タリアトーレ『ナローショールカラーソリッドジャケット』購入レポート

インポート

秋冬モノのファイナルセールに突入して、最大割引MAX状態で叩き売りが始まってます。私にとっては欲しいモノが無く、たぶん衝動買いで財布のヒモが緩む程度しか想定しておらず、大物買いは今年はないでしょう。個人的には春夏に目が向いてます。

タリアトーレ『ナローショールカラーソリッドジャケット』購入レポート

去年の夏に欲しいモノリストを公開してから、色々と物色したり、購入したりとコンプリートを目指して頑張って来ました。正直、黒靴は色々と持ってるので、黒ジャケットだけでも購入したいと、色々とサイトや店舗で探してたのですが、好みのジャケットに巡り会えずにいました。しかし、遂にBEAMSのアウトレットサイトで気になる黒ジャケットを発見し、迷った挙げ句に、ポチりと逝っちゃいました(笑)

久し振りに欲しい物リスト作ったら、ブラックマン
突然ですが、皆さんは「ココンチ」の単語をご存知でしょうか?某ブログを閲覧してたら、服の紹介で使われ単語ですが、私は全然知らずに、何処かの新しいブランドの名前かと思ったのです。「ココンチ」の意味は、80年代初頭に使われた表現。普通は人の家を指...

TAGLIATORE(タリアトーレ)とは

十数年前ほど、イタリアのジャケット・スーツブランドのボリオリが産み出したアンコンジャケット『DOVER』が飛ぶように売れ、空前のイタリアブランドブームの幕開けとなる。その後、ラルディーニ、タリアトーレは、アンコンジャケットの御三家と呼ばれ、現在も人気を博してる。

ブランドネームの『タリアトーレ』は、イタリア語で”裁断士”を意味し、その名の通り両脇からウエストを絞った立体的なフォルムは、卓越したカッティング技術に支えられていま す。さらに厳選した素材と組み合わせることで、クラシックテイストを醸し出しつつ、南イタリアらしい柔らかさと力強さを演出します。

ジャケットの表現力に関しては、ボリオリは保守的、ラルディーニは王道スタイル、タリアトーレは右斜め上をいく感じです。良く言えば、『色気』『ド派手』です。私が一番最初に購入したタリアトーレのジャケットは、ド派手なタータンチェック柄です。何故購入したのか、今では不思議ですが、タリアトーレのジャケットには魔法がかけられてます(笑)

タリアトーレのオーナー兼クリエイティブディレクターのピーノ・レラリオ氏は、ピッティUOMOに良く登場します。スキンヘッド、口元の髭にド派手な柄のジャケット。シャツの釦は上から3つまで空けて、胸を露にして、スナップ写真に登場します。まさにイタリア人、ちょいワルおじさんの代表格です。

余談ですが、イタリアの男性はシャツは、下着と同じ感覚です。簡単に言えば、肌着=シャツの概念です。なので、イタリア人はシャツにジャケットを羽織る率は高く、日本人が良く着るTシャツにジャケットは子供のスタイルと考えてるみたいです。

少し脱線をしましたが、ピーノ・レラリオ氏は5歳からサルトに出入りしていたそう。独創的センスの持ち主でもあり、デザインから縫製まで全工程を指示し、ブランドを取り仕切っています。

ピーノ・レラリオ氏が演出するジャケット、スーツは、立体的なカッティングにより、芯地が入ってないなんて嘘みたいに、シルエットの美しさは抜群で、美しい肩パットや芯地を極力排した着心地は見た目以上に快適。

タリアトーレと言えば、MONTECARLO(モンテカルロ)は、定番の人気モデル。アンコン仕立てでゴージラインが高く、高い位置からの強めのウエストシェイプが、まさにこのブランドといった感じ。着丈は短めで、着ると上半身がきゅっとしまったような印象になり、これに、ピーノ・レラリオ氏のように、シャツの釦は上から3つまで空けて、胸を露にし、男性的な胸板を感じさせます。これでちょいワルオヤジが演出って感じですか!

ナローショールカラーだから買い

今回はビームスで購入したモデルは『COSTA AZZURRA(コスタ アズッラ)』です。別注モデル『VESVIO(ヴェスビオ)』をベースに肩線が後ろに配される仕様にリクエストし完成したモデル『COSTA AZZURRA(コスタ アズッラ)』。美しいシルエットに、洗練された佇まいで大人のムード薫るひと品との事。モンテカルロよりもゆったりしたサイジングです。

BEAMSアウトレット品サイトで見つけたのですが、モンテカルロだと46サイズですが、コスタ アズッラだと、今迄道理で46を選ぼうか、少し大き目の48を選ぼうかと迷いました。ただ、先日紹介したオンラインショップBEAMSの返品ルールが変更になり、アウトレット品も返品対象になったお陰で、気軽に試着出来るの助かりました。

改善か、改悪か、BEAMSの返品ルールが変更
今日は大晦日です!1年の終わりを迎える中で、仕事してます。前日に掃除やお蕎麦も食べてるので、のんびりとサボりながら、ブログを書いてる次第です。後、数時間で今年も終わりますが、来年は良い年になるよう、頑張っていきたいと思います。

結局、試着した結果48が丁度良かったので、ロットを絞った方が良いかなと思ったのだが、本切羽仕様に加工して貰う時に見て貰いましょう。

サイト上では、フロントのボタンは2つでしたが、現物はボタンは1つです。しかも、メタルボタンになるので、ジャケットと言うよりもブレザーになるのでしょうか。毛100%で生地も良いものを使ってるみたいで、触り心地は良いです。

さて、今回はタリアトーレのジャケットを購入したかと言うと、ショールカラージャケットだからです。「ショールカラー」とは、エリの形の一種で、ショール(肩掛け)をかけたときのような形をいいます。エリの形がヘチマに似ていることから 「ヘチマ・カラー」とも呼ばれています。

後ろから前にかけて刻み目がなく、なだらかな線が続いた形を指します。細長く、曲線的に作られたデザインが特徴で、コートやニット、丈の長いゆったりとしたガウン、タキシードにも使われています。

余談ですが、燕尾服やタキシード等のラペルの装飾を、拝絹(はいけん)と言います。基本的に絹を使われますが、光沢の有る他の素材(サテン、タフタ)を使用します。

拝絹の起源は不明ですが、1840年頃から普及された拝絹は、社交場等のパーティーに出席の際に、当時男性の正装であった燕尾服が夜間のみの礼装となった。そのため、灯りが少ない当時、夜でも光沢により個人が認識できるように襟に絹地を貼り付けたのが始まりとされます。今でもタキシードの衿は光沢の有る素材が使われる由来となってます。

また話が脱線しましたが、今回購入したナローショールカラージャケットですが、生地は毛100%のソリッド生地で、衿も同じ生地を使用してます。ちなみに、ナロー意味は「細い」と言う意味です。

「フォーマルとカジュアルが表裏一体となった、他に類を見ないシックなジャケット。エレガントな着こなしを演出するナローラペルを採用し、タイドアップからニットなどに合わせたカジュアルスタイルにも好相性です。」とBEAMSのセールストークを引用しましたが、ピーノ・レラリオ氏が演出するショールカラージャケットは、カジュアルで着こなしても、遜色のない仕上がりになっており、格好良いです!

正直、ショールカラーのニットジャケットか、カーディガンが欲しかった私にとっては、今回のタリアトーレのジャケットを見た瞬間、「買いかな!」と思いました。アウトレット品と言う事も有って、値段は半額ですし、何より店員さんのコーディネートが参考になったのが大きいです。

そして、黒ジャケットは各メーカーいっぱい販売してますが、へちまのジャケットが珍しい格好良いです。流石、右斜め上を行くタリアトーレらしいジャケットです。

今回は白デニム、茶のタートルネックでコーディネートしてみましたが、スッキリした感じになり如何でしょうか。勿論、ブラックデニムで合わせても良いでしょう。そして何よりも念願のブラックジャケットを手に入れて、良い買い物が出来たと、とても満足してます。

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