時代を感じる老舗の味、鶏すきやきの老舗『ぼたん』

千代田区,食べ歩き

先日、トムクルーズ主演『ミッション・インポッシブル』を観てきましたが、凄いの一言です!!
体の張ったトム・クルーズのアクションシーンは、一切スタントマンを登用せず、自ら行った為に撮影中に大怪我をしましたが、奇跡的な回復!!しかし、そのシーンは何処で怪我をしたのか?知ってるのですが、大怪我をしてもカットが掛るまで演技を続けるトム・クルーズの迫真の演技は見ものです!!このシリーズは安定感が有るので、また次回作を作られるでしょうが、次回もトム・クルーズのアクションはどう進化するのか?見どころでしょう!!

時代を感じる老舗の味、
鶏すきやきの老舗『ぼたん』

戦前は神田〇〇町と呼ばれるくらいに神田は広く地域に広がってましたが、戦後になって神田を省いて表現されるようになり、神田と言えば現在の神田駅周辺のイメージになりました。同じような感じの地名では、お隣の日本橋〇〇町と呼び回しをする日本橋が御座いますが、こちらは戦後も日本橋の冠を付けて表現するために、日本橋と言っても地域は広くなってます。

明治30年の老舗『ぼたん』は、戦火に逃れて今もその佇まいの由緒ある建造物は都選定歴史的建造物に認定されている事でも有名で、『いせ源』『かんだやぶそば』『竹むら』とこの界隈では明治から続く老舗が並ぶ界隈として有名店です。
しかし、この辺は戦火を逃れた建物が多く存在するのは奇跡的な場所です。老舗の多く存在してるエリアでも有り、食いしん坊さんにとっては古き良き時代を知る聖地でも有ります。

柱に呼び鈴!!

コースは1種類!!後は、何人か?

『ぼたん』に訪れた時は午後5時前。
番頭さんが打ち水をしてる風景が、如何にも老舗感が大で、期待感も膨らみます。門構えは料亭のような趣の有る作りで、番頭さんと一緒に暖簾をくぐると、そこはまさにレトロ!!明治時代から続くノスタルジックな雰囲気が良いです。

通された部屋は、1階のちょっとした個室。
早い時間に訪れたので、貸し切り状態かと思うほど静かでしたが、自分たちの後に御客様が入ってきたので、団体は2階の通して、カップルは1階という感じで振り分けてました。

仲居さんが挨拶と同時にメニューを持ってきたので、とりあえずビールを頼んでメニューに目を通すと、何と鳥すき焼きコースが1種類。アラカルトメニューで唐揚げや玉子焼きしか無く、後は飲み物が一緒に有ります。

これは初めて訪れる人には、敷居が高いかも(^^;

でも、安心してください!!
御店に入店したら、お酒やアラカルト以外は自然とも用意して出されます。

鉄鍋を運んできて、鶏すきが盛られた皿を運んできました。

メニュー

タレは二種類!!

鶏鍋一人前分!!

つくね鍋二人前!!

鶏もも・胸・笹身・皮・砂肝・レバー・ハツ、軟骨など、鶏丸々一羽を楽しむことが出来ます。鶏以外にも、すき焼きには欠かせない焼豆腐、長葱、白滝などももちろん入っています。

仲居さんが、最初はすべて鶏すきを手際よく鉄鍋で作ってくれます。見てるだけで手際がいいですね。鉄鍋には一人前しか入らないので、もう一人前は自分で作ります。後、仲居さんがつくね団子も作ってくれますから、もう安心して仲居さんの作業を見てるだけです!!

最後に、仲居さんの『銅板は熱いので触らないように』の一言で、仲居さんは部屋から退席です。

仲居さんが作ってくれた鶏すきは味付けも良いです。この味に近い感じでタレを調整しながら、付き足して食べるのですが、鍋の中は結構なボリュームで具が入ってるので、一人前でかなりお腹が膨れます!!

グツグツいい具合に!!

銅板は熱いので注意!!

卵焼き

ビールを2本目頼む時に、卵焼きもお願いしたのですが、鶏の専門店が調理する卵焼きはどんな味がするのか?興味津々で頼んでみたのですが、期待を大きくハズレる旨さです。バカな舌でうまく表現できませんが、砂糖水のような甘さで上品な味付けでした。まさに、旨し!!

仲居さんの真似をしながら、つくね団子にもう一人前の鶏すきを鍋に入れると、タレが飛んだりします。なので、必ずシミよけ用の布は貰ったほうが良いでしょう。意外と沸騰してタレが跳ねたりするとスボンやシャツに付き易くなります。

急須とおひつ

お新香

卵とじ雑炊(おじや)

鶏すき二人前につくね団子一皿を平らげたら、かなりお腹が膨れてちょっとギブ目です!!ちょうどいい頃合いに仲居さんがやって来て、鉄鍋に残った具材で溶き卵のおじやを作ってくれました。付け合せでお新香が出てきて、オジヤの甘さとお新香のさっぱりが妙にコラボされてこれまた、旨し!!

最後にメロンが出されて完食ですが、はっきり言ってコースだけでお腹は十分です。追加でもう一皿は要りません!!少なくともデートなら二人前で十分な量で、場の雰囲気も最高だと思います!
今回訪れたのは夏場ですが、冬場は絶対に混むでしょう!!
興味の有る方は、ぜひ神田『ぼたん』に訪れてみては如何でしょうか?

果物(メロン)