2022年度シルクホースクラブ募集馬、種牡馬から勝手に真剣に考えてみる!!

一口馬主

東京開催5週連続G1の最後を飾るのが、伝統マイル戦、安田記念。本来なら、シュネルマイスターが不動の1位なのですが、ドバイ遠征の惨敗と中間の右トモの具合の悪さで、混迷ムードが漂ってます。個人的には、4連勝中のイルーシヴパンサーに注目です。昔は荒れる安田記念と呼ばれたレース、今年は大波乱が起きるのでしょうか!

2022年度シルクホースクラブ募集馬、種牡馬から勝手に真剣に考えてみる!!

シルクホースクラブの2022年度募集が発表された。種牡馬から紐解くと、キズナ、ロードカナロア、エピファネイアの新御三家の活躍が凄まじく、キズナは5頭、ロードカナロア、エピファネイアは共に6頭の募集頭数です。個人的には、今までキズナ産駒の募集馬が1、2頭だったのに対して、今年からキズナの頭数が大幅に増えてきたのに注目です。初年度産駒から活躍馬を多く輩出してきた結果、多くの繁殖牝馬に種付けをしたので、繁殖牝馬のレベルも上がってるでしょう。もしかしたら、今年はキズナ産駒の当たり年かもしれません。ロードカナロアはアーモンドアイ級の活躍馬は輩出してませんが、1600mから1200mまでの重賞競走の勝率は高く、勝利数、勝利頭数は、ディープインパクトを抜いて1位に輝いてます。(2022年5月30日現在)エピファネイアは、キズナにロードカナロアほど活躍馬はコンスタントに輩出してません。逆に、エフフォーリアを代表するようなG1馬が輩出するので、一発屋のイメージが拭えません。これからの繁殖牝馬の質が変わるかによります。

新御三家の頭数に追い付かんと頑張ってるのが、ドレフォン、モーリス、ドゥラメンテのネオ御三家。ドレフォンは6頭、モーリスは8頭、ドゥラメンテは5頭と、新御三家と遜色のない募集頭数です。ドレフォン自身はスプリンター馬ですが、産駒は1600mから2000mの活躍が多く出てます。初年度産駒から皐月賞馬ジオグリフを輩出しており、ノーザンファームの期待馬として、繁殖牝馬の質もかなり高い事が予想され、引き続き多くの活躍馬が出そうな雰囲気です。モーリスは、シルクホースクラブからG1馬ピクシーナイトの活躍もあり、シルクホースクラブの中では最多の8頭がエントリーです。しかし、ピクシーナイト以外の活躍馬があまり居らず、これからの活躍に黄色信号。それでも、サンデーサイレンスの4×3配合が出来る同馬は価値は落ちる事はないと予想されるので、繁殖牝馬の質次第と思われます。夭逝のドゥラメンテは産駒が来年でラストクロップでしょうか。初年度産駒の成績は芳しくなかったのです。特に牝馬は勝ち上がる事が厳しかったのですが、2年目からは大幅に勝率も上げて、牝馬2冠馬スターズオンアースは輩出するなど、育成方法も大幅に向上がみられます。今後、重賞馬出す雰囲気は漂うので、残り2世代は要チェックです。

逆に、冷や飯を食わされる格好になったのは、キタサンブラックでしょうか。初年度産駒でシルクホースクラブから、ダービー、皐月賞2着のイクイノックスを輩出するも、今年度の募集馬はたったの1頭です。しかも、その産駒ではノーザンファーム生産馬でなく、社台系白老ファームです。繁殖牝馬の質が落ちてることは否めません。また、産駒がアメリカダートG1を制したオルフェーヴルもたったの1頭です。オルフェーヴル産駒は気性が激しいと嫌煙されがちですが、種牡馬自体の成績は芝、ダート共に良く、繁殖牝馬の質が上がれば、活躍馬が多く輩出しそうな予感がするのですがね。その他には、種牡馬のポテンシャルの高さで注目のリオンディーズ、ミッキーアイルも一頭ずつの募集です。

最後に外国輸入種牡馬ですが、こちらに関しては、良くも悪くも未知数です。ヨーロッパ系種牡馬ではなく、アメリカ系種牡馬なので、ある程度の活躍は見られると予想しますが、今回は出資は見送りが妥当だと思います。特にマル外牝馬は敬遠した方が懸命です。