ノーザンファームしがらきから悲報届く!

一口馬主

コントレイルはジャパンカップを制し、引退の花道を見事に飾った。鞍上の福永騎手はかなりのプレッシャーでレースに臨んだろう。もしここでも負ければ、種牡馬の価値は数十億と変わってくるからである。牡馬にとっては現役生活よりも種牡馬の生活が長い。来年から種付けが始まるだろうが、親子三代無敗の三冠馬を輩出して欲しいと期待してます。

ノーザンファームしがらきから悲報届く!

そろそろ我がシルクの2歳の馬娘が復帰で帰厩するかと、期待で胸を膨らませていると、ノーザンファームしがらきから悲報が届きました。詳細は以下の通りです。

調教主任のコメント(2021年11月26日)「帰厩に備えて進めていたところ、この中間に左前を裂蹄してしまいました。少し痛がる素振りを見せていますし、蹄が伸びるまで時間が掛かりそうなことから、獣医師や矢作芳人調教師と相談した結果、治療に専念する為にノーザンファーム空港に戻すこととなり、来週中に移動させる予定です。調子が上向いてきたところだっただけに、申し訳ない気持ちでいっぱいですが、この休養期間に心身ともに成長してもらいたいと思います。馬体重は475kgです」

小さいトラブルを抱えながら、ベルマレットちゃん。復調気配が感じる程に体重が大幅に増えて、これから帰厩という矢先に、まさかまさかの悲報!骨折ではなく、冬場に起こりやすい裂蹄とは。ベルマレットちゃんは蹄が弱かったのですね。裂蹄とは一体どんな病気でしょうか?

裂蹄とは、蹄の異常のひとつで蹄壁が割れて亀裂が入ったものをいう。縦に割れるものと横に割れるものがあるが、原因が異なるのでそれぞれ縦裂蹄と横裂蹄に区別する。縦裂蹄は冬期の乾燥時に発症しやすいので常日頃から、蹄油をぬるなどの予防策がとられている。横裂蹄は蹄壁の生え際(蹄冠)に種々の異常が起こり、横一線に弱い角質が形成された結果起こる。どちらも、一旦発症すれば悪化防止のためそれぞれに合った装蹄学的な処置を行ない、また、痛みに対処した内科療法を併せて施すこともある。重症の場合は、蹄が伸びるまで休養が必要なこともある。(参考・蹄は一ヶ月に7から10ミリしか伸びない。)(日本中央競馬会競馬用語辞典より参照)

裂蹄は骨折と違って慢性化しやすい病気で、そして長期の治療を有するので、厄介な病気です。しかも、コメントをみると、痛みが有るらしく、かなり重症判断されますね。裂蹄で思い出すのはトーセンジョーダンです。裂蹄で長期の休養を余儀なくされたのを思い出します。ベルマレットちゃんが、この時期に裂蹄とは思わぬ誤算。少なくとも半年以上は休養が必要でしょうか。そうなると勝ち上がりも厳しい状況になります。とりあえず、治療が上手く言って、早くターフに戻ることを祈るばかりです。