男やもめと静かなる丼 第三弾、名古屋から刺客 御成門『天ぷら かき揚げ 之村』

港区

ブログを読んでる方はお気付きだと思いますが、大門から新橋周辺を、重点的に食べ歩きを行ってます。今まで知らなかった名店が多く、世間は広いと実感する思いです。今回は御成門周辺を散策してたら、偶然発見した天ぷら『之村』を紹介したいと思います。

男やもめと静かなる 第三弾、名古屋から刺客 御成門『天ぷら かき揚げ 之村』

御成門周辺でも飲食店が有るのかと、一瞬驚いた私です。しかも日比谷通りから一本外れた通り。逆にこんな場所に良く営業しようと思ったなと思うロケーションです。

看板を見ると、『之村』と書かれてるので、『のむら』と読むのだと思ったら、『ゆきむら』と読みます。店頭にはお品書きと写真で飾られた、『之村』自慢のかき揚げ丼がディスプレイされており、かき揚げ丼がウリな店だと一目瞭然で分かる。

店内に入ると、既に女性客が1名カウンター席で丼を食してる。テーブル席は【予約席】の案内板が置かれてるので、夜の時間帯でも、それなりに繁盛してしそうな雰囲気。

『之村』はミシュランガイドのビブグルマンに選出された人気店。しかも、名古屋で食べログ100名店に選出されてる『光村』の親戚関係に当たるそうです。道理で食べログの評価が好評価が目立つ訳です。しかし、他人の評価よりも、自分の舌で味を見極めなければいけません。(そんな満足な舌は持ち合わせてないですがw)

自慢のかき揚げと穴子をトッピングした「添え物丼」のご飯大盛りで注文。ご飯大盛りはサービスで無料でお財布に優しくグッとです。本を読みながら、待つこと十数分。目の前に登場したのは、シジミの赤だしに、胡瓜、大根にカブの浅漬け。そして、光輝くかき揚げ丼は見るからに食欲を掻き立てる!

メインのかき揚げは海老だけです。ししとうの天ぷらが海老のかき揚げに寄り添うように置かれ、トッピングで注文した穴子は、一本で揚げたのを包丁で二等分にされて、丼に鎮座します。

先ずは自慢のかき揚げを頂くと、ほどよい大きさの海老を薄く衣で揚げて、口の中が油でベトベトしない、さっぱりしたかき揚げは、海老のぷりぷりした食感と旨味が凝縮されて旨し。

油は、サラダ油かブランド油で揚げているのでしょう。胡麻油特有の匂いがしません。甘辛で丁度良い濃いめの天汁が、ご飯とマッチして良いです。お新香とシジミの赤だしが、丁度箸休めになって、海老オンリーのかき揚げでも退屈感を与えません。

唯一残念だったのは、大盛で頼んだせいか、ご飯にかける天汁が少ない事。そして、ご飯が硬く炊いてるせいで、口から胃に流れる際、重苦しく感じます。個人的には丼の蓋を使って、ご飯を少し蒸らした方が食べ易くなるのでは思います。

それでも、ボリューミーなかき揚げ丼は食べる価値有りで、旨し!名古屋から来た名店の凄さに驚きます。ミシュランガイドに選出されてるお陰で、外国人も訪れます。私はミックスかき揚げ丼を、食べに再来したいと思う次第です。興味の有る方は、是非『之村』に訪れてみては如何でしょうか。

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