、北の大地にフィルメーザ降臨!

一口馬主

3歳未勝利戦もクライマックスに入り、あと一戦で引退の競走馬も居ます。そんな慌ただしい中、来年のクラシック戦線へ向けての新馬戦も行われてます。そして、新規募集馬も募ってる時期でもあり、終わりの始まりの時期でも有ります。

夏競馬、北の大地にフィルメーザ降臨!

新馬戦勝利に重賞七夕賞制覇と、広尾サラブレット倶楽部の調子はウナギ登りで絶好調です。調教師矢作マジックの面も否定出来ませんが、1歳・当歳の募集馬の売れ行きも順調です。そんな絶好調な広尾サラブレット倶楽部に所属するフィルメーザは、新馬戦を迎える為に北の大地へと足を踏み入れるのです。ここ迄は順調に調教をこなしており、具体的な不安点は背腰に疲れが溜まりやすい傾向が有るのと、調教タイムがあまり良く無い点です。と言うよりも、このタイムで果たしてデビュー戦迎えて良いのかと思うほどですが、最終追い切りでは、好タイムに期待して新馬戦を迎えて貰いたいと思います。大本営の発表は以下の通りです。

2020.07.16
フィルメーザは美浦トレセン在厩。
昨日、ウッドチップコースにて併せ馬で追い切られています。
○小手川調教師のコメント○
「今日の午後にこちらを出発し、札幌競馬場へ。現地入りする前にコースでやりかったものですから、昨日ウッドで追い切りました。跨った武士沢騎手によれば、『操縦性が良い』と。ただ、『まだ少し重たい』とのことでしたので、この後は札幌で乗り込んでいきたいですね。放牧を挟んだことでうまくガス抜きができ、以前よりも落ち着きがありますし、背腰の疲れも『良くなっている』(獣医師)様子。8月2日(日)札幌5R 2歳新馬(芝2000m)でのデビューを目標に、現地では柴山雄一騎手に稽古をつけてもらう予定になっています」

2020.07.23
フィルメーザは札幌競馬場在厩。
昨日、現地のダートコースにて併せ馬で追い切られました。
○小手川調教師のコメント○
「昨日は時計よりも、併せて追い切ることがメイン。跨った柴山騎手によれば、『まだ緩いかな』とのことですが、裏を返せば、これからまだまだ成長するということにもなりますからね。来週8月2日(日)札幌5R 2歳新馬(芝2000m)に向けてゲートの再確認、そして今度は本馬場に入れて感触を確かめてもらう予定になっています。どうやら環境の変化に動じるようなことはなさそうですので、フィジカル面、特に背腰の疲れに注意をしながら進めていきたいところです。目先のレースというよりは、先々まで考えて物事を教えていきたいと思っています」

小手川調教師は美浦トレで滞在中の為、具体的な調整は柴山騎手に一任されてるようなコメントに受け取れますが、フィルメーザにとって札幌競馬場で調整できてるのは、函館競馬場で調整するよりも、輸送を考えると現地(札幌競馬場)での調整はプラスに働くと思います。
それに父タートルボウルは芝での成績も良好ですし、半姉ルタンブルも芝中距離では2勝も上げてるので、デビュー戦でそこそこの成績を残してくる事に期待したいと思います。