怪物級の驚異の配合2☓3、タッチアス2017!

一口馬主

世紀の決戦と注目された安田記念。
前評判の高かった二強がまさかの崩れ、アーモンドアイと同じシルクホースクラブ所属のインディチャンプが優勝。優勝を期待して馬券を投票したダノンプレミアムはまさかの最下位。スタート直後に武豊騎手騎乗のロジクライに寄せられ不利を受け形に。中内田調教師曰く「出遅れではなく邪魔をされてあの形に。それが全てです。」のコメント。ゴール入線後にには川田騎手が下馬したので、何事も無ければ良いのですが。

話題のロードカナロアを輩出したロードサラブレッドオーナーズ

さてと、時をかなり戻しましょう!!
一口馬主を始めようと色々とクラブ法人を模索してた時に、サイトで怪物級と話題になった馬が1頭いました。その名はタッチアスの2017。ロードサラブレッドオーナーズでの募集競走馬です。

○2018、12、14時点のスタッフのコメント
「同世代32頭の中で最もバネがあって非常に柔らかい走りを披露。現状は芝向きの印象でしょう。ただ、血統は全く異なりますが、過去のロードHC所属馬で乗り味がそっくりなベルフィオーレがダート3勝。どのようなタイプに育つか興味深いです」

○2019、01,15時点のスタッフのコメント
「この仔はかなり期待できそうです・・・と管理予定の木村調教師へ伝えたばかり。十分に力の感じられるフットワークを見せており、跨った感触が本当に素晴らしいと思います。濃い配合も今のところは問題無し。体質や気性に悪影響は及んでいません」

このコメントを見た瞬間に、一口馬主愛好家の間ではザワザワとざわついたらしく、一気に口数が完売しました。
ちょうどこちらも一口参加に間に合って出資した次第ですが、今思えば同馬には法人クラブの販促コメントが余りにも過剰にも思えても、長年の各愛好家の出資条件に当てハマる為に完売したのでしょう。(この事はご述します。)

血統学における奇跡の血量!!

サラブレットの血統学に於いて、奇跡の血量と呼ばれる血統理論が存在する。

競走馬の種付けに於いて、4代前祖先(6.25%の血量)と3代前祖先(12.5%の血量)が共通の馬となる場合に「4☓3のインブリード」と言い、血量が6.25%+12.5%=18.75%となり、この割合を奇跡の血量と呼ぶ。

スピードやスタミナの向上を求めたサラブレットの歴史に於いて、近親配合は祖先の能力を大きく引き伸ばす手段として日常茶飯事のように配合されましたが、血が濃すぎると虚弱体質や気性難などの弊害を引き起こすと言われてます。そのギリギリのバランスの血量配合が、奇跡の血量18.75%と考えられてます。勿論、すべてのサラブレットがこの理論に当てはまるとは限りませんが、サラブレットの歴史を振り返ると多くの名馬が血統上に奇跡の血量を持ったサラブレットが多数存在するのです。

日本に於いては、1951年にザテトラークの3☓4である伝説の名馬トキノミノルが10戦全勝で東京優駿(日本ダービー)を制し、ファンから天馬と呼ばれ、有馬記念でテンポイントと死闘を繰り広げたトウショウボーイハイペリオンの3☓4も奇跡の血量です。

サラブレットの血統学に於いて、多くの名馬に血統表に奇跡の血量が含まれてるので、生産牧場はどのような配合がより強い競走馬を生み出せるかと常に配合に気にしてるのです。

驚異の配合2☓3、是か非か!!

最近のトレンドは、サンデーサイレンスの奇跡の血量、若しくははサンデーサイレンスの3☓3と言う競走馬の配合を試みる生産牧場が多く存在してきてます。ただ、3☓3は先にも述べた虚弱体質に気性難を生み出す結果が多く、3戦3勝で東京優駿(日本ダービー)を制したフサイチコンコルド(ノーザンダンサー3☓3の虚弱体質は有名な話です。

少し血統学の前置きが長くなりましたが、タッチアス2017の血統表を眺めると!!

A.P.インディの2☓3!!

(つд⊂)ゴシゴシ
(つд⊂)ゴシゴシ(つд⊂)ゴシゴシ
(つд⊂)ゴシゴシ(つд⊂)ゴシゴシ(つд⊂)ゴシゴシ

はい?!!
A.P.インディの2☓3!!(驚)

誰だ、こんな配合を考えたのは、
有り得ないでしょう!!(笑)

まさに評判が良いわけですwww
この配合が是か非か、はたまた前評判の高さはこの配合の賜物か?
2☓3配合の競走馬を探してみると、居ました凄い名馬が、、、
凱旋門賞連覇した最強牝馬エネイブルサドラーズウェルズ2☓3)がいるではないですか!!まさか凱旋門賞目指す競走馬(笑)。

さてと、そんなタッチアス2017に一口馬主として出資を駆け込みでしたのですが、現在のタッチアス2017と言えば、名前をロードスラッシュと改名し、美浦の木村哲也厩舎へ無事に入厩。4月12日(金)美浦・ダートコースでゲート試験に挑戦し、無事に試験を合格。現在は千葉のケイアイファームで調整中です。

○2019、05、28時点のスタッフのコメント
「5月24日(金)に半マイル52秒6、ラスト12秒7をマークしました。それなりにお釣りを残す状態。道中に若干フワフワしていたとは言え、及第点を与えられるでしょう。前回の滞在時に比べて着実に成長。木村調教師と移動プランを話し合います」

そろそろ新馬戦へ向けて、再度入厩すると期待が膨らむばかりです。