上品かつ気品に溢れた極上カシミヤニットキャップ、ジョンストンズ「RIBBED HAT」

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12月に入りセールが気になる時期ですが、個人的には去年爆買いしたせいも有り、今年は購入を控えようかと思ってます。そんな中、偶然見つけたカルーゾのジャケットが欲しかったのですが、試着すると袖が短い事が判明。カルーゾってこんなに袖が短ったって衝撃を受けるほどでしたが、妥協して買っても最終的には着なくなるのが運命なので、買う時は妥協せずに愛着を持って一生着れる服に巡り会いたいです。

上品かつ気品に溢れた極上カシミヤニットキャップ、ジョンストンズ「RIBBED HAT」

ジョンストンズ(Johnstons)とは!!

1797年、スコットランドの北東に位置するエルガンで創業した「Johnstons(ジョンストンズ)」。英国において現存する最も古いテキスタイルメーカーのひとつであるジョンストンズ社は、200年以上にわたってジョンストンズ家とハリソン家のファミリーが経営に携わり、カシミヤやビキューナ、メリノウール、キャメルヘアーなどの高級素材を使った生地、スカーフ、ホームファーニシングなどを作り続けています。「最高のモノのみがすべて」という経営理念に基づき、現在でも原毛の厳選から紡績、ウィービング(機織)、ニッティングまで、約30もの工程を自社工場で行っており、その製品の素晴らしさは世界中で広く知られています。

英国の自社工場で一貫生産されるカシミヤ製品に定評があり、オリジナルブランドの他にも、エルメス、シャネル、バーバリー等、世界のトップブランドの製品を手掛けてきました。2013年にはチャールズ皇太子よりロイヤルワラント(英国王室御用達)の称号を授けられたことからも分かるように、200年以上の歴史と伝統に裏付けされた確かな品質を誇ります。

ちなみに、ジョンストンズでは、現在でもカシミヤ製品にはアザミの実を利用した起毛機を使用しています。これによってカシミヤ独特の流れるような起毛と、よりしなやかな風合いを生み出しています。
アザミの実を利用する技術は創業当時とまったく変わらないもので、技術革新が進む現在においても、これに代わる物は見つけることができないと言います。実物を手にしたら、その滑らかなタッチ、そしてしなやかな風合いの虜になります。エルメスやシャネルが惚れ込むだけのことはあります。そして以前、拙僧が購入したセーターでその実力は実証済みです。

ダークグレー

ライトグレー

上品かつ気品に溢れた極上カシミヤニットキャップ

ジョンストンズはマフラーのタータンチェックで有名な英国を代表するメーカーで、日本人にも多く愛されてるブランドです。

今回購入したジョンストンズのニットキャップは、ロングセーラーモデルで有名な型番「RIBBED HAT(HAE01941)」で、上品かつ気品に溢れた極上カシミヤニットキャップ。イタリアでのスナップ写真で見られる中に、チェスターコートにニットキャップ、そしてサングラスをかけて街中を闊歩するイタリアの伊達男。拙僧には無理でしょうが、気分は味わいたいものです。そんな中巡り会えたのが、いつもご贔屓してる「粋な着こなし」です。値段を見ると、何故かオープンプライスよりも割引になってるでは無いですか!!これはポチッと逝っちゃいましたw

編地の種類は、トップクオリティのカシミヤを原料にした中番手糸をざっくり編み上げた(両畦編みにした)後、表面をふっくらと起毛させた肉厚ハイゲージニットになります。たっぷり原毛が使用されているので、しっかりとした厚みが有って、一般的なカシミヤニットキャップとの違いは歴然。手にした瞬間に“厚みの違い”に驚きます。
拙僧も某ブランドのカシミヤニットキャップを持ってますが、ジョンストンズのニットキャップの方が明らかに肌触りは極上です。びっくりするくらい滑らかで、まるで濡れているようにしっとりしているので顔に触れてもノンストレスです。密に編み込まれているため、やわらかいのにやわらかすぎず、型崩れしにくいことも魅力です。
ジョンストンズのカシミヤは最高クラスを使用しており、カシミヤ山羊の下毛の直径はミクロン単位で計測すると、その太さは14~15ミクロンです。繊度を表すSuperに換算すると170~190’sになります。この驚異的に細い原毛を紡績にて撚糸する際、何千もの極めて小さいエアーポケットが形成され、保温効果を生み出しますし、繊維が細いため、柔らかな肌触りで美しい光沢が出るのです。

実際に被ってみると、立体手に編み上げた肉厚ハイゲージニットでストレスを感じさせない肌触りです。しかもカシミヤの生地は丈夫に編み上げてるので、保温性に優れて頭が温かく、汗をかかない通気性も良いです。かぶりの深さも絶妙で、かぶり口を折り返しても良いですし、そのまま折り返さずに被ってもオシャレに決まりそうです。色も何種類か有るのですが、今回購入したのはライトグレーとダークグレーの2色買いです。個人的には、ライトグレーはこれからの季節はプレゼント用に購入するのも良し、女性が被っても似合うと思います。ダークグレーも落ち着いた色合いなので、コーディネートしやすいと思います。
この時期は必須アイテムなので、購入を検討されるならジョンストンズのニットキャップは検討に値するアイテムです。

 スコットランド産カシミヤ100%

中番手糸を立体的に編み上げた両畦編み

かぶりの深さも絶妙