ドリームアジェンダ、デビュー戦は惜しくも2着

一口馬主

キタサンブラック産駒の活躍が芝ダートとも目覚ましいように思える。大きくしなやかに駆けるフォームは不良馬場も苦にしない。重賞馬はまだ輩出してないが、大いなる活躍が期待出来そうだ。一口馬主としては、注目の種牡馬である。

ドリームアジェンダ、デビュー戦は惜しくも2着

台風14号は近づく中で施行された中山競馬場のデビュー戦。ドリームアジェンダちゃんは一番人気押され、まさかまさかのデビュー戦初勝利も期待されました。ただ台風の影響で不良と化し馬場を、ちゃんと走れるのか心配でした。

ゲート出はまずまず良くスタートからダッシュも利いて、道中は2番手を追走します。直線手前で早めに抜け出して押し切りを狙うも、4·5番手で追走の馬に残り100m付近で交わされてデビュー戦は惜しくも2着で終えています。大本営(シルクホースクラブ)の発表は以下の通りです。

栗田徹調教師のコメント(2021年9月21日)「帰厩してから何度かスクミを見せることはありましたが、環境の変化に慣れてからはコンディションが安定していましたし、南Wコースで良い動きをしていましたから、1番人気に推されていたように初戦からかなり期待していました。道中のレースの形はとても良かったと思うのですが、直線に入る前に早めに先頭に立つ形となってからはコーナーで物見して膨れましたし、何より手前を替えてくれなかったので最後はギアが上がってきませんでしたね。騎乗した武史(横山武史騎手)は『能力の違いで早め先頭になってしまったのが誤算でした。抜け出してから手前を替えず、勝ち馬に後ろから並ばれそうになったところで、再度エンジンが掛かるような感じだったので、その辺りの幼さがまだあります。攻め馬の感じから1度叩かれて良くなると思っていましたし、それにパワータイプでしょうから、今日みたいな不良馬場よりも乾いた馬場の方が良いのかなと思います。負けはしましたが、レースに慣れればすぐに勝てる馬ですよ』と話していました。また、初めての競馬だったからか、装鞍所では自分でカリカリするところがあり、パドックでも尾を振って、時には尻っ跳ねする仕草もありましたので、今後もその辺りは注意しておく必要がありそうです。今後については、これだけ馬場の悪い中で出走することとなりましたので、まずはトレセンへ戻って脚元をよく確認してから決めたいと思います」

とりあえず、負けて強しのデビュー戦でした。デビュー戦で1番人気を集めたので、馬券を購入して頂いた方のは申し訳が無い結果とはなりました。しかし、直線を向いた瞬間は勝ったと思ったのですが、坂差し掛かると急激にブレーキが掛かったみたいに失速し、3着まで後退するかと思ったのですが、何とか2着に粘りました。

正直な話ですが、ドリームアジェンダちゃんは、今回手前を変えずに走ってたのですが、手間は変えて走ることが出来るか心配です。まさか手前を変えずに走ってたことが、スクミの原因だったら、重大な問題ですから。とまれ、無事にレースを終えたドリームアジェンダちゃんは一旦ノーザンファーム天栄へ放牧に出されて未勝利脱出為に調整に入ります。次回は是非良馬場で完勝して欲しいと強く願うのでした。