2021年度シルクホースクラブ募集馬を、勝手に考え迷走する!

一口馬主

先の暴行事件で判決が下り、中央競馬会から木村哲也調教師のへの調教停止の処分が下った!ノーザンファームのお気に入り調教師だけにこの処分はかなり頭が痛い問題に発展していきそうな雰囲気で、シルクホースクラブ募集にも影響を及ぼしそうです。

2021年度シルクホースクラブ募集馬を、勝手に考え迷走する!

前回は種牡馬の考察をしましたが、今回は厩舎、調教師をメインで考察したいと思います。現在の日本競馬界においては、実質ノーザンファーム1強時代で有ります。昨今のG1レースの成績を振り替えれば、ノーザンファーム生産馬が上位を独占するレースが度々発生し、競馬ファンからは「ノーザンファーム生産馬だけ買えば良い」と揶揄される異常事態で有ります。一口馬主の世界でも例外ではなく、ノーザンファーム系の一口馬主クラブと他クラブでは売れ行きは俄然違い、「ノーザンファーム生産馬だけ買えば儲かる」と宝くじを購入するように募集開始と同時に申し込みが殺到するからです。

それではノーザンファーム生産馬を無造作に選べば良いかと言うと、そうでもなく美浦所属馬を選ぶのと、栗東所属馬を選ぶのでは天と地との差が有ります。ノーザンファームしがらきの管轄の栗東では、トップ調教師にはある程度の権限が与えられえるのに対して、美浦所属馬は調教師には権限は与えずにレース選びから騎手選考などは、ノーザンファーム天栄主導で行われてると言われてます。この流れに面白くないベテラン調教師は反旗を翻し競馬ファンや世論を巻き込んだ有馬記念出走事件は有名な話です。
とまれ、ノーザンファーム生産馬に於いては、栗東はリーディング10調教師を選び、美浦はノーザンファーム出身の若手調教師を選ぶのがベストでしょう。パワハラ問題で訴訟中の木村調教師は有力馬の多数回される恩恵が何よりの証拠です。

後、もう一点留意する点は、牝馬を選ぶ場合は、牝馬でG1を制した経験の有る調教師を選ぶ事が重要です。牝馬は牡馬に比べて調教は難しく、調子を崩すと立て直すのに苦労します。また気性が悪いからと言って、牡馬はセン馬にすれば改善が見れますが、牝馬では有効な手が無いのが現実です。マーテル、フレーヴォの経験から学んだ事柄です。

2000年代に栗東において二大巨頭の角居調教師と池江調教師。両氏は国内外のG1を多く制してますが、内容を見ると、大きく違いが別れます。角居調教師は国内外G138勝のうち、ウォッカ、シーザリオなどの有名牝馬を多く輩出してるのに対して、池江調教師の牝馬成績はミッキークィーンの2勝のみです。多分、最終追い切りにおいて、角居調教師は馬なり仕上げに対して、池江調教師は目一杯追い切りする為、牝馬には合わないと思われます。(あくまでも、個人的な意見です)この事柄を鑑みれば、牝馬を選ぶ際は、選んだ牝馬の調教師がG1を制してるかが重要なファクターになることがわかると思います。

その辺を加味して、今回の募集リストを見直してみると、栗東では矢作厩舎のウェイクミーアップ20(牡)、杉山厩舎のプチノワール20(牝)、清水久詞調教師のヴァフラーム20(牡)、西村調教師のオーシャンビーナス20(牡)。美浦では、栗田調教師のサンドクイーン20(牡)、堀調教師のランニングボブキャッツ20(牝)

そして優先権を使うとしたら、矢作厩舎のウェイクミーアップ20(牡)、杉山厩舎のプチノワール20(牝)、清水久詞調教師のヴァフラーム20(牡)の3頭。矢作調教師、清水調教師はリーディングトップ10内に入り、G1も多数獲得し実績も有る腕利きの調教師、杉山調教師はデアリングタクトで牝馬G1を制した若手期待のホープです。後は、送られてきたパンフレットとにらめっこしながら、最終判断をしたいのですが、希望通りに当確するかは運次第でしょ(笑)