悲報、フレーヴォ引退決まる!

一口馬主

セレクトセールが終わり、ディープインパクト亡き後のラストクロップが4頭出品されたのですが、主取りが発生するなど、ご祝儀相場的な金額にはならず。逆に、ロードカナロア、キズナ、エピファネイアの新御三家が台頭する世代交代が象徴的なセレクトセールとなった。個人的には、セガサミーの里見氏があまり購入されてないのが気になった分、対照的にCyberAgentの藤田氏が爆買いしてたのが印象的です。うま娘って人気が有るのを実感しました。

悲報、フレーヴォ引退決まる!

地方巡業から戻ってきて、2戦を経過したフレーヴォちゃんが、ロードサラブレッドクラブと庄野調教師の協議の結果、遂に引退が決まった。大本営の結果は以下の通りです。

2021.06.30
フレーヴォは、レース後も特に異常は認められません。ここ最近の競走成績等を踏まえて今後について調教師と意見を交えた結果、中央競馬の登録を抹消する方針が決まりました。長い間ご支援を下さいまして誠に有り難うございました。
庄野調教師のコメント
「脚元等に関しては大丈夫ながら、やはり外見的に寂しく映る印象。また、再登録後の2戦を振り返った場合に・・・。中央の1勝クラスだと厳しい感じは否めぬところでしょう。協議の末、登録を抹消する方針に。期待に沿えず申し訳ありません」

正直な話、再登録後の2戦はとても馬のせいに出来ない散々な結果でした。そもそも北海道に遠征に出してれば、惨敗で終わるような結果にならずに済んだのではないかと、私は思います。
復帰1戦目は、輸送でいつも大幅に馬体重を減らすフレーヴォちゃんの復帰戦に何故小倉競馬場を選んだのかは不明だが、不安はそのまま現実になり、長距離輸送が仇になって馬体重を大幅に減らしダート戦で最下位。体重を戻すために3ヶ月も放牧に出されての2戦目も馬体重を430kgに戻すことが出来ずに、しかも引き続きダート戦でなく芝に転向してのタイムオーバー最下位と明らかに調整ミス。馬の気性が悪い云々の問題だけではないと思います。そもそも北海道に遠征に出してれば、惨敗で終わるような結果にならずに済んだのではないかと、私は思います。

武騎手に短距離が良いとアドバイスを貰えば、直ぐに短距離路線に変更して惨敗で、ダート戦で惨敗すれば直ぐに芝に転向と庄野調教師は一貫性がないですよね。フレーヴォちゃんの体質を考えれば、小倉競馬場へ遠征すれば大幅に馬体重を減らす事は分かってる筈なのに、案の定惨敗に終わって3ヶ月も調整に時間を費やす羽目になる。極めつけは、ダート戦からの芝戦に転向。正直な話、門別競馬場の地方巡業ではメリディアンちゃんが勝ち上がるまでに4戦も消化したのに対して、フレーヴォちゃんは2戦連勝で勝ち上がりダートでの適正は分かった筈、しかもメリディアンちゃんはそこそこ現在も掲示板に載る着拾いをしてるのを見れば、フレーヴォちゃんも結果が出せるのは自明だと思うのに、ダート戦で惨敗したから、直ぐに転向とは何とも言えない。良く一口クラブがこの方針を許してるなと思いますし、「ノーザン系一口クラブに有らずば、一口クラブに有らず」と調教師から見れば、馬鹿にされた存在なのかと疑います。

コントレイル(無敗3冠馬)の新馬戦の2着として注目度が高く、ロードサラブレッドクラブの中では出資した同期の中では、一番早く未勝利脱出すると思われただけに、その後の結果を鑑みると人災としか言いようがなく、今後はカタログ等で牝馬をチョイスする時は、このような出来事から、調教師の実績(G1制覇の実績)を選択項目に加えた方が良いと痛感させられました。
体調が悪くても頑張ってターフを走ったフレーヴォちゃんには罪がない。大本営の引退判断を仕方がない。今後は繁殖牝馬として多くの仔がターフを駆ける姿が観れれば感慨無量です。

フレーヴォちゃん、夢を見させてくれて、ありがとう、お疲れ様でした。