伊勢丹紳士ファッション大市の戦利品!! 『L.B.M.1911』濃紺スーツ購入レポート

インポート,スーツ

新しくジャケットを購入しようかと考えてる拙僧ですが、新宿伊勢丹にカルーゾが2年ぶりに展示してあって驚きました。てっきり、伊勢丹では扱わないと思ってたブランドだけに心が浮きますが、何と3種類しか展示してなくて残念です。ただ店員さん曰く、「コートが入荷する予定が有るかも?」の情報に期待を膨らませながら、本当に入荷するか心配な拙僧でした。

伊勢丹紳士ファッション大市の戦利品!!
『L.B.M.1911』濃紺スーツ購入レポート

L.B.M.1911とは!!

『L.B.M.(エルビーエム)1911』は、100年以上の歴史をもつイタリアンラグジュアリーブランド「ルビアム」のカジュアルライン。

ブランド名「L.B.M.1911」は、それぞれ創業者”L”uigi “B”ianchiと創業地”M”antovaの頭文字を取り、さらに創業年の”1911”を組み合わせている。イタリアで100年以上と最も古いファクトリーブランドと言われており、1930年代に大量生産を導入した2代目エドガードは「イタリアファッション界のヘンリー・フォード」と称されている。大手メゾンに買収されることなく家族4代と続く経営を守り抜き、多くのブランドが製造を他の工場に外注している昨今において、ルビアムは創業初期から変わらず、創業の街マントヴァの工場で自社生産を続ける稀少なブランドである。スポーツラインとして位置づけされるエルビーエム1911だが、現在は象徴的なジャケットに加え、トラウザーズ、セーター、シャツやバッグ、靴、ベルト、マフラーまで扱うトータルブランドなコレクションを展開。伝統的な仕立て技術とアイデアを直に反映する生産方法で、高いクオリティを実現してさらなる発展を遂げるブランドです。

驚きのプライスに即買いで大儲け!!

今年の伊勢丹紳士ファッション大市は毎回書き綴ってますが、正直な話、在庫整理に励む三越伊勢丹の努力のお陰で、インポートブランドの展示が極端に少ないです。それにプライスを見ても、昔の割引価格に比べれば、お得感を感じないプライス設定でないのが、拙僧の正直な感想です。ただインポートブランドのプライスも高騰してる一面も有るので、ある意味その辺で相殺されてプライス的な魅力を感じない面も否定は出来ませんが、以前の伊勢丹紳士ファッション大市のイメージとは遠くかけ離れた印象です。

拙僧もそんな流れを感じたのか、開店時間に並ぶこともなくお昼過ぎに足を運ぶのが現状で、各ブースを見ても食指が動きそうなジャケットは存在せずに、ただ狭いフロアを行ったり来たりして、時間を潰す有様でした。それでもスーツを物色してると、気になる濃紺スーツを発見。イタリアブランドメーカー『L.B.M.1911』との初めての出会いです。

インポートブランド『ルビアム』はひと昔前までは店頭でよく見かけてましたが、カジュアルライン『L.B.M.1911』が日本で展開するようになってからは、『ルビアム』は影を潜める存在になる程の急成長を遂げた『L.B.M.1911』。日本においては、三越伊勢丹が別注として『L.B.M.1911』を展開してるのも一因なのでしょう。

話が逸れましたが、今回購入した『L.B.M.1911』の濃紺スーツは、生地はイタリア産のカノニコ社。「カノニコ」は創業から350年を誇る老舗中の老舗の織機メーカーで長い歴史があり、三越伊勢丹が別注で撥水加工を施したウール100%の生地で作り上げた『L.B.M.1911』のスーツです。

生地は厚めの秋冬モノですが、造りは裏がないイマドキのアンコン仕上げのスーツで、三越伊勢丹は『L.B.M.1911』に別注としてオーダーしてる為か、イタリアで良く見かける段返り3つボタンでなく、日本人が好きな2つボタンのスーツです。

裾はいつもダブル仕立てでお願いするのですが、今回はシングルでの仕立てにしました。特に深い意味合いは有りませんが、毎回ダブルばかりだと飽きが来るので、気分的な問題です。袖は本切羽に仕上げてでしたが、以前に書いた記事の通り回収に行ったら、本切羽に仕上げてなく、2度も新宿伊勢丹に行く始末です。紳士ファッション大市で大量の修理が有るのは分かりますが、伊勢丹においては、その辺のチェックはシッカリとお願いしたいです。

今回『L.B.M.1911』のスーツは通常ですと10万くらいのプライスですが、伊勢丹紳士ファッション大市での出品価格は何と2万円です。勿論、修理費用は別途ですが、それでもイタリアブランドーメーカーのスーツが2万円で買えるとは、まさに驚きのサプライズです。紳士ファッション大市の割引は50%が多い中で、70%に迫る割引率は久しぶりに思えます。今回は良い買い物が出来たと満足でした。今後もこういう掘り出し物が密かに出てくれないかと紳士ファッション大市の復権に期待をする拙僧です。