久しぶりのロードスラッシュ、まさかの激走!!

一口馬主

ついに競馬関係者からも感染者が発覚。こうなると感染拡大で競馬開催自体も危ぶまれる勢いですが、一口馬主としても何とか拡大しない事を祈ります。

久しぶりのロードスラッシュ、まさかの激走!!

前走、中山ダート戦に臨んだロードスラッシュくん。
応援に向かった拙僧の声も届かずに惨敗。

父マジェスティックウォリアー産駒はダートの勝率が高いだけに期待したのですが、ロードスラッシュくんはダート適性がないかと思うほどの惨敗を目の当たりにして、ちょうど一年前にロードのサイトで素質に大絶賛された書き込みを見て出資を決めた拙僧は、やるせない気持ちで競馬場を後にしたのです。

さてと優先権を獲得出来なかったロードスラッシュくんは、千葉ケイアイファームで調整に入るのですが、東京競馬場これがまた順調に進まなく四苦八苦です。戻った当初は背中の疲れが抜け辛い感じが見えた為に、ショックウェーブ治療を行なって体調を戻しますが、今度は15-15を行なった際はハミを噛んだり、抜いたり・・・と結構チグハグ。やはりメンタルが不安定で綺麗なラップを刻めず。外見のボリュームが出て来た通り、具合は悪くないのでメンタルな面を見せる場面も。この状態で東京競馬場での復帰もままならずに、調整は遅れに遅れてすっかり忘れた状態になったロードスラッシュくんは2月18日(火)に美浦トレセンへ帰厩しました。それでも調子は今ひとつで復活の兆しが見えない状態でした。大本営の発表は以下の通りである。

2020.3.11
ロードスラッシュは、3月11日(水)重の美浦・ウッドチップコースで5ハロン68.5-53.2-39.4-12.7 4分所をゴール前仕掛けています。併せ馬では馬なりの相手の外を0秒4先行して同時入線。短評は「順調に乗り込む」でした。体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。
・木村調教師 「徐々にピッチを速め、3月11日(水)はウッドで70秒を切るぐらい。スッと動けずに乗り手がプッシュせざるを得なかったように、現状は物足りなく映ります。食欲も旺盛とは言い難い感じ。コンディションを慎重に見極めながら態勢を整えたいです」

2020.3.18
ロードスラッシュは、3月18日(水)良の美浦・坂路コースで1本目に55.3-40.1-25.7-12.7 強目に追っています。短評は「久々も動き軽快」でした。体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。
・木村調教師 「計画に沿って稽古を積んでおり、3月18日(水)は55秒3のタイムで頂上へ到達しました。今のところは走りがそこまで変わって来ず、良化がスローな印象は否めません。飼い葉についても依然として細いまま。胃薬等を使って改善を図っています」

帰厩したロードスラッシュくんは復調の兆しが見えず、ここで木村調教師は思い切った行動に出ます。それは何と3月28日(土)中山・3歳未勝利・ダート1800mに石川裕紀人騎手56kgで出走登録にしたのです。
○木村調教師のコメント○
「3月25日(水)はポリトラックで併せています。動き、コンディション共に好調時に比べると物足りなく映るとは言え、相応の追い切り本数を重ねて態勢が整って来た印象。今週の中山に組まれるダート1800m戦に石川裕紀人騎手で投票しましょう」

前走とは見違えるほどの走り、ロードスラッシュくん!

正直な話、復調の兆しも見えないロードスラッシュくんが惨敗をした同条件のレースを出走するとは夢にも思えず、個人的には芝でもう一度走らせて欲しい気持ちが有ったので、今回も惨敗するだろうと思ってたのです。唯一の望みは、登録した出走馬の組み合わせと石川裕紀人騎手が騎乗してくれること。

石川騎手と言えば、メリディアンちゃんのデビュー戦で2着に持ってきた若手実力騎手だけが淡い期待が高まります。掲示板に乗れば優先権獲得出来るのですが、復調の兆しも見えないロードスラッシュくんは惨敗して再度ケイアイファーム戻りの確率が高いと正直期待をしてなかったのです。

そんなロードスラッシュくんは前回とは全く違った走りを見せるのです。
大本営(ロードサラブレットオーナーズ)の発表は以下の通りです。

ロードスラッシュは、3月28日(土)中山2R・3歳未勝利・ダート1800mに石川裕紀人騎手56kgで出走。16頭立て6番人気で4枠7番から平均ペースの道中を2、2、2、1番手と進み、直線では内を通って0秒4差の3着でした。馬場は良。タイム1分56秒5、上がり40秒2。馬体重は増減無しの456kgでした。
○木村調教師のコメント○
「オーソドックスに乗って欲しい・・・と伝えて送り出しました。スタートが上手く決まり、砂を被らなかった部分が好走に繋がった印象。また、チークピーシズの効果も得られたように思います。最後まで手を抜かず、精一杯に頑張ってくれた・・・との鞍上の感想。本調子とは異なるものの、現時点の力を全て発揮できたでしょう。5着以内の権利を確保。レース後の反動を見極め、可能な限りは使って行きたいです」

揉まれ弱い一面を持つロードスラッシュくんは木村調教師の指示通りに、石川騎手のそつない騎乗が功を奏し、先手でコーナーを周り最後の直線では、トップに躍り出てまさか勝つかもと思うほどの走りぶりでしたが、最後に刺されて3着でした。これが本調子ならば、優勝も有りえたかも思うほどの走りぶり。前走とは同じ競走馬とは思えないほどの走りっぷりでした。今回優先出走権を手にしたロードスラッシュくんは次回の走りに期待が膨らみますが、木村調教師のプランは既に決まってるみたいです。

2020.04.01
ロードスラッシュは、レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。
○木村調教師のコメント○
「頑張って走ったなりの疲労感が漂っているだけに、もう少しの間は慎重に様子を見守るべきでしょう。このまま順当な回復が叶うようであれば使って行きたいところ。石川騎手の都合も考慮しつつ、中山と福島の両睨みになる可能性が高いと思います」

次走も石川騎手が騎乗する事が内定してる口ぶりの木村調教師の発言ですが、今度は福島か中山かどちらで走るのか、大いに期待が膨らむロードスラッシュくんです。