ベルマレットのデビュー戦、無念の5着

一口馬主

ドゥラメンテが亡くなった!種牡馬として第二の人生を歩むと思ってたのだが、急性大腸炎のため死亡した。皐月賞の衝撃の差し切りで優勝、ダービーも制して2冠馬となったが、無念の故障で秋を不意にした。同期のキタサンブラックはドゥラメンテに勝つことは出来ずに、その強さは無比だった。種牡馬でも活躍すると思われたのだが、何とも悲しい悲報に胸が詰まる思いです。

ベルマレットのデビュー戦、無念の5着

8月札幌競馬場でベルマレットちゃんのデビュー戦が行われた。前日発売では2番人気でしたが、お昼直前には3番人気に後退。ベルマレットちゃんが取り扱った記事をスポーツ紙で拝見したので、人気が先行した形になったのでしょう。

緊張のデビュー戦、スタート直後、ベルマレットちゃんはやや外側へヨレ気味になりますが、二の脚を活かしてそのままハナに立ちます。逃げの戦法で先頭のまま4コーナーを回り最後の直線コースで粘り込みを図りますが、後方から有力馬が襲いかかりゴール手前で力尽きデビュー戦は5着でゴールしました。大本営(シルクホースクラブ)の発表は以下の通りです。

矢作芳人調教師のコメント(2021年8月22日)
「初めての競馬としては、装鞍所から返し馬を終えるところまで概ね気になるところもなく、良い雰囲気のままレースに向かうことが出来ました。スタート直後に外側へ膨らんでしまいましたが、3番のハイコーストの出が遅く、スペースが空いたことによってヨレてしまったものですし、横に馬がいれば真っすぐ進んでいたはずです。レースでは、調教と同じで走りに対して真面目で、尚且つムキになることなく、コントロールが利いていましたね。最後は決め手のある馬達に交わされてしまったものの、センスの良さは見せてくれましたから、すぐチャンスが訪れるでしょう。レース後、瑠星(坂井瑠星騎手)に確認したところ、『良いスタートを決めてくれましたし、やや外側にヨレてしまったものの、それで行き脚が鈍ることはなく、すんなりハナに立つことが出来ました。先頭に立って周りをキョロキョロしながら走っていましたが、ムキになることはなく、乗り易い馬でした。まだ逆手前で走るなど競馬を分かっていないところがありながらも、最後まで一生懸命走ってくれました。距離はマイルぐらいが良さそうに思いました』とコメントしていました。いかにも初戦らしい競馬でしたが、一度使ったことによって、どれだけ前向きさが出てくるかよく見ておきたいと思います。この後は栗東トレセンに戻す予定ですので、移動に備えてコンディションを整えておきます」

登録ミスから急遽1800mにデビュー戦を変更しましたが、マイル(1600m)に適性が有ると判断してる矢作調教師。今後はマイルでの競走を考えてるようです。個人的には連闘で札幌競馬場でもう一戦走らせるのかと思ったのですが、栗東トレセンに戻すことになり残念です。若駒なので、無理させない配慮なのでしょう。

 

矢作芳人調教師のコメント(2021年8月25日)
「レース後は一旦函館競馬場 へ移動していますが、目立ったダメージはなく、体調も問題ありませんでした。最後は決め手のある馬に交わされてしまいましたが、スッと先行出来たように、良いスピードを持っている馬ですから、この馬の持ち味を活かせる形になればチャンスが出てくるでしょう。27日に栗東トレセンへ移動させることになっていますので、到着後の状態をよく確かめたうえで、今後の予定について検討させていただきます」

連闘はさせずに栗東トレセンに戻すことは決まりました。その後、ノーザンファームしがらきに戻すのか、それとも栗東で再調整をした後に、未勝利戦に駒を進めるかは微妙です。ベルマレットちゃんは外国産馬なので、牝馬限定戦は出場が無理なので、混合戦で何とか未勝利脱出を試みて欲しいです。とりあえず、ベルマレットちゃん、お疲れ様でした。