今週から新馬戦が始まります。話題の新種牡馬のモーリス・ドゥラメンテがどんな活躍を見せるのか興味津々ですが、それ以上に去年デビューのキズナ・エピファネイア産駒も活躍を見せるか、はたまたダークホース馬が登場するか暑い夏がやってきます。
シルクホースクラブ 2020年度1歳募集予定馬を発表!!
先日シルクの2020年度1歳募集予定馬リストが発表された。
募集金額や預託調教師は後日の発表になるが、今年も豪華なラインナップで目移りがします。
何と言っても、最大の目玉はショウナンパンドラ’19(牝)では無いでしょうか!!国内最高種付け料のロードカナロアを父に「ようこそ、シルクホースクラブへ」と言いたくなる名牝の子が登場。今年の牡馬クラシックを賑わしたサリオスの半弟サロミナ’19(牝)はディープインパクトではあまり成績が芳しく無いのですが、今回の募集馬どんな感じに仔なのでしょうか?セレクトセールで約6億円の高額落札で話題を呼んだアドマイヤビルゴの全弟、イルーシヴウェーヴ’19(牡)もディープインパクトの仔です。セレクトセールに出ずにクラブの一口馬主で募集とは、今回はハズレなのか?疑心暗鬼に陥ります。
ウィルパワー’19(牝)は春秋マイルG1を制覇したインディチャンプの半弟ですが、今回は父にキンシャサノキセキだけに「スプリントの春秋制覇を目指すのでしょうか?」と気になります。ツルマルワンピース’19(牝)は有馬記念優勝馬ブラストワンピースの全妹。その他にもG1制覇した名牝のラインナップで今年も争奪戦が激化され、ゲンナマが飛び交うのでしょうね!!この間の実績を見ただけで宝くじを当てる以上に、シルクの一口馬主は当選するのは難しいかも知れないです。
そんな中でアイムユアーズⅡ’19(牝)が目に飛び込んでくるでは無いですか!!
今年話題のドゥラメンテを父に迎えて名牝ダイナカールの4×4のクロスにサンデーサイレンスやキングマンボのクロスまでも発生してる話題のスワーヴエルメの全弟かと、血統表を眺めてると全く違う馬にショックです!!同じ馬名って居るんですね、驚きました!!外国産馬なので、果たして人気になるかと少し疑問です。
現状は募集馬の写真も動画も見ていないので、ここで個々の募集馬を予想しても意味がないように思えますし、募集価格や調教師が発表されてない現状では、戦略の立てようもないです。更に、注目してた杉山調教師は40口クラブでは、社台ファームから一頭のみ預託です。シルクでは「杉山」の名前が載るのか注目です。
新種牡馬ドレファンとキタサンブラックの評価は!!
先も述べましたドゥラメンテにモーリスと今年デビューの種牡馬もラインナップに連ねてますが、明日以降の新馬戦に勝ち上がり具合で出資に大きな左右されると思います。またエピファネイアに関しては、サンデーサイレンスの3x4が成立してる現状から最終的に母父がどの馬かで選ぶ傾向になるでしょう。逆に、暴君と呼ばれ凱旋門賞にもっとも近くまで上り詰めたオルフェーヴルはたったの1頭募集とこちらは寂しい限りです。
新種馬に目を向けると、キタサンブラックにドレフォンですね。
キタサンブラックは国内獲得賞金額一位の競走馬で、馬体が大きく良い仔が生まれて、芝ダート併用で活躍するのではと期待します。セレクトセールでも去年そこそこの値段が付いてたので、競走馬としては注目された存在でしょうし、社台スタリオンステーションに繁養されてますから、今後も話題的な競走馬を生み出していくでしょう。
さてと、1番気になる存在は「ドレファン」では無いでしょうか?
ドレフォンは米国産で成績9戦6勝で、勝ち鞍が「ブリーダーズカップ・スプリント」、「フォアゴースステークス」等、G1は3勝です。
社台グループが種牡馬として購入して社台スタリオンステーションで繁養。関係者によると「突出したスピードがあった為に、短距離を走っていましたが、母父がゴーストザッパーで距離に対応する産駒も出てくるし、とにかく馬体、フットワーク、現役時のレースで活躍する下地が十分に有ります。」とまさにベタ褒めです。
米国からの輸入種牡馬が社台スタリオンステーションに導入されるのは、スウェプトオーヴァーボード以来15年ぶりのこと。サンデーサイレンスの血が飽和状態の日本においては、血の組み替えが必要なのは必須です。そういう意味では、短距離ダート馬「ドレフォン」が日本に輸入されたのは、ある意味失敗はしてもダートで走ってくれれば、そこそこ元は取れる保険をかけてのチョイスかと思います。成功すれば、まさにスピードに特化した名馬が誕生し、柳の下の二匹目のドジョウならず、ロードカナロに次ぐ種牡馬として期待してるのでしょう。
ドレフォンに対する個人的な見解は、ドレフォン産駒はアリかなと思います。
スーパー未勝利・3歳新馬戦の廃止と仕上がりの早さが求められる時代であり、2歳夏時期には走れる方が一口馬主には有り難い。ドレフォン産駒は仕上がりは早そうで、馬体も結構有ると生産地や育成牧場からのネット情報も有ります。
では、シルクホースクラブのドレフォン産駒に目を移すと、全て牝馬ばかり、、、!
牡馬ならダートでもツブシが効くと思ったのですが、結局は写真と動画を見るしか無い結論になります(笑)
今回の発表で一番気になったこと!!
今回のラインナップを眺めると、セレクトセール購入馬はアイリッシュシー’19(牝)とイオス’19(牡)の2頭。イオス’19は新冠橋本牧場生産馬ですが、そもそも社台ファーム産の繁殖牝馬だったので、購入したのでしょう。
それよりも興味があるのがもう一頭アイリッシュシー’19(牝)の方。生産がノーザンファームなのに、セレクトセールに出して、シルクホースが買い上げるとは、今巷の持続化給付金のような金の流れ!!取られたく無い相手が居て、買い戻したのか?それとも何か訳が有ったのかと疑いたくなる流れです。アイリッシュシーの初子で父は今年重賞多く獲得したキズナ産駒。とりあえず、アイリッシュシーは個人的にはどんな馬なのか、興味が沸きますが、早くカタログ届かないかと7月までが待ちどうしい日々です。