ついに、今年ももうあと僅かになり11月の順調さが一変して全く筆の進まぬ日々になりましたが、日記の方は小まめに書き込んでるので、随時公開していければと思う次第ですが、やはり師走ですね(^_^;)
本当に今年は人手が少ない事を実感する年と共に、来年はこれ以上に人手不足に拍車が掛かると思うと、恐ろしいです!!賃金を上げれば来ると言う問題でも無いから、根本的な問題解決には繋がらないのでしょうね(涙)
まさに揚げ饅頭の虜、
神田『竹むら』に訪れて!!
前回、神田須田町に有る『いせ源』にお邪魔をしましたが、お世話をしてくれた女中さんに、「通りの前に有る御店は何ですか?」と訪ねてみたら、「甘味処で、よく粟ぜんざいを食べに行きますよ」と答えてくれたので、これは食べに行かなければと思い、『いせ源』を後に向かうのです。
その名は、甘味処『竹むら』!!
桜湯
店内の座敷
お品書き(2017年12月版)
店内に入ると、建物の作りのせいでしょうか?それとも御店自体の雰囲気が醸し出すのでしょうか?とても懐かしく落ち着いた気持ちを感じます。個人的には映画の『寅さん』の雰囲気とダブる印象を感じるからでしょう。まさに、そこは昭和の時代が漂ってます。それもそのはず、昭和5年創業のまま、戦火に逃れて現在にその姿を伝える『竹むら』。
建物自体は入母屋造り、木造3階建てのどっしりとした建物は『いせ源』と同じく「東京都選定歴史的建造物」にも指定されています。そんな名店で、池波正太郎の作品にも『竹むら』は紹介されており、最近ではアニメ「ラブライブ」の登場人物の実家のモデルとして取り上げられたのです。マニアの若者達にとっては聖地巡礼の場所として有名です。
揚げ饅頭
揚げ饅頭の中
こちらの名物は、「揚げ饅頭」「粟ぜんざい」「お雑煮」と色々と有るのですが、今回は揚げ饅頭、粟ぜんざいと御ぜんしるこをお願いしました。待ってる間は周りを見渡すと夜7時近くなのに、ドンドンと入店する御客さん。土曜なので周りは静かで、人通りも少ないはずです。それでも店に入ると数グループの御客様で席が埋まってます。
「粟ぜんざい」はもっちりとした粟の上には、とろりとコクのある自家製のこし餡、煮小豆。箸休めは関東風に紫蘇の実の塩漬けです。寒い時期にあんこう鍋でお腹がいっぱいになっても、〆でこちら訪れて食べるのも分かる気がします。ツレは「粟ぜんざい」を食べましたが、ぺろりと完食しました。
こちらはお汁粉が食べたかったので、田舎と御ぜんで迷いましたが、御ぜんをチョイス。ちなみに、田舎と御ぜんの違いは前者が粒あんで後者がこしあんの違いとのこと。「御ぜんしるこ」はなめらかで老舗の味がしてまさに甘味!!
「揚げ饅頭」は初めて食べましたが、あんこを包んだ餅をごま油で揚げたらしいですが、見た目が得体の知れない大きい天ぷらに見えますが、中が衣、餅、餡の三重奏になっており、餡と油って相性が良いだと初めて知りました。おしるこに揚げ饅頭と出されても、デザートは別腹との格言通りのペロリと完食。
個人的には中々良い御店を見つけたと思い、小腹が空いたら揚げ饅頭、〆で揚げ饅頭、まさに老舗の味に虜になりました。
粟ぜんざい
御ぜんしるこ(こしあん)