美味しい三元豚食べたいなら! 新橋『とんかつ むさしや』

港区,食べ歩き

立ち食い蕎麦屋『うさぎや』の周辺は、カレー屋、ラーメン屋に天ぷら屋と、名の知れた飲食店が多く点在することに気づいた。食いしん坊な私としては、食べ歩かないと思う次第です。今回訪れた飲食店は、うさぎやの直ぐ側の『とんかつ むさしや』です。

美味しい三元豚を食べたいなら! 新橋『とんかつ むさしや』

夕方18時頃に入店すると、店内は客が居らず。私みたいにお一人様で、夜にとんかつを食べる方は皆無なのでしょうか。それとも、お店自体が評判が良くないのでしょうか。不味いとんかつを食べさせられた人人形町事変を思い出します。

とりあえず、お目当ての極上ロースカツ定食をオーダー。後でメニューボードを見て気付いたのですが、ご飯の量は選べるそうです。注文を取る時に、ご飯の量を聞く配慮が有れば良かったと思う次第です。

『とんかつ むさしや』は、栃木県産平牧バーク三元豚を使用してます。三元豚と言えば、白豚の掛け合いで育成しますが、平牧バーク三元豚は黒豚(バークシャー種)を掛け合せた特別な三元豚です。

某とんかつ屋と違って、何処の豚のロースか分からないまま、お客様に食べさせられるよりも、拘り抜いた三元豚を使用するから、調理する前に自慢の三元豚を見せてくれるのです。とんかつ屋の大将の熱い思いと心意気が憎いです。

読書をしながら、待つこと十数分。目の前には、見るからに美味しそうなとんかつ定食。ご飯は少な目、赤だしの味噌汁、漬物は高菜。そして極上ロースカツにキャベツが添えられてます。

先ず、むさしや自慢の三元豚を頂くべく、ソースも塩も掛けず、そのまま口に頬張る。豚の独特の甘味と、サクサクした衣の食感が、口の中で広がってます。衣が油でびちょびちょだった何処かのとんかつ屋とは大違いのクオリティーの高さ。

続けて、ソルト(岩塩)をかけて頂くと、豚の甘味が増して、とても旨し。やはりとんかつは塩で食べるのが、1番美味しいなと思い、口直しのお新香に箸が進む。

高菜のお新香とは、変化球で味変には良く、ご飯が進む。進み過ぎてお茶碗が空っぽ状態。100円出して、ご飯のお代わりを頼みました。

ソースの甘口と辛口に分かれてる。個人的には、甘口の方が口に合う。それでも、とんかつは塩が1番。キャベツも細かく千切りにされて、しゃきしゃきした食感が心地よい!

気になる点は、赤だし味噌汁に具材が乏しく工夫が欲しい。せっかく良い赤だしの味を、お客様に出してるのだから、具材等をもう一捻り有ると、定食としてポイントは上がると思います。

とまれ、『とんかつ むさしや』のとんかつは値段に価する、それ以上のとんかつで有ることは、間違いないです。今度はとんかつでなく、「極上ポークソテー定食」が気になるので、また食べに訪れたいと思う次第です。