3アウトのマーテル、3戦連続最下位!!

一口馬主

競馬界の最高峰、天皇賞(春)で優勝したワールドプレミア号の馬主は、色々と話題のお方ですが、一昔前なら優勝は出来ないと思ってたのですが、公正な競馬を目指す現代においては馬主は馬主、競走馬は競走馬。馬に罪はないのですとばかりにワールドプレミア号を優勝させるとは。まあ強いから勝つのですが、JRAとしてはバッシングを考えたら、内心勝っては欲しくなかったでしょうね。(あくまでも個人的な見解ですが、、、)

3アウトのマーテル、3戦連続最下位!!

一口馬主の1勝がどれほど遠いか、嫌と言うほど身に染みる今日この頃ですが、各クラブ頑張ってるのですがね。結果が出ないのは、私の馬を見る目がないからでしょう。広尾サラブレッド倶楽部のマーテルがレースに出走したのですが、残念ながらの最下位。とりあえず大本営(広尾サラブレッド倶楽部)からの発表は以下の通りです。

4月25日(日)阪神4R 3歳未勝利・牝(芝1600m)に柴山雄一騎手にて出走予定。
レース前のコメント
「レースで騎乗予定の柴山騎手に乗ってもらい、今朝、Cウッドで追い切りました。先週に比べてテンションが高くなっている点が少々気掛かりではありますが、動き自体は悪くなかったですよ。放牧を挟んで、ここは仕切り直しの一戦。改めて当日の気配やレースぶりを窺っていければと思います」(武幸調教師)

当日はスタートでやや後手を踏み、後方の一角に位置。外めを回って直線を迎えましたが、追い出されてからの伸びがなく、結果18着での入線となっています。
「前回と比較して、追い切りなどレースに向かうまでの過程は良くなってきていましたが、どうも本番に行くと気性面で難しいところが出てしまうようですね。鞍上によれば、『ゲート内で緊張して体を硬くしてしまった』ようですし、道中では所々で走るのをやめてしまうようにも見えました。少なくともここまで大敗するような馬とは思えないのですが、どうしても気性が邪魔をしてしまう状況です」(武幸調教師)

◆リフレッシュ放牧明け、馬体増(+8kg)でレースを迎えられましたが、いざ競馬となると気難しさが前面に出てしまうようで、今回も前回と同じようなレースぶりになってしまいました。なお、このあとは、「上がりの様子や番組などを見ながら検討していきたい」と調教師。「次はダートを試してみる」ことも選択肢に加えていく予定になっています。(HTC)

馬が全然走る気がない、牝馬特有の気性の難しさでしょうか。レースで走らなければ、競走馬の価値すらないのに、馬がその事を気づいてないのでしょうか。走ってなんぼの世界なのに。育成の段階で育成の段階でその辺の教育はされてるのかと疑問に感じる走りでした。これはもうダメかなっと思ったら、武調教師はダートに挑戦すると発表です。

連闘のマーテル、ダートでも最下位!!

調教師のダート転向宣言から、まさかの連闘で挑んだマーテルちゃんですが、大本営の発表は以下の通りになります。

5月1日(土)阪神1R 3歳未勝利(ダ1800m)に柴山雄一騎手にて出走予定。
「休み明けだった前走後も特段のダメージはありませんし、トレセンで追い切り本数を重ねていくのが良いタイプでもなさそうですからね。比較的出走頭数が落ち着いている土曜日のレースに連闘したいと思います。今度は目先をかえてダートへ。レースに行って気難しいところを見せることなく、リラックスして走れるかどうかでしょう」(武幸調教師)

レース当日、やや立ち上がり気味のスタートから、道中は後方を追走。3角で一旦は馬群が凝縮したものの、再び大きく差を広げられてしまい、結果11着での入線となっています。
「雰囲気を持っている馬ですが、気性面でテンションが上がりやすく、どうしてもイレ込んでしまうため、ハミ受けも含めて非常に難しい状況になっています。この気性を何とかして良い方向に活かしてあげたかったのですが…。本当に申し訳ございませんでした」(武幸調教師)
◆シャドーロール着用。パドック周回中は平常心にも見えましたが、ジョッキーが跨るとイレ込み始め、先出しでリラックスを促してもなおゲート裏で再び落ち着きを欠いて発汗。道中も頭を上げるような走りで推進力を繰り出せず、またしても大敗を喫する形になってしまいました。なお、誠に残念ではございますが、実戦における本馬の精神状態などこれまでの経緯に鑑みて、この度のレースを最後に現役続行を断念する方向で調教師と協議を進めていくことになりました。(HTC)

ダートでもダメですね。シャドーロールを着用しても成果は出ないし、明らかなに1頭やる気の居ない馬が参加してるレースでした。地方巡業でも無理と分かるレースっぷりに、ここまで来るともう引退でしょうって思います。案の定、広尾サラブレッド倶楽部もこのままでは、続行不可と判断したらしく引退を散らかせる発言は出ました。

スリーアウトで、引退へ、、、

スリーアウトのマーテルちゃんですが、私には相馬願がないのでしょう、3戦して3戦とも最下位という成績の競走馬は、1口馬主で初めての体験です。ここまで来ると天晴れと言いたくなる心境です。

敗因はと聞かれると、ドゥラメンテ産駒の牝馬を選んだのが敗因かもしれないです。ドゥラメンテ産駒の牡馬、牝馬の成績を比べると明らかに牡馬の方が成績が良く、牝馬だと気性面に難が有るみたいです。ドゥラメンテは初年度産駒なので育成方法が確立されてないせいか、牝馬の勝ち上がり率がイマイチなのが良く分かります。気性難で有名なオルフェーブル産駒にも有りましたが、オルフェーブル産駒は初年度にG1馬ラッキーライラック等の重賞馬を輩出してますし、マーテルの半姉はオルフェーブルですからね。有る意味、ドゥラメンテ産駒の牝馬は気性難が高い傾向に有るかもしれません(あくまでも、個人的な見解です、、、)

最後に、広尾サラブレッド倶楽部や武調教師に対する非難の声が某競馬ネットの掲示板に書き込まれてますが、マーテルが走らないから怒り心頭は分かりますが、最終的に選んだ本人の自己責任だと思います。そもそもマーテルちゃんは、三嶋牧場からバスラットレオンの抱き合わせセットで売られた経緯もありますし、半姉グアンの競走成績を鑑みれば、手を出したくなるのは人の心理でしょう。マーテルちゃんを競りにかけずに、庭先で一広尾に出回したのも、繁殖牝馬としてゆくゆく引き取る算段と深読みしたのですが、ただ走らない馬と最初から分かってたのかもしれないです。しかし、倶楽部としての育成牧場でのコメントに反して、実戦での惨敗では、怒り心頭になる出資者の気持ちも分からなくないです。広尾サラブレッド倶楽部に対しては、育成牧場での教育面の強化を踏まえないと今後も同じことが起こると思います。とりあえず、マーテルちゃんには罪はないので、今後は良い繁殖牝馬として第二人生を歩んで欲しいと思います。