期待が大きいと、、、! とんかつ屋 人形町『かつ好』

中央区,日本橋,食べ歩き

今回訪れた御店は、人形町のとんかつ屋『かつ好』です。食べログのとんかつ部問で百名店に、2018、2019、2021、2022年(2020年は未選考)と4年選出された御店。しかも、2021、2022年とミシュランガイドのビブグルマンも獲得してる勢いのあるとんかつ屋『かつ好』です。

期待が大きいと、、、! とんかつ屋 人形町『かつ好』

免許証更新の日、折角有給を取得するので、ランチかディナーは美味しいモノを食べたいと色々と考える私。しかし、美味しいとんかつが食べたいなと、心の中では既に決まってて、店の選定に入るのです。先日伺った御成門の『とんかつ 燕楽』でロースカツ定食を頂こうか、それとも大門の『とんかつ いわい』は前から気になってたので、休日を利用して訪れてみようか。

そんな中、以前知人に紹介して貰った人形町『かつ好』。地元でも有りますし、東陽町からの帰りなら帰宅の道筋なので、ちょうど良い存在です。食べログの口コミの評価も良いですし、ミシュランガイドのビブグルマンを獲得してるのも良い。

「よし、かつ好にしよう」と決めて、とんかつ好きの同僚に、かつ好で食べたことは有ると「行ったことはないですけど、三千円くらいになると、ハズレを引いた時、ショックが大きいからね。」と一言。確かに高い値段設定の御店に行って、味がイマイチだと

人形町の細路地に、とんかつ『かつ好』は店を構えてます。「細路地に名店アリ」と某雑誌編集者の名言と言われてます。期待が膨らみながら、細路地に入ると、店先を発見。暖簾が出てないので、一瞬分かりづらく、ちょっと入るのに勇気がいる店構え。

店先で躊躇しても始まらないので、重い木扉を開けて入店。中は古民家を改築して、一階には大きなカウンターが配置されており、2階がテーブル席になってます。目の前で調理する姿が、目に飛び込んで来ました。給仕さんに1名と告げると、カウンター席に案内して貰いました。

ロースカツ150gを注文すると、ご飯やお新香は別払いと言われて、慌ててご飯、味噌汁とお新香をお願いしました。定食の込みの値段表示かと思ってた私にとっては、思わぬ出費。しかし、美味しいとんかつを頂けるなら、これは我慢です。

目の前で調理し出してから20分くらいで目の前に、ロースカツが登場。ソース、山葵醤油に塩が付いて、お好みの味を楽しめる趣向、期待が膨らみます。軽くお味噌汁をすすると、しじみ汁です。

では、頂きますとロースカツを口に頬張ると、

何なの、このとんかつ( ̄□ ̄;)!!!

脂だらけで不味い(ーー;)

思わず、『えー』と声が漏れました。

油切りが完全でないのか、衣が油でビチョビチョしてる。しかも2口目で食べたとんかつが脂身も塊を食べたっぽく、とんかつの脂身やら揚げた油やらで、唇まで油でビチョビチョ。そこへきて豚肉の旨味が全然感じられない。とんかつって豚肉の旨味を最大限味わえる料理と思ってたが、何か味付けのない塊を食べてるだけで、ソースを付けようが、山葵醤油にしようが、塩をかけようが、ただ調味料の味しかせず。

このくらいの値段ならば、とんかつに塩を付けて食べた感動を覚えた『あげ福』の方が断然良いです。正直、コスパから考えるなら、松のやの「ロースカツ定食」の方がメチャクチャ良い。この値段でこの味では正直、高い以前の問題である。

致命的なのは、何処の産地の豚を使用してるか、明記してない点だろう。食材に頼らずに、職人の腕でカツを揚げるのは、当たりハズレはある。しかも、食材の旨味を引き出せてない時点で、御店として存在意義を疑う。

後から『かつ好』での、食べログのコメントを見直すと、私と同じような批判的なコメントを書き込んで方を散見する。しかし、点数は高いのには驚く。あまり点数の評価を当てにしない方が賢明だ。

普段は辛辣なコメントは書かない私ですが、あまりにも不味いとんかつだったので、怒りがこみ上げて、思いの丈をぶちまけました。好評価されてる方々が多いのも事実。なので、行く行かないは判断に任せますが、個人的に再度チャレンジに食べに行くかと聞かれれば、間違いなく、もう行かないでしょう。同じ値段を出すなら、『あげ福』等の他の店に行きます。