独りで食べ歩く、シリーズ企画【男やもめと静かなる丼】。今回は有楽町の有名店『とんかつ あけぼの』のかつ丼を食べてきました。ランチタイム過ぎに着いたのですが、行列ができる人気店でした。
男やもめと静かなる丼 第四弾 有楽町『とんかつ あけぼの』
有楽町の交通会館、地下街は飲食店が多数点在する中でも、一二を争う行列の出来るお店、それが『とんかつ あけぼの』。親父の聖地、ニュー新橋ビルと違い、客層も様々で取り扱ってるショップの数も多い。ちょっとしたショッピングセンターの感じを醸し出す交通会館です。
話しは脱線しましたが、私が『とんかつ あけぼの』に到着した時は、既に13時を回ってたが、店前には数人が並ぶ大盛況。目当てのカツ丼以外にも、ランチ限定のサービス定食が物凄い勢いで売れてる様子(カウンターに並べてる皿の数から推測)です。暫く順待ちで並んでると、前の人からホワイトボートを渡される。何の事かと思えば、食べたいメニューを書き込んで、店の女将に見せて、女将が合図を送ったら、後ろの人に回すシステム。先に注文を取った方が時間の効率も良いでしょう。
名店のかつ丼が1000円、しかも、メチャクチャ旨い♪
店内に入ると、有名人が来店した時に書いたサインの色紙が多数飾られてる。流石、食べログで上位に評価をされるとんかつ屋です。多くの有名人も足げに通ってるのでしょう。
狭い厨房を4人が手際は良く切り盛りしてる。客の注文が多く忙しいのに、愛想良く振る舞う接客姿勢はは、最近良く見かける人気店の胡座をかく態度とは程遠い。多くのお客が並んでも食べたいと思う理由が垣間見えた印象です。
カツ丼だけだと、ご飯が残る可能性が有るので、ハーフメンチカツをトッピングで注文。カウンター席に案内されて、目の前で揚げられるカツを眺めながら、待つこと10分ほど、待ちに待ったカツ丼は、奇を照らすことはなく、昔ながらのカツ丼が目の前に登場。
先ず始めにカツから頂く。衣がサクサクとして、揚げたてアツアツのカツは、普通のカツより厚みがあり、食べやすくカットされてる。豚肉の旨味と上品な味付けは出汁の影響で、程よい甘さがとても良い。卵のとじかたも、柔らか過ぎず、固くもない塩梅。昔ながらのバランスの良いカツ丼で、まさに旨しの一言。
ハーフメンチカツは、肉汁がジューシーで頼んで良かったと思える一品。箸休めのお新香は沢庵、キャベツ、ゴボウである。ゴボウのお新香は、酸味と苦味が混ざって独特で印象的でした。
本来なら、食べ終わる頃になると、ご飯が残るケースが多いが、こちらのカツ丼は、かつのグラム数が多く、かつが残ってしまった。ボリューム満点でたったの1000円では行列ができるのも当然な話である。機会が有れば、サービス定食にも挑戦したいと思う次第です。