ドリームアジェンダ、繁殖牝馬として引退決定

一口馬主

的中率に回収率と馬券において、2つの考え方がある。両方同じように思えるが、内容は意外と違う。トリガミになれば、的中率は上がっても、回収率が下がる一方だ。逆に回収率が上がっても、的中率が低ければ、軍資金が底をつく。両者を考えながら、馬券を購入しないといけない。

ドリームアジェンダ、繁殖牝馬として引退決定

9月4新潟競馬場第7レースに出走したドリームアジェンダちゃんですが、結果は8着でした。これにより、3歳未勝利戦が終了したので、去就が注目されましたが、大本営(シルクホースクラブ)より引退の旨の発表がされました。

『中央競馬の未勝利戦が終了したこととこれまでの競走内容を踏まえ、今後について協議した結果、誠に残念ではございますが、このまま引退させることといたしました。近日中に競走馬登録を抹消し、今後は繁殖牝馬となる予定ですが、詳細は後日書面にて出資会員の皆様にご案内申し上げます。』

個人的には、地方転籍で中央返り咲きを目指すプランでも良いかと思うのですが、シルクホースクラブはそちらを選択しませんでした。やはり繁殖牝馬を視野に買い付けた馬なので、早く第2の人生を歩ませたいのでしょうね、

ドリームアジェンダちゃんの引退に伴い、管理してた栗田調教師よりのコメントが寄せられました。以下の通りです。

栗田徹調教師のコメント(2022年9月4日)「前走後も新潟競馬場に滞在して調整をしたことで体も維持できましたし、パドックも適度な気合い乗りだったと思います。返し馬の雰囲気も悪くなかったですし、ゲートもうまく出てくれました。ただ、前走とは違い先行争いが激しくなり、ダートに変わったところで左右からのプレッシャーが厳しくて、ブレーキを掛ける形になってしまいました。戸崎騎手に確認したところ、後ろに下がって砂を被ってからは高足を使ってしまい、終始スピードに乗って走ることが出来なかったようです。外枠でしたら違った形での競馬も可能だったと思うのですが、スムーズさを欠いたことで本来の走りが出来ませんでした。2着が2回ありながらも勝ち上がらせられず申し訳ございません」

最後のスーパー未勝利戦なので、レベルが高くて当然ですし、先手争いが厳しくなるのも当たり前ですが、キックバックを気にする馬だったでしょうか。今までの展開と違って戸惑ったのでしょう。

ちょうど1年前の9月に新馬戦で2着好走し、未勝利戦脱出は直ぐと思ったのに、まさかの未勝利戦も勝てずに引退とは、驚きに耐えません。この辺は、あらためて、総括すべき問題かも知れないです。

先ずは、ドリームアジェンダちゃん、お疲れ様でした。第2の人生頑張ってください!