タモリさんが日本一と絶賛した立ち食い蕎麦屋 神谷町『そばよし』

港区,食べ歩き

年越しそばを食べようと、日本橋周辺の蕎麦屋を検索してたら、タレントのタモリさんが「日本一の立ち食い蕎麦屋」と絶賛した立ち食い蕎麦屋を見つけた。その時は、年越しそばで立ち食い蕎麦はちょっと嫌だな、別の機会でいつか食べに行ければ程度に思ってた『そばよし』。まさか支店を出してると思わなかったです。

タモリさんが日本一と絶賛した立ち食い蕎麦屋 神谷町『そばよし』

仕事終わりに神谷町エリアを歩くと、立ち食い蕎麦屋を発見。道路沿いの窓から店内を覗くと、人が居ない寂しい雰囲気が漂ってます。お昼時は混むのだろうが、夕方になれば、神谷町と言う土地柄の影響で、客足は遠のくのだろう。

蕎麦が食べたい気分になったので、何も考えずに何気なく入店した。店内は鰹節の段ボールが張られており、何か変わった雰囲気を醸し出してる。メニューボードを眺めると、丼物のセットが数多く揃ってる。鶏そぼろ丼、しらすおろし丼、興味が惹くメニューが並ぶと、おかかごはんのPOPが別の壁に飾られてる。

受け渡しのカウンターを見ると、かき揚げと野菜天ぷらが並んでる。作り起きなのでしょう。それを見た私は、天ぷらでなく山菜そばと半ライスを食券で購入。

店内の壁に飾られた某雑誌に掲載されてるコラムの抜粋を眺めると、以前に日本橋周辺で気になってた立ち食い蕎麦屋の支店と判明。ちょっとした驚きと共に期待が増幅されます。

『そばよし』の一番の特長は鰹節問屋直営の立ち食い蕎麦屋だということ。鰹節たっぷりのスープが美味しくて評判なだけでなく、そばつゆには化学調味料を一切使用せず、そばは生麺を茹でたてで提供してくれます。また、本社ビル3階の工場で鰹節を削る際に発生する粉鰹節を、鰹節かけ放題のおかかご飯として、登場させた所、超有名な逸品へと成長を遂げました。

蕎麦は細目で、出汁は濃くすっぱい味。鰹節ご飯は良いアクセントになって、旨しです。蕎麦にご飯と交互に食べるコラボレーションは、至福の時を増幅されます。タモリさんが日本一と賞賛した立ち食い蕎麦屋さんだけのことは有ります。

ゴールデンウィークが明けて、寒暖差が激しい日々を過ごす中で、神谷町周辺を散策してると、無性に蕎麦が食べたくなります。神谷町エリアを歩くと、パブロフの犬のように、『そばよし』で蕎麦が食べたいと反応するのでしょう。

今日は『そばよし』の野菜天ぷらはなす、レンコンにさつまいもの3点。野菜だけでは物足りないので、鶏そぼろ丼をセットで注文。

温かい出汁をかけられて、天ぷらは程よい感じに温かくなってます。鶏そぼろ丼は刻み海苔がご飯にかけられていて、その上にそぼろを乗せて有ります。そぼろの甘い出汁が汁だくになっており、かけ込むむように胃袋へと入ります。何度訪れても変わらない味に、今日も満腹で店を後にするのでした。