フィルメーザのデビュー戦、まさかの34馬身差の大敗

一口馬主

新種牡馬として活躍が期待されてたモーリスですが、6月の不振で一口馬主での募集でも不調みたいです。それでもデビュー戦での勝利する競走馬も増えてきたので、今後は人気を集めてくる予感は大です。

フィルメーザのデビュー戦、まさかの34馬身差の大敗

期待の愛馬フィルメーザのデビュー戦でまさかの大敗、しかも34馬身差の最下位。ストームハートのデビュー戦以来の大敗が起きたのですが、個人的にはココまで弱い馬に出資した自分の相馬眼の無さに悔やむばかりです(涙)。とりあえず、大本営(広尾サラブレッド倶楽部)の発表は以下の通りです!

8月2日(日)札幌5R 2歳新馬(芝2000m)に柴山雄一騎手騎乗、スタートに若干躓くと、最後方からのレース運び、3~4コーナーにかけての勝負どころで仕掛けることも出来ずに、差が開く一方で結果は7頭立ての最下位終わる。
○小手川調教師のコメント○
「札幌入り後から今日までテンションは大丈夫でしたが、まだメンタルが高ぶりやすかったり、背腰が疲れやすかったりする面がありますからね。手加減しながらの追い切りとなっている分、調教量が足りていなかったのかなと。3~4コーナーで離されてしまったように、競馬に行ってスイッチが入りませんでした。現状から洋芝は悪くないかと思っていたのですが…」
○広尾サラブレッド倶楽部からのコメント○
成長途上にある本馬の心身を気遣いながらの調整となっており、まだ本格的に負荷をかけていない段階。それだけに今回は追走で手一杯となってしまいましたが、この経験も糧にしつつ、徐々に前進を図っていければと考えます。なお、このあとは、「美浦に戻して一旦リフレッシュ放牧へ。馬に合わせるように少しずつ攻め馬の強度を上げていきたい」(師)ところです。

フィルメーザのデビュー戦を観て、良くもまあこの状態でレースに出走させたなのとの感想だけです。某ネット掲示板の書き込みでも、ただデビュー戦をする為に札幌まで行って、惨敗したので放牧しますでは、旅行に出掛けただけと書き込みが散見しました。個人的にも、デビュー戦が大敗したとはいえ、そのまま札幌に留まって芝の未勝利戦やダート戦の適性を見るために、あと1、2走は出走して欲しかったのですが、、、、これでは何の為に札幌まで行ったのかと思います。
特に札幌までの輸送費はJRAが負担するので、問題は有りませんが、トレセンから放牧先は馬主持ちなのは以前「ブロック制」で話しただけに、怪我もせずに1レース走って放牧では経費が嵩む一方なのを、広尾サラブレッド倶楽部はどう考えてるかと思います。

最近良く思うのは、馬の資質よりも人の資質に重きをおいて、出資馬の選定をした方が良いように思えます。カタログから馬を見ても、チョイスした馬が1勝あげるか等は、プロが見ては確かでは無いのが現状である(怪我などの引退も含む)。そういう意味では、育成と出走するレース選びの上手い調教師から競走馬を選択するのもひとつの手だと思います。

8月5日に美浦トレセンに戻ってきたフィルメーザちゃんは、とりあえず数日ほど様子を見た上で、岩城ステーブルへ放牧に出る予定となっています。関係者のコメントは以下の通りです。
○小手川調教師のコメント○
「急に暑いところにきましたので、補液など輸送後のケアはしっかりと。馬は元気にしており、飼葉も食べてくれていますよ。レース後は歩様に見せないまでも、両前のソエを少し気にし始めていますので、まずはこれを治めてから。おそらく秋口になりそうですが、調教の強度を上げていければと考えます」
○柴山騎手のコメント○
「前走はゲートをうまく出られず、外にヨレ気味のスタートに。攻め馬の感じではもう少しやれると思っていたのですが、道中で周囲から離され一頭になってしまい、余計に進んで行かなくなりました。初戦からあまりバチバチとムチを入れるのもどうかと思いまして…」

とりあえず、あまり良くない状態でデビュー戦を迎え、無事に戻ってきたフィルメーザちゃんにはお疲れ様の一言で、次は着差を縮める走りに期待したいと思います。