一口馬主を始めよう!!クラブ選び入門編

一口馬主

『青汁王子』と呼ばれていた健康食品販売会社「メディアハーツ」の社長、三崎優太容疑者が脱税容疑の疑いで東京地検特捜部に逮捕された事件は各方面に波紋を広げている。同容疑者は昨年にJRA馬主資格を取得して、競走馬の競り市・セレクトセールで計4頭を2億2400万円で購入して話題になったが、今回の事件よって馬主資格はどうなるかという点。

「日本中央競馬会施行規程」によると「禁固刑以上の計が確定した場合、取り消し」となる。

当容疑者は容疑を否認してるために、裁判は長期化されると思いますが、競馬界のダメージは大きくなると思われます。

一口馬主を始めよう!!クラブ選び入門編

一口馬主に参加するには、クラブ法人に入会し希望の競走馬に出資して始めて一口馬主になれるのですが、日本におけるクラブ法人は大小20ほど存在し、入会費無料や口数の大小等とそれぞれ個性的な運営を行うクラブ法人ばかりです。
競走馬の調達や育成に関しては大きく3種類の牧場系、バイヤー系、折衷系の3種類のクラブ法人に分類されると思います。

独立牧場系

①社台グループ系
代表的なクラブ:
40口:社台サラブレッドクラブ、サンデーサラブレッドクラブ、G1サラブレッドクラブ
400口:キャロットクラブ、シルクホースクラブ

社台系と言えば、日本競馬界に置いて燦然と輝く功績を持つ名門牧場社台ファームを母体にしたグループです。一口馬主の歴史も旧く、通年賞金額ランキングでも社台系クラブ法人グループが上位を独占してる状態が通年化されてます。
社台系に出資すれば、必ず儲かるとう言うフレコミから、毎年募集の時期は競争率が高く抽選待ちの人気を誇る大手クラブ法人です!

②その他の独立牧場系
代表的なクラブ:ロードサラブレッドクラブ、ノルマンディーオーナーズクラブ、大樹レーシングクラブ、ワラウカド

社台系に比べると、繁殖牝馬が偏りが多く見られ、毎年同じ繁殖牝馬が見ることが多い。その為、各牧場の成績、経営方針、特徴等に良くも悪くもクラブ法人にダイレクトに反映しやすい一面を秘めている。
社台系に比べると、募集時の競争率は低いため意外と出資に考える余裕があります。

③複合牧場系
代表的なクラブ:ユニオンオーナーズクラブ、ターファイトクラブ、ローレルクラブ

馬産地で有名な北海道日高地区、新冠町などの生産牧場を中心に「馬産地直結型」を合言葉に募集するクラブ法人です。各生産牧場が競走馬を提供する為に種牡馬のラインナップもバラエティー豊富なのが魅力の一つです。
生産牧場からの提供のために牡馬よりも牝馬のラインナップが多く 、庭先やセリ市場に出展する生産牧場も多い為に有力な競走馬が集まらない一面も秘めている。
また、生産牧場から経由の為に調教師探しでも、有名所の調教師に競走馬を預けられない一面も有るので注意が必要。

バイヤー系

代表的なクラブ:友駿ホースクラブ愛馬会、広尾サラブレッド、東京サラブレッドクラブ

独自に牧場を巡って買い付けを行ったり、セリ市場に足を運んだりと競走馬を購入するのがバイヤー系の特徴です。
その為、繁殖牝馬が偏る牧場系に比べて、毎年の募集馬のラインナップは新鮮味が多い競走馬が多いのも特徴の一つに挙げられます。
ただ、セリ市場などの影響や買い付け価格に経費を上乗せされる為に、募集価格が牧場系よりも割高になる傾向があります。

折衷系

代表的なクラブ:ラフィアンターフマンクラブ、ウインレーシングクラブ

生産馬もセリでの購入馬もどちらに片寄る事なく提供するクラブ法人。育成方針は一貫して独自に行い、早期デビューを目指すのが特徴的です。

抽選殺到クラブと様子見出来るクラブ!!

大まかに大小クラブ法人を選別しましたが、色々と個性的なクラブ法人が多くて、頭が混乱しそうになります。

簡単に整理すると、社台系のクラブ法人は人気が殺到する為に、好みの競走馬が見つかっても、社台系クラブは毎年6月くらいから募集馬を発表し抽選殺到のために、好みの競走馬を選ぶことが出来ないのが現状です。
クラブ法人に長年出資をしてると、特別枠で希望の競走馬に出資をすることも可能です。まあ、初心者にはちょっとハードルが高いでしょう!!

それに反して、非社台系のクラブ法人ですと、応募が殺到しないために、ある程度の期間は様子見が出来る競走馬もチラホラ見られます。最近は、クラブ法人のホームページやブログで、お目当ての競走馬の近況をチェック出来たり、一口馬主愛好家のブログでも批評が出たりと参考にしながら競走馬を判別する参考になるため、じっくり腰を据えて選びたい人には良いかもしれないです。

今回は12月から一口馬主を始めたので、社台系クラブ法人への出資は不可能に近いです。ディープインパクト産駒が見られますが、出資額が高価なので回避です(笑)