2022年度シルクホースクラブ募集馬、厩舎から勝手に真剣に考えてみる!!

一口馬主

安田記念は終わり、宝塚記念まで小休止の日々を迎えます。春の競馬は全く不調です、買い方が悪いのですかね。宝塚記念が終わったら、特定の重賞(函館記念、札幌記念、中京記念、北九州記念)以外は、お笑い芸人のキャプテン渡辺さんの予想をそのまま買おうと思う。理由は、キャプテン渡辺指んの去年の予想成績が良かったからです。勿論、今年も良い成績を残せるとは限りませんが、自分の予想よりもプロの予想に乗ってみるのも一興かと思います。

2022年度シルクホースクラブ募集馬、厩舎から勝手に真剣に考えてみる!!

シルクホースクラブの2022年度募集が発表された。現時点では、父、母、性別のみ発表されており、募集価格や預託厩舎等を6月下旬に告知される予定です。カタログの発送は例年7月上旬でしょう。さてと、今回は厩舎をスポットして、色々と考えたいと思います。

調教師や厩舎は美浦トレーニングセンター、栗東トレーニングセンターに所属します。ノーザンファーム生産馬も外厩制度を利用する為に、ノーザンファーム天栄とノーザンファームしがらきと東西のトレーニングセンターに対応するように配置してます。調教師は厩舎の馬房が限られてる為、競走馬を効率良く出走回数を増やす目的で、外厩制度を利用して日々調整してます。最初は、調教師にとっては外厩制度は良かったのですが、ノーザンファーム生産馬の勝率が上がると共に、天栄・しがらき場長の出走レースの選定等への発言力が増してきて、影のトレーナーと揶揄されるようになってきました。これはノーザンファームに限った事では無く、競馬界において、馬主が一番影響力がある世界なのですが、ノーザンファーム生産馬のG1や重賞での勝ち星を増えると共に、外厩での調整の成果として、真のオーナーの代理人として発言力が増した結果で有ります。

さてと、泣く子も黙るノーザンファーム天栄と同しがらきですが、そもそも調整スタイルにはお互いに一線を画します。ノーザンファーム天栄では、出走レース迄、ギリギリ手元に留めて調整を行い、厩舎に戻すのは、検疫の関係上も有りますが、約2週間ほどになります。それに対して、ノーザンファームしがらきは、ある程度の実力のある調教師には、最終調整を含めてお任せするスタンスです。ノーザンファーム天栄方式の方が、効率が良いように思われますが、実際には10日競馬と呼ばれるこの調整方法だと、最終調整で仕上げるのに厳しいと言う意見が有ります。実際に、ダービーでの勝率ですと、美浦所属馬よりも、栗東所属馬の方が勝ち星が多く、シャフリヤールやドウデュース等のダービー馬は関西所属のしがらき調整馬になります。以上の事柄を踏まえて、調教師に預託された出資馬の選別しないと、意外と後々トラブルの元になります。

調教師においてもタイプが大まかに3つに分けられて、ノーザンファーム専門の調教師個人馬主専門の調教師、最後にオールマイティーな調教師です。ノーザンファーム専門の調教師だと、美浦の木村哲也、宮田敬介両調教師が代表格です。そもそもノーザンファームで働いた経験もあり、強いパイプを持ってることから、場長との信頼関係も深く有力馬を多数預託される厩舎で有ります。実際に、去年の一口馬主の募集では木村哲也厩舎所属馬が最多数えるほど預託されます。逆に、ノーザンファーム系の一口馬主よりも個人馬主を重きに置いた調教師は、代表格としては友道康夫調教師、森秀行調教師、野中賢二調教師の名前が上げられます。たぶん憶測ですが、個人馬主がノーザンファームの競走馬を購入しても、美浦所属だと自分の好きなレースに出走出来ない影響が有るのかもしれないです。そうすると、ある程度調教師に出走レースも選べる権利があるノーザンファームしがらき調整馬へと個人馬主がシフトした結果、栗東所属調教師個人馬主得意とする調教師が増えたのかもしれないです。(あくまでも個人的な見解です)最後がオールマイティーな調教師です。一口馬主クラブでも個人馬主でも非ノーザンファーム生産馬でも、そつなく調整を行い成果を出せる調教師です。美浦の手塚貴久調教師、栗東の矢作芳人調教師がオールマイティー調教師に当てはまるように思えます(あくまでも個人的な見解です)ちなみに、両調教師の父は、地方競馬で調教師をされてた共通点が有ることは着目したい所です。

それでは預託厩舎も決定されてない段階ですが、これらの事柄を踏まえて、競走馬を選ぶ時は2パターンに分かれます。

美浦所属馬から出資馬を選ぶ時は、木村哲也厩舎、宮田敬介厩舎所属馬の中から、大体一口8万円の出資馬を選ぶのが効率が良いと思います。両厩舎は、先程述べた通り、ノーザンファーム天栄馬でも有力馬を預託されてる可能性が高く新馬戦の使い出しも早い為、かなりの確率でデビュー戦勝ちをする可能性が高いです。また、何故一口8万円台の出資馬を選ぶかと言うと、使い出しが早い分、上手く調整が進めば2歳重賞でも成績を残せる為に、大体4000万賞金を稼ぐことは可能でないかと試算した為です。例えば、木村哲也厩舎所属のイクイノックスは東京スポーツ杯を優勝時には回数率は100%を越えてました。同じく、皐月賞馬ジオグリフも札幌2歳ステークス優勝時には、回収率が100%越えです。つまり、木村哲也厩舎の出資馬を選ぶ時は、デビュー戦が早そうな馬(過去に手術経験が無)で、募集価格が8万円台の出資馬を選ぶのお勧めです。これはシルクホースクラブに限らずに、ノーザンファームの一口馬主で選別する時に有効だと思います。また、開業間もない宮田敬介厩舎も重賞制覇は1つしかないですが、天栄との繋がりを考えると、今後は木村哲也厩舎のような現象も起こると思いますので、要注意だと思います。ちなみに、美浦所属馬で先に述べた両厩舎以外で選ぶとしたら、手塚貴久厩舎が有力です。新馬戦での勝ち上がりが異常に高く、未勝利脱出が中々出来ずに終わるリスクが低い為です。

栗東で出資馬を選定する時は、個人馬主専属の調教師を避けて、なるべくオールマイティーな調教師を選ぶのが有効でしょう。個人馬主専属の調教師だと、掲示板に載れずに優先権獲得が出来ない競走馬は、限られた馬房の中を調整する厩舎にとっては、外厩帰して個人馬主を優先的に調整する傾向が有ります(あくまでも個人的な見解です)その為、矢作芳人調教師や杉山晴紀調教師オールマイティーな調教師を選んだ方が良いでしょう。(あくまでも個人的な見解です)

その他にも、マイル戦迄に特化した調教師や牝馬での勝率が低い調教師等と、色々なファクトリーが存在しますが、大まかにこの二つから競走馬を選別しようと思います。この方法はシルクホースクラブに限らず、ノーザンファーム系の一口馬主にも有効ですし、色々と考えように拠っては、非ノーザンファーム系一口馬主にも有効かと思えます。

最後に個々に記載した事柄は、あくまでも個人的な見解です。美浦、栗東所属の調教師の中でも有力な調教師は多数存在します。G1競走の合同記者会見で、丁寧に言葉を選びながら分かりやすく話す堀調教師は本当に競馬を愛してます。安田記念を優勝に導いた林徹調教師の人間味溢れる性格、他にも多数の魅力的な調教師が存在します。どの調教師を選ぶかの、最終的なジャッジは自分自身で決断してください。それでは、6月下旬になったら、出資馬の選定をしたいと思います。