ストームハート、中央復帰戦惨敗!!

一口馬主

天皇賞・春でフィエールマンが見事に優勝。
キタサンブラック以来の春盾連覇を果たした。個人的には馬券をハズし、意気消沈の思いで夕方を過ごした。これまでノーザンファーム天栄の不調が叫ばれてる中での、今回のG1勝利は去年有馬記念からの負の連鎖を断ち切る結果になるのではと期待を寄せる。史上最強馬と呼ばれるアーモンドアイを破って、ワンツーを決めたノーザンファームしがらきに一矢報いて、これから復調のきっかけになるだろう。

ストームハート、中央復帰戦惨敗!!

遂に中央復帰戦を迎えたストームハートちゃんでしたが、結果は12着の入線。
ポンとゲートを飛び出し、前半は単独2番手につけて行きましたが、直線残り200mを切って徐々に後退。メンバーを見渡す限りでは、混戦模様の感も有ったのですが、地方3連勝の勢いも続かずに見事の敗退。見てる限りでは、行き足は良いのですが、久しぶりの芝のスピードに適応出来てない感じが見受けられます。もっと坂路で鍛えるべきに見えます。レース後、大本営(広尾サラブレット倶楽部)の発表は以下の通りです。

「ペースもそこまで速くなかったですし、今回ぐらいのメンバーであれば、これだけ負けるはずはないですからね。もう少ししっかりと走って欲しいところでしたが、今日のレースレベルにおける進み方などを見ますと、結果的には芝への適性がもうひとつだったと言わざるを得ません。ただ、スタートセンスは抜群ですので、なるべく脚を溜めながら、速い脚を活かしていければと思います」(野中調教師)
◆1勝クラスに入ってもスタートの反応は他馬にヒケを取りませんが、目論見ほどには芝レースで良さが活きなかった様子。最後まで押し切ることができず、着順を下げる格好となってしまいました。なお、このあとは、「優先権が獲れず、いつ使えるか分からない状況だけに、想定を見ながら考えていきたいところ。秘めるものはある馬だと思っていますので、改めてダートで巻き返しを図っていく」(師)予定になっています。(HTC)

4月30日、グリーンウッドへ放牧に移動。
「レースで右前肢の外側をぶつけて帰ってきたようで、当初は気にする素振りを見せていましたが、昨日で治療が終わり、もう痛みは引いている様子。程度は悪くなく、着々と快方に向かっている状況です。ダート短距離の混合戦はレース数に限りがありますからね。ここは一度放牧に出し、適度に節をあけてから次走へ。回復状況や想定を見ながら、帰厩のタイミングを検討していきましょう」(野中調教師)

個人的見解から言えば、馬体重がデビュー戦以来初めての490kgを割り込み、調整不足だったのではと思う。データ的にも、野中厩舎は外厩明けの初戦よりも、在厩のトレセン調整の方が勝率は良いのです。そう言えば、ストームハートちゃんはデビュー戦で大敗して、2、3戦目で尻上がりに戦績が上向き始めていた。そう言う意味では、優先権利さえ取れば、今後に期待出来るが、ストームハートちゃんは外国産馬。混合戦(外国馬が出走可)もコメント通りに限られるのも確かです。次はどんな走りを見せてくれるのかと期待したい。とりあえず、復帰戦は苦い思い出になった。