薔薇を模したデザートが最高、横浜 イタリアン『リストランテ ウミリア』

食べ歩き

2022年9月8日にイングランド女王 エリザベス二世が崩御された。70年間の在位は歴代最長を記憶するが、開かれた王室を目指し、国民から最も愛された王の一人だろう。心からお悔やみを申し上げます。

薔薇を模したデザートが最高、横浜 イタリアン『リストランテ ウミリア』

『ノープランの横浜の旅』と銘打って、やって来た「みなとみらい」。初日のランチは何処にしようかと、Googleで色々と検索したのです。そんな中でデザートが綺麗で美味しいそうと感じて予約したのが、イタリアン『リストランテ ウミリア』です。

『リストランテ ウミリア』は、《「横浜イタリアン」と銘打たれた数々の料理は、味だけでなく目にも美味しい品を御客様に》をコンセプトに掲げ、きらびやかな空間で、みなとみらいを眺めながら食欲をそそる季節感あふれる美しい料理と味わったことのない驚きと感動が、あなたとお連れ様を幸せな気持ちに溢れさせます。

食べログに、こんなフレーズの文章が目に飛び込んできます。私が『リストランテ ウミリア』を巡り会えたのも、やはり食べログでした。ちょうどディナーを取るお店として、ホテルから近いことも有力でしたが、夜の中華街で食事良いだろうと思い、ランチに切り替えて予約をしました。

ランチ当日、みなとみらい駅から横浜美術館(休館中)を横目に隣のブロックへと渡ると、『リストランテ ウミリア』が営業してるMMテラスに到着。アクセスが何て良いのでしょう。そのまま2階へと上がり、『リストランテ ウミリア』入口着くのですが、何故か扉が閉まった状態に。でも、直ぐにスタッフが開けてくれたので、入店が出来ました。

店内は、グッチやブルガリなど世界で活躍する有名デザイナーが手がけ、純白を基調にした空間の中に、曲線美豊かな巻き貝のオブジェ。テラスには貝がらのようなゆりかご。客層はランチタイムで女子会で殆んどを占め、男性客は私を含めて2人とアウェー状態です(涙)

窓際のテーブル席へと案内された私。とりあえず、グラスでシャンパンを頼みながら、景色を眺めてると、言葉は悪いですが、行き交う人混みと工事中の美術館が見えるだけです。景色を求める方には、残念ながらお勧めしません。

シャンパンが登場すると、グラスの曲線美がユニークでお洒落です。グラスに心を奪われてると、季節野菜の冷たいスープが登場。とうもろこしを使ったニ層構造のスープで、とうもろこし甘味を最大限に引き出しており、旬の食材のスープに、とても満足です。

次の「本日の前菜の盛り合わせ」はコース料理の中、唯一平凡でした。チーズ、マリネ、アスパラと何だろう、一口サイズで女子向けなのでしょう。美味しくて良いのですが、シンプル過ぎるイメージがします。

パスタは「石川県産 蛸と青海苔のパスタ 鯛とホタテ貝のエッセンスと共に フェデリーニ」、「ジェノベーゼの冷たいカッペリーニ 夏野菜のサルサと共に」をチョイス。「蛸と青海苔のパスタ」は素材の風味をそのまま生かし、良く言えば喧嘩もせずに美味しく頂きました。特にエッセンス(出汁)がパスタと絡み合って、濃厚な風味を醸し出してるのは印象的です。「ジェノベーゼ」はパスタが細く、一瞬素麺かと思うほどで、夏野菜のトマト、ナスに絡み合って、さっぱりした味わい。冷たいパスタを頂いたので、少し身体が冷えたのですが、それは選んだ私が悪く、「蛸と青海苔のパスタ」同様、美味しく頂きました。

メインは肉料理「低温調理した 鹿児島黒豚ロースのグリリアータ セージの香りともに」と魚料理「近海で水揚げされた鱸(スズキ)のフリットゥーラ ローズマリー風味」。肉料理の方が若干量が多く、味も豚の脂身があり濃厚です。魚料理は添えてあるエッグが味変として機能して、とても美味しかったです。どちらも直ぐに平らげました(笑)

メインのデザートですが、横浜市の花『薔薇』からインスパイアして調理された、薔薇をモチーフにした色とりどりのフルーツとアイスです。ガラスの皿に薔薇の花びらを散りばめた特殊な皿を使用しており、見る者の心に歓喜を掻き立てます。まさに、インスタ映えするデザートです。

紅茶は『京都四条の香り』と今まで味わったことのない落ち着いた薫りと味わいの紅茶で、スタッフの方曰く、「一番人気の紅茶」だそうです。デザートの口直しで良かったです。

横浜でのランチを有意義に寛ぎながら頂きました。流石、横浜での上位の人気店だけ有って、隙のない美味しさ、横浜の女性が集まるのも納得です。また横浜に訪れた時は、是非立ち寄りたいと思う名店でした。