熱中症や夏バテには蕎麦が一番 内幸町『蕎麦 さだはる』

港区,食べ歩き

暑い季節には蕎麦が良いと、グーグル先生に虎ノ門界隈で教えを乞うと、オススメされたお蕎麦屋が『蕎麦 さだはる』。それ以来、何度か訪れてるお蕎麦屋である。

熱中症や夏バテには蕎麦が一番 内幸町『蕎麦 さだはる』

虎ノ門再開発を進めてた森ビルは、先日の虎ノ門ヒルズステーションがオープンしたことで一区切りが着いた形である。しかし、他のプロジェクトで虎ノ門周辺の再開発は進んでおり、老舗の立ち退きや移転は、多く発生している。それでも、虎ノ門周辺は美味しい御店が点在し始めてる。また虎ノ門ヒルズの開業で、多くの飲食店がお店を開くようになってきてるのも確かなことである。

今回紹介する『さだはる』も、以前は違う店名で営業してた経緯がある蕎麦屋で有ります。現在、港区立南桜公園に近くに店を構えて、昼は蕎麦を、夜はちょい飲みも出来る居酒屋風蕎麦屋として営業してます。近くには、早稲田から移転して来た有名なカレー屋『夢珉』が店を構えてます。

玉子に、薬味の無料トッピングと、お得感マシマシ

夕方に訪れると、既に飲み始めてるサラリーマンの姿が見えます。店内に入ると、予約のお客様ですかと聞かれ、違うと答えると、カウンター席に案内された。予約が入るほど、繁盛してるのだろう。外の看板で迷って選んだ「南蛮豚そば」を注文。

注文の際に、「卵は生玉、温玉のどちらにしますか」と聞かれたので、温玉と即答。何とサービスが良い店なのだろうと思いつつ、カウンター席の挟んだ調理場で、私が頼んだ「南蛮豚そば」を調理してる店の亭主を見つめていた。

5分も掛からずに、注文した蕎麦は出来上がったので、サービスカウンターで受け取ろうと足を運んだ先に、「薬味はご自由に持ちください」と書かれた看板が掲げられて、その下には、ワカメ、ネギ、天かす、大根おろしに胡麻が山盛り状態で置かれており、薬味好きなだけ入れ放題に、思わず「何て、良い蕎麦屋なんだ!」と心で叫んだ!

目の前に現れた、薬味増し増しの「南蛮豚そば」。先ずは始めに出汁を頂くことに、一口含んだ瞬間に、めちゃくちゃ辛口に思わず蒸せた。個々まで辛い蕎麦の出汁は久し振りだ。飲み進めていく内に、あまりの辛口なので、水で薄めたほどだ。

蕎麦は十割そばらしく、太麺のコシが強く歯ごたえのある蕎麦です。豚肉はカリカリに炒めてあり、少し残念だが、それを薬味が補っている。これで650円なら、かなりお得である。

近隣に『大阪屋 砂場』等の名店蕎麦屋も点在するが、今年閉店した『峠そば』を思うと、蕎麦屋はかなり減り始めてる印象を受ける。しかし、らーめん屋で一杯2000円近く払うよりも、『蕎麦 さだはる』で蕎麦を食す方が、客が支払うコスパを考えると優秀だろう。もちろん『蕎麦 さだはる』の努力の賜物でもある。味良し、コスパ良しと来れば、また訪れたいと思うのが、人間の性であろう。これから蕎麦を食べる時間も増やしたいと思う次第である。