イタリアのエミリア=ロマーニャ州は食材の宝庫、肉肉しい料理で満喫、神楽坂「イル ボッリート」

新宿区

先日、都内も遂にまん防も解禁になり、仕事帰りや週末等は、繁華街に多くの人々が戻り始めてきました。寒暖差激しい季節ですが、ビールが恋しい季節にもなり始めたので、ツレにお誘いをするも、コロナが怖いと体よくお断りされました。それなので、過去の訪れたお店のプレイバックと言うことで、今回は神楽坂「イルボッリート」のお話です。

イタリアのエミリア=ロマーニャ州は食材の宝庫、肉肉しい料理で満喫、神楽坂「イル ボッリート」

イタリアのエミリア=ロマーニャ州は、北はアペニン山脈からポー川に沿って、アドリア海に抜けるイタリア北部の細長い州で有ります。スーパーカーで世界に名声を博すフェラーリや、ランボルギーニが本社を置き、イタリア内GDP3位を占める州でも有ります。そんなエミリア=ロマーニャ州は、グルメな州としても知られ、世界的に有名な料理の数々を産み出しました。パルマの生ハムやチーズ(パルミジャーノレッジャーノチーズ)の他、手打ちパスタ、トルテッリーニやソーセージ、モデナのバルサミコ酢など美味な食材が豊富で、エミリア=ロマーニャ州は食材の宝庫で有ります。美食の町で有名なエミリア=ロマーニャ州の食を堪能しようと訪れたのが、神楽坂「イルボッリート」です。

そもそも何故、エミリア=ロマーニャの郷土料理を堪能しようと思ったかと言うと、神楽坂の「イルスカンピン」の姉妹店として、200m先に店を構える「イルボッリート」が有り、「イルスカンピン」がベネツィア料理ならば、「イルボッリート」はエミリア=ロマーニャ料理と言うコンセプトです。「イルスカンピン」はデザートのテラミスが美味しくて良く訪れましたが、「イルスカンピン」は何故かデザートの項目がない(掲示して写メを参照)。しかし、これについてはメニューに載せていないだけで有って、後程気付く事になるのであります。

食後のデザートは、やっぱりティラミス
男は定番のお店を作りますが、だいたい一度行ったお店にはまた行きたいと思う女性は居ないみたいです。ココが男と女の違いなのかと勝手に心理分析をしますが、男は安心を求める性質ですが、女性の方が冒険的なのかもしれないです。今流行りの言葉で表すなら『...

白いプリン

プロシュット(生ハム)

店内はこじんまりした雰囲気で、イルスカンピンより店内は広く、店員さんは親切でアットホームなお店で有ります。店員さんも、イルスカンピンを訪れた方ならお分かりだと思いますが、イルスカンピン、イルボッリートはイタリア研修で良く現地のワイン生産地を訪れて、生産者と直にコミュニケーションを取ってます。そういう経験がワインを注文する時は、写真付きで生産者さんがどんな方かを説明してくれたり、料理がテーブルに出てくる際には、必ず現地の食材の説明を交えて料理の紹介をしてくれます。店員さんの話を聞いてると、料理に対しての造詣が深くなったように感じます。

さてと、今回注文した料理は、まず「白いプリン」からで、これは写メを見て頂けると分かるように、インスタ映えする料理。「イルボッリート」を代表する逸品で、デザートのように見えるが、エミリア=ロマーニャの美食の都とも呼ばれるパルマの一部地域でのみで作られるパルミジャーノチーズ。中でも、0.03%しか生産されていない希少な赤牛(ヴァッケロッセ)は乳量が少なくてタンパク質が高め、香りはバターのようで甘味が有るのが特徴。その希少な赤牛を使用したミルクから作ったプリンはクリーミーだがくどくない。上にはブドウの搾りかす。皿の周りにはふわふわのパルミジャーノレッジャーノチーズは芳醇美味。お店イチオシの料理に納得。

プロシュット(豚後脚の生ハム)は名門とされるガローニ社のハムで、約24ヶ月熟成のモモ、スネ、お尻の3種類の部位にフワッと香りと共に楽しめる薄さにカット。ニョッコフリットという揚げパンに乗せて食べるとその風味が広がり、生ハムの上に発酵バターが鎮座。生ハムとバターは初めての組み合わせですが、益々美味しさがグレードアップ。さすが、本番パルマの食べ方と感服。

今日のサラダ

茹で肉の3種盛り合わせ

メニューには無かったのですが、店員にサラダみたいなの有りますかと聞いたら出してくれたのが、「今日のサラダ」です。生野菜とリンゴ等を一口サイズにカットして、酸味の効いたドレッシングで和えてます。口の中で広がってた脂っぽさをスッキリとさせてくれます。

今日のメインディッシュは「茹で肉の3種盛り合わせ」です。1日煮込んだ肉厚牛タン、国産牛霜降りホホ肉に60℃で煮込んだ豚のフィレ肉の3種類で、お好みのソースに付けて食べます。牛タンは深みの有る味わいに、中はしっとり柔らかで表面はカリカリの食感。ホホ肉はフォークをスッと通すだけで身がほぐれていき、繊維のしつこさを全く感じさせず、トロッと口の中で溶ける絶妙な煮込み具合。フィレ肉は低温調理されたフィレは肉の旨みが中に凝縮されて、噛めば噛むほどその旨味が溢れ出てきます。どれも手の込んだ料理で美味しい。単品で注文するよりも、断然3種盛り合わせで頼んだ方がお得です。

ここまで食が進んだのですが、お腹が一杯で、お店自慢の「牛肉ボロネーゼ」までたどり着けませんでした(涙)しかし、デザートは別腹でして、メニューには載って無いのですが、デザートは有りますかと店員さんに聞くと、チョコレートは有りますと、出していただいたのが、「ナッツとチョコの盛り合わせ」です。濃厚なチョコの味わいが、白ワインとも合って、口の中でまったりと広がり至福の時を迎えます。デザートやサラダなどメニューに載ってませんが、店員さんが親切に対応するスタイルなので、何か困ったことが有れば色々と聞くのが、ベストなお店です。

残念だった事が一つ有って、本来なら何種類かのエミリア=ロマーニャ州の地ビールが取り揃えているのですが、訪れた当日は1種類しか置いてなかったことです。次回訪れた時には他の地ビールも堪能したいです。白ワインのオンパレードに肉料理の数々で、肉肉しい夜を過ごさせて頂きました。コロナ渦が治まったら、また訪れたいと思います。

ナッツとチョコの盛り合わせ

最後に微発泡酒と白ワイン

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