人生初の年越し蕎麦を食べに行く、日本橋『室町 砂場』

中央区

今年も1年が始まりました。仕事で慌ただしく、ブログも書けない日々が有りました。今年は多く書く予定ですので、お付き合い頂けると幸甚です。

人生初の年越し蕎麦を食べに行く、日本橋『室町 砂場』

仕事の関係上、年末年始は仕事してるブラック状態でした。30日が唯一休日なので、映画観賞がてら年越し蕎麦を食べようと、お店探しをするのですが、予約で一杯だったり、長蛇の行列を並んだり、はたまた、大晦日に年越し蕎麦を販売する為に、30日迄休みを取るお蕎麦屋が有ったりと、お店選びは難航しました。

有名なお蕎麦屋は、稼ぎ時で忙しく予約を取るのも、ひと苦労です。「かんだやぶそば」に至っては、年末に予約するのに1席1100円も予約料金をチャージされます。

まさに蕎麦屋にとっては稼ぎ時ですが、庶民にとっては、年末のお蕎麦屋は、大変に混雑してるので、気軽には食べにいけません。

予約争奪戦の中、老舗蕎麦屋『室町 砂場』が観賞する映画館に近かった為、電話で予約する事にしました。私が電話をした日は、12月28日昼間でしたが、大晦日は既に予約で一杯でした。

30日も無理かなっと思ったのですが、録音テープに予約の日時と伝えると、夕方に折り返しの電話を頂き、30日13時半なら予約が取れると言われたので、お願いしますと伝えました。

砂場蕎麦は、「砂場、更科、藪そば」の暖簾のなかでも最も古い歴史を持つとされている、大阪を起源とする蕎麦屋老舗です。名前の由来は、大阪城築城の際の資材置き場だった砂場近くに、店があったことが始まりとされています。

砂場蕎麦は、細く長く繋がった食感が最大の魅力とも言えるでしょう。そこに甘く、濃い目のつゆを絡めることでしっかりとした味わいを口いっぱいに感じることができます。

『室町 砂場』は天ざる・天もりの発祥の店と言われてます。室町砂場の「天もり」は天ざるの麺を一番粉で打った「もり」にした、室町砂場の名物です。更科粉を使った天ざるに比べ、天もりは細い麺ながらコシが強く、甘辛いつけ汁につけてもそばの風味が存分に味わえます。そば通の人のなかには天もりばかり注文するお客さんもいるほどです。

そう言うことで、私が注文したのは、天もりです。かき揚げが天汁の丼に乗せられて、蕎麦の量は、もう一人前食べれるかもと思うほどの、少な目な感じです。

早速、お蕎麦を頂くと、箸で摘まむと、蕎麦はめちゃくちゃ細いです。口に頬張ると、蕎麦のコシ強いと言う表現よりも、弾力性がなく硬いです。蕎麦の甘みや洗練された風味が感じられる。芝海老と青柳貝柱のかき揚げが、本鰹の一番だしの天汁に相まって、蕎麦をたぐる間につゆが深い味わいに絡まうというか、育っていく感じです。

30日でも店内は満員で商売繁盛な『室町 砂場』。大晦日は最も繁盛してるのかと思えば、コロナ対策で席を減らしてるらしいです。それでも、このお蕎麦の美味しいさを求めて予約が殺到するのだから、常連さんが多いのでしょう。機会があれば、おかめそばを食べに訪れたいと思います。

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