鶏にトンコツに醤油!不思議なスープ人形町『いし川』

中央区,日本橋,食べ歩き

以前にブログで紹介した店をまた伺うと、ちょっとレベルが下がってるととても残念に思えます。前もって予約した刺し身の盛り合わせが中々出せず、カウンターから離れて常連さんの御客さんとずっと談笑してる店員の姿を見てると、心の中で「天狗になったな」と思い、また訪れたい気分が失せます。やはり予約が取れない店ほどそういう傾向が顕著なのかと思うこの頃でした。

鶏にトンコツに醤油!
不思議なスープ人形町『いし川』

先ずビールで乾杯!!

人形町はラーメン激戦区?!『いし川』参戦!!

2017年12月にオープンした麺屋『いし川』
人形町通りに面して、以前営業してた漬物店の外観をそのまま活かし、人形町らしい雰囲気を醸し出すのですが、食券売り場が外に有るのは、この外観からしたら、個人的には残念な気分かも。

最初に訪れたのは12月中旬、ツレとビールが飲みたくラーメンも食べたいと人形町で有名なラーメン屋『いなせ』に訪れたのですが、忘年会終わりの3次会の宴なのか?行列が出来る状態。並ぶのが嫌いなツレは『いなせ』に後ろ髪を惹かれながら、以前から気になってた麺屋『いし川』に訪れたのでした。

食券売り場で何を食べようかとチョイスしてたら、「鶏とんこつ醤油?」
スープのベースって何なの?」自分はラーメンに造詣が深くないですが、一瞬頭の中がはてなマークの連続でした。

特製らぁめん(白醤油)

特製らぁめん(黒醤油)

鶏にトンコツに醤油!不思議なスープ!

特製らぁめん(白醤油)は、辛味噌を混ぜながら味が変わるのを楽しむスープ。先ずレンゲでスープを掬って一口、口に含むとあっさりした優しい味わい。辛味噌を混ぜると白いスープが赤く染まり始めて辛味が加わり、味に変わっていきます。

特選らぁめん(黒醤油)は、辛味噌は載らずに、醤油の味が濃厚なスープです。白醤油と黒醤油と対照的な味わいで白派黒派に分かれるでしょう。

特選らぁめんの具材は極太メンマチャーシュー煮玉子チンゲン菜ネギ

この具材の中でチンゲン菜は果たして必要かと思います。見た目がキレイですが、ラーメンの具材では食べづらいです。逆に千切りのネギの存在感大。もやしのしなったシャキシャキよりも、最初に口の中に入れるシャキシャキとしたネギの歯ごたえと香りを楽しめるラーメンは珍しく、思わず蕎麦屋かと思うほど。それだけにチンゲン菜と被って残念です。岩のりに代えたほうが良いのでは思います。

特製らぁめん(渡り蟹の内子と上海蟹みそ)

特製つけ麺

チャーシューの味付けをどう評価するか?

麺屋『いし川』を色々と調べてみると、上野戸みら伊本舗系列なので、恐らく麺は丸山製麺製と思われます。そして、神保町に有る『麺屋とりくらぶ』との姉妹店らしいです。

ややウェーブのかかった中細麺は個性的な麺ではありません。つけ麺だけ若干麺の太さが変わります。麺自体はつけ麺やらーめんにスープが絡んで美味しく頂くことが出来ます。

そして、カニラーメンも頂きましたが、かにみそがスープに溶けて、もはや何系のスープを頂いてるのか?ちょっと分からなくなる不思議なスープへと変化します。

ただ、最後チャーシューの味付けが塩っぱく感じます。これは一緒に居たツレも同じ感想でした。厚切りにカットしたチャーシュだけに噛みごたえも有るのですが、この味をどう評価するのは訪れた御客さんの判断に委ねます。

とまれ、昼時でもかなりの繁盛店である麺屋『いし川』に、ラーメン激戦区の人形町で、これから益々頑張って貰いたいと思うお店でした。

魚介鶏とんこつのスープ

割りも有って、蕎麦湯のよう!!