名店の良いとこ取り、人形町焼肉屋「にくがとう」

中央区,日本橋,食べ歩き

まん防が続く東京ではコロナの勢いは下火になりつつも、また感染者数が依然と1万越えの日々です。個人的には飲食店に訪れたいのですが、ツレがコロナを気にして、外食を拒否する現状。とりあえず、昔訪れたお店の回顧録でも綴りながら、コロナ終息を願うばかりである。

名店の良いとこ取り、人形町焼肉屋「にくがとう」

食べログで2020、2021年度焼肉部門において、百名店に選出された焼肉屋「にくがとう」。チェーン展開して他にも六本木ヒルズなどに構えてます。そんな中、今回は人形町本店「にくがとう」に訪れました。

去年の緊急事態宣言明けに訪れたのですが、雑誌等で取り上げられて噂で聞いてた「にくがとう」。是非とも訪れたいと思ったのですが、中々機会が合わずに、その当時から予約取るに苦労をした焼肉店です。
山形県出身でwebデザイナーから焼肉屋へ転身した異色の経歴を持つ面白いオーナー、三浦剛氏が手がける焼肉店で、東京には人形町本店、三田、六本木ヒルズなどに店があり、その他に青森、名古屋、千葉などにFCも展開してます。

早速予約をしようと、食べログサイトから電話をかけるも、繋がらず。不審に思いツレに相談したら、HP掲載の電話番号をかけると繋がりました。食べログからの予約は受けないのかなと一瞬不審思いました。ちなみに、「にくがとう人形町」は2時間制で予約です。なので、ゆっくり食べたい方にはちょっと敷居が高い印象を受けます。実際に予約の日にちと時間で調整に苦労しました。店頭に着くと、焼肉屋と言うよりも、居酒屋雰囲気で長屋風の細長い店構え。中に入ると、やはり居酒屋の居抜きをそのまま利用した感じで、手前にカウンター、奥がテーブル席。2階もVIP席の個室でイベントに使われたりします。にくがとうのコース料理はガンガン肉がテーブルに並ぶのでなく、カップルを意識した前菜、刺身に握りと上品なコース設定です。

訪れる前に色々とネットで調べて来たのですが、うなぎ、羊にホルモンとコラボした料理コースを、2階で常連に振る舞うコラボ企画や、ランチ時に麻婆豆腐等を出したりとイメージ的には、何でもアリアリの話題作りの焼肉屋さんで、王道的なイメージの焼肉屋にほど遠い感じがします。実際に家族連れを見かけない時点で、お洒落な焼肉屋のコンセプトなのでしょう。ただ扱ってるお肉は美味しく、味付けも色々と研究されていて、肉を愛する焼肉店には違いは有りません。

ただ残念なのは、〆が冷麺ではなく、パスタ。しかもトマトの冷麺風パスタです。最後に甘味でなく、何でパスタなのか、これが最大の謎です。ある意味、面白いコースの流れです。激辛評論家のツレは、「今まで食べてきた人気店の良いところ取りだけ」と評価。個人的には、人気焼肉店の入門編という格付けと思います。そう言う意味では、メディア展開が巧みで、色々な料理家等の意見を取り入れたりしてますし、コラボもされて肉好きの心を動かすメディア戦略とマッチしてるのでしょ。また臨時でにくがとうの会員権も販売して、会員も特権は六本木ヒルズ店や博多での個室が利用できるみたいです。肉好きには個室で食べれて、他との差別化を進めてます。お肉好きな方は一度「にくがとう」に訪れてみては如何でしょうか。