シルブロン、アルゼンチン共和国杯出場断念

一口馬主

今村聖奈騎手が、109戦ぶりに勝利を上げた。昨年は、新人最多勝騎手に輝く活躍を魅せただけに、今年は大スランプと言っても、過言ではない。永島まなみ騎手の活躍と対照的であり、この勝利で復活を果たして欲しいです。

シルブロン、アルゼンチン共和国杯出場断念

いきなり悲しいお知らせが、シルクホースクラブより届いた。シルブロンくんのアルゼンチン共和国杯出走断念の知らせで有る。詳細は以下の通りです。

稲垣幸雄調教師(2023年10月12日)「12日にWコースで単走での追い切りを行いました。帰厩後初めての追い切りになりますし、5ハロンから72.6秒のラスト1ハロンは12.7秒というタイムをマークしています。全休日明けの昨日に普通のところで動かした際に何度か左トモを落としていたので、そこを気に掛けながらの追い切りでしたが、落とすほどではないものの動きにしっくりこない部分はありましたね。ペースが上がってくるとトモの動きが遅れてきてしまい、直線では手応えは残っているものの、これ以上スピードを上げようとすると走りのリズムが崩れてしまいそうですし、どうしても左トモの弱さが目立ってしまいます。当初はアルゼンチン共和国杯での出走を目標にしていましたが、今の状態だとそこに向けてしっかりと仕上げていくには難しそうですし、無理に進めてトモに負担が掛かってもいけませんから、一旦ノーザンファーム天栄へ放牧に出して、仕切り直すことにしました。今後については、牧場での状態を見ながらどうするか判断させていただきます」

今年に入って歯車が合わない、シルブロン

シルブロンくんにとっては、帰厩して僅か10日してノーザンファーム天栄に逆戻りとは、あまりにも悲しい過ぎる。昨年の快進撃が嘘のように影を潜めて襲い掛かってきた。まくらの話とダブる。とりあえず、ノーザンファーム天栄に戻ってからの詳細は以下の通りです。

ノーザンファーム天栄担当者(2023年10月20日)「こちらに戻ってきて状態を確認しましたが、体調面に問題は無かったので、今週は週3回坂路コースを14-14ペースで乗り込んでいます。厩舎サイドから聞いていたように左トモには少しかったるい印象があるので、そこはよくケアしつつ進めるようにしています。坂路での動きは悪くありませんし、このまま馬体を緩めないように気を付けつつ調整していきたいですね。馬体重は503kgです」

ノーザンファーム天栄担当者(2023年10月27日)「今週も週3回坂路コースでの乗り込みを行っていますが、その内の1回は14-13ペースで、残りの2回は14-14ペースで動かしています。左トモの印象は良くも悪くも変わりありませんが、ペースアップにはまずまず対応できていますし、このまま14-13中心のメニューに移行していければと考えています。馬体重は512kgです」

左トモの印象は良くも悪くも変わりませんって、何か故障でもしたかった疑いたくなるコメントです。しかし、前回も調整ミスをした感じの天栄ですが、今回は調教師と天栄サイドの意見の相違と考えるべきでしょうか。出資者にとってはフラストレーションが溜まる日々です。