2022年度シルクホースクラブ募集馬、勝手に真剣に考えてみる!!

一口馬主

今週はダービーウィークデー。皐月賞馬ジオグリフが4番人気と例年に比べて、人気が無い皐月賞馬が象徴するように、今年の日本ダービーは混線模様で、今年の日本ダービーは、福永騎手の3連覇がなるか、それとも武豊騎手の日本ダービーの6回目目の優勝と豊騎手大好きのキーファーズの初戴冠、またや大物オーナーのダノックスが念願のダービーオーナーになれるか、はたまた青葉賞の呪縛が今年は解かれるかと話題に尽きません。ちなみに、私の本命は迷いに迷ってロードレゼルとオニャンコポンです。一頭に選べと突っ込まれますね(笑)

2022年度シルクホースクラブ募集馬、勝手に真剣に考えてみる!!

5月27日付けで、シルクホースクラブ公式ホームページより、「2022年度1歳募集予定馬について」とアナウンスが出された。PDFで予定馬リストを見ると、毎度の如く、今回も牝馬が多いですね。リスト表には、父、母、性別に誕生日だけ記載されています。募集価格や預託厩舎については発表はされずに、6月下旬に募集馬確定したら発表との事です。

早速、ぼーと予定馬リストを眺めると、数々名馬を輩出してきたディープインパクトにキングカメハメハの名前が無く、アメリカから来日してきた輸入種牡馬の名前が多く見られます。生産牧場にとっては大きな転換期を迎えることになりました。競馬界を引っ張って来た巨頭達の存在の大きさが、改めて実感します。

話しが脱線しましたが、先ず始めに注目したのが、カーミングエフェクトの21(牡)です。父は無敗の欧州マイラーのフランケルです。母カーミングエフェクトは未出走で、母父にはダンジグ晩年の最高傑作と呼ばれるウォーフロント。血統表を眺めると、ダンジグのクロスが18.75%、ノーザンダンサーのクロスが15.63%、ファピアノの6.25%とクロスが凄い血統ですね。母系を遡り、枝分かれには皐月賞一番人気に推された牝馬ファンディーナに繋がる血統。アメリカのコテコテなスピード血統に、欧州最高マイラーを掛けた同馬はメチャクチャ走りそうな予感がプンプンします。しかし、その分、募集金額も競争倍率も高そうです(笑)

その次は、プロミストリープの21(牝)です。こちらの父は気性の激しさではトップクラス。凱旋門賞2年連続2着の日本三冠馬のオルフェーヴル。初年度産駒からG1馬を輩出し、昨年はダート本場アメリカのブリーダーズカップディスタフで初の優勝馬マルシュローレヌ(牝)の活躍もあり、ダート産駒も注目を浴びてます。母は中央ダート戦で2連勝後、地方へ移籍し、南関東牝馬三冠レースの桜花賞を制した名牝。骨折で早くに引退を余儀なくしましたが、繁殖牝馬としての初仔になります。血統表に眺めると、母父はヘニーヒューズで日本でもお馴染みのダート種牡馬。こうなると母と同じ路線を歩むのかと期待が寄せます。クロスもサンデーサイレンス187 .5%、ノーザンテースト12.50%になり、血統表を遡ると、これといった重賞馬が居ないのが未知数かと。それでも牝馬としては申し分ないと思います。

最後は、ロゼリーナの21(牡)です。こちらは先ず母の名前からピーンと来た方は居るのでは無いでしょうか?母系は競馬界で名牝ローザネイの家系で名高い「薔薇一族」。父はモーリスを配合して、クロスがサンデーサイレンスの18.75%、リファール6.25%と魅力的なクロスです。世界を驚かせた日本のマイラー王モーリスのスピードに母系のスタミナが加わる感じでしょうか。血統的にクラシックディスタンスをこなせる競走馬に育つ可能性のある一頭に感じます。

その他にも、トレジャーステイトの21(牡)、ユキチャンの21(牡)、リアアントニアの21(牝)、ここでは紹介出来なかった有力馬が多く揃えてます。これからは厩舎と募集価格との相談になりますが、今回はかなり争奪戦になることは必至です。一頭入魂で頑張りたいと思います。