近江牛の伝統の味、門前仲町ナンバーワンの焼肉屋『牛和鹿』

江東区,食べ歩き

反社会勢力の関わる闇営業事件で、先日雨上がり決死隊の宮迫博之氏とロンドンブーツ1号2号の田村亮氏の謝罪会見が行われ、各界に色々と反響が呼んでます。宮迫博之氏が金銭授受に関して、「何故最初に嘘を付いたか?」と問われ、「自分の保身の嘘です」と答えて、記者会見を開きたいという要望に対して、経営陣は「静観しましょう」と遅延するような行動に出たのは、憶測ですが宮迫氏と同じ保身なのでしょう。会見中に田村亮氏が述べたファミリーという表現が象徴的で、子が隠そうと思うのは、親の姿を見て育って隠蔽体質が身についたの性かもしれないです。親が親なら子も子と言う業界独自の隠蔽体質が有るのかもしれないです。今後の動きにも注目です。

門前仲町ナンバーワンの焼肉屋『牛和鹿』

初めて『牛和鹿』を知ったのは、ゴールデン・ウィークの頃だろうか。長期連休の中、飲食店を探してると、たまたま門前仲町で食べログ百名店の評価を受ける『牛和鹿』がヒット。ツレと一緒に焼肉食べに行こうと、門前仲町に足を運んで牛和鹿に到着。店の扉を開けて「2名です」と告げると、店員が「肉が売り切れで閉店です」の一言。マジっすか!!衝撃の一言に、ツレの喰いわずらいが発症する始末。

そして、時は流れて、6月下旬。
松屋の牛丼で夕食を済ませ、家でゆっくり寛いでると、ツレからの召集令状のラインが、、、。

お腹が一杯なので、飲みの参加ならばと思い、上手く居酒屋への誘導を試みるも、ツレが行きたい御店が『牛和鹿』。一瞬何処の御店だっけとグーグル先生に教えを請う始末。ツレは肉が好きなんですね。私も肉は好きですが、既に松屋の牛丼でお腹が一杯。しかし、ツレの喰いわずらいに恐れながらも、肉が在庫を切らす程の人気店『牛和鹿』ならば、予約をせずに当日訪れたら断られる確率高しと読んだ拙僧は、「電話してみるよ」と電話をしたら、まさかの席が空いてますとの回答が!!ここは諦めて人気店『牛和鹿』に訪れることにしました。

玄関に飾られた近江牛の認定書

まずは、ビールで喉を潤して戦闘態勢

ナムルの盛り合わせ

牛和鹿盛り(カルビ・ロース・ハラミ)

漬け込みカルビ

地下鉄駅の門前仲町駅から地上に上がり、赤札堂側の2階に店を構える『牛和鹿』は、店内に入店すると狭いスペースに感じたのですが、左手へと案内されると、奥のほうが座敷席になっており、掘りごたつ席に案内されました。胡座を組む席でなくて、ツレはご満悦。時間は2時間制を取ってる『牛和鹿』は既に牛丼を食べて、満腹の拙僧にはラッキーでした。

とりあえず、ビールで乾杯。
ツレには内緒ですが、既に満腹状態。
久し振りの焼肉に戦闘準備がてらに、ナムルを摘みながら気合を入れます。

テーブルに目を向けると、熱した炭がスタンバってる炭火焼肉屋。しかし、それ以上に気になったので網です。焼肉の網と言えば、鉄板に細長い穴を開いてる網や、太い鉄格子で編んだ網が、焼肉屋の網の定番ですが、『牛和鹿』の網はまるで100円ショップで販売してる安っぽい網。網をトングーで押すと、網が変形する。ちょっと心配になるのですが、この網の実力は後ほどで。

100円ショップの網のような

網を変えずに良い焼き加減

『牛和鹿』自慢の近江牛、伝統の味に舌鼓!!

牛和鹿盛り」と「漬け込みカルビ」をオーダー。
牛和鹿盛り」はカルビ・ロース・ハラミの三種類で、焼肉三枚看板の人気部位で、牛和鹿の実力が分かるメニューで、味に嘘がつけない部位なので、期待で楽しみです。オススメメニューに色々と書き込んでありましたが、拙僧が一番気になり目が飛び込んできたのが、『漬け込みカルビ』。牛和鹿自慢のタレに漬け込んでのカルビがどんな味なのかと興味をそそります。この時点で、牛丼で満腹状態の拙僧に、「そうなんだ〜この雰囲気は美味い肉を出す店だ!!」と牛和鹿の雰囲気に魅了されつつ有りました。

喰いわずらいのツレが肉奉行の役として、自分が食べたい部位から順に食べていくシステム。ツレを怒らせると怖いので、わがままも言わずに黙々と食べる拙僧。しかし黙々と食べれない。思わず『美味い』と零れ出る『牛和鹿』の肉の旨さ
細い鉄格子に編まれた網は最小限にしか肉に面さない為に、無駄な油が下に落ちるシステム。それでいて炭火の熱が最大限に熱が当たる。100円ショップの網とバカにしてた拙僧の考えが、180度変わる絶賛の嵐。焼肉をよく考えてるなって思う、実際に2時間の間で網を変える事は無いのは、特質に値すると思います。

日本三大和牛と呼ばれる近江牛は、約400年の歴史がある日本で最も歴史のあるブランド和牛です。戦国時代には、豊臣秀吉が小田原城を攻めた際、秀吉側の武将、高山右近が蒲生氏郷や細川忠興らに牛肉を振る舞ったという史実が残っています。日本三大和牛に選ばれる「近江牛」「松阪牛」「神戸牛」は元を出させば、但馬産の黒毛和牛であり、逆に考えれば、「近江牛」は「松阪牛」「神戸牛」と同じ兄弟でも有ります。牛和鹿は厳選した最高級の近江牛を1頭買いしてお客様に提供するのだから、牛和鹿盛りで見て分かる通り、脂が綺麗な模様で見るものを興奮させます。近江牛の肉質はきめ細かく、脂は甘くて、口の中でとろけるほど美味しいわけです。

ツレは近江牛に堪能されたらしく、ライスを注文。ご飯と一緒に食べる姿を見れば、男として牛和鹿にツレを連れてきて良かったと思います。本当に美味しく食べてます。ちなみに、お肉を食べながらライスを頬張ると幸せ成分が体内に分泌されて、心が満ちるらしいです、チコちゃんが言ってました。(笑)

個人的に食べたかった「ランプ」を追加。赤身が強い肉ですが、いい具合にサシが入って見るだけでワクワクします。出された醤油と山葵で頂くと、口の中でさっぱりして肉の旨味が広がります。
ツレがシメで食べたいと選んだ「ユッケジャンクッパ」。こちらは麺を追加出来るとのことで、ツレは麺を追加。麺が若干硬めで、何か激辛ラーメンに見えますが、スープに旨味成分がいっぱい濃厚味で美味いの一言。

2時間前に牛丼で満腹中枢に侵されたのに、牛和鹿で焼肉をもりもり食べたら、まだまだ食べれる旨さに、『牛和鹿』の恐ろしさを感じます。値段もお得でまた来たくなる焼肉で、ツレもまた来たいと珍しい宣言(予言)を残して、門前仲町を後にするのでした。

黒ホッピーセット

ランプ

ユッケジャンクッパ(麺プラス)

味が有って、良いですね

病気明けの体力回復は、やっぱり焼肉でしょう!!

7月上旬、今年の夏は完全に冷夏です。去年の今頃は30度超えの日々が続く猛暑日でした。空を見上を見上げれば鉛色の空模様で、日照時間は殆どなく、夏なのに太陽が雲隠れの日々です。こんな天気の連続で湿気も高く、ツレは体調を崩して寝込んでしまう始末。3日ほど会社を休んだのですが、喉を痛めて思う存分食事が取れずに、体力が低下。何とか3日目には症状が快方に向かったので、体力回復の為に焼肉を食べようと、再度『牛和鹿』に訪れるのでした。

拙僧のブログで食べ歩き日記ならば、飲食店に一度訪れて終わりのパターンですが、今回はツレが二度も訪れるという快挙に輝いた『牛和鹿』です。直ぐに二回目の訪問で撮れ高が増えたのが嬉しいですが、文章を書く身だとキツイです。(笑)

病床の身から、フェニックスの如く復活した永遠の五歳児のツレは、ベットの上で「今度は何を食べようか」と食べログで牛和鹿レビューを見ながら研究してたらしいです。まさに、永遠の五歳児のツレは恐ろしい食い気。(笑)

ツレが食べログで一番気になってた「生たん」、そして箸休めの「牛和鹿サラダ」をチョイス。拙僧が気になったのは、オススメメニューの「本日の赤身肉」をチョイス。当日訪れた時の赤身肉はトウガラシの部位です。

まず初めに、快気祝いということでビールで乾杯、ツレの長寿を祝うゴマすり後に「生たん」「牛和鹿ゴマサラダ」「本日の赤身肉」が登場。

生たん」は塩コショウで既に味付けがされており、焼き上がった後に備え付けのレモンを搾って食すのですが、この生たんが絶品。生の由来をツレに聞いたら、冷凍せずに生のままとの事。1頭買いしてるのですが、たんは限られた希少部位なので、一組に一皿限定注文らしいです。厚みがあり柔らかく味が濃厚で美味しいです。

赤身肉のトウガラシは一転して、わさび醤油で頂くらしく、これがさっぱりして美味しいく、ツレは塩を貰って塩で頂くのもオススメです。「牛和鹿ゴマサラダ」もさっぱりした味付けで箸休めにはちょうど良かったです。そしてメインの登場。

乾杯はビールで!!

牛和鹿ゴマサラダ

生たん

ツレも絶賛の生たん

本日の赤身肉(トウガラシ)

牛和鹿さん、「何だ、この旨さ」
極上の近江牛のオンパレード!!

「本日の極上3種盛り」の登場に、拙僧とツレは思わずため息が出るほど(出てしまったのですがw)牛肉の盛り合わせ。何かマグロの大トロかと思うのですが、いえいえお肉でした。いい感じで脂身のサシが入っていて、本日は「ミスジ」「芯々」「トモサンカク」の三種類。どれがどの部位だったかと判断する能力が低下するほど見とれてました。ツレは生肉で食べるほどの綺麗さと表現し、それは的を得てると思います。こちらも店員さんはわさび醤油で勧めてました。

何度も述べますが、近江牛のルーツは但馬産の黒毛和牛です。じつは日本三大和牛と呼ばれている松阪牛・神戸牛も元をただせばルーツは同じなのです。近江牛の特徴は、「肉質はきめ細かく、脂は甘くて、口の中でとろけるほどおいしい」と言われています。霜降り度合いも高く、融点(脂が溶け出す温度)が低くいため、 胃もたれすることもなく、ある著名な方が「究極の味と香りが楽しめて、まさに味の芸術品といっても過言ではない」と言われたのも頷けます。

さてと、実際に焼き始めると錯覚かもしれないですが、肉の焼かれる香ばしい香りがします。霜降り度が高いから脂の香りがするのでしょうか?口に含めばどの部位も肉の甘味が口に広がります。さっぱり頂きたければ、わさび醤油で、肉本来の甘みを楽しみたければ、塩がオススメでしょう。

こちらは毎度のホッピーセット、ツレはグレープフルーツサワーに変えるのですが、良い感じで酔っぱらい度がアゲアゲです。(笑)

今回〆で頂いたのは、「冷やし担々麺」です。ツレが選んだ理由は、焼肉屋なのに担々麺は珍しいの一言です。実際に「冷やし担々麺」と想像以上に冷やされて、美味しいです。ただ麺が硬すぎて噛み切れないのが難点でした。(笑)

二人での飲んで食べて、今回のお会計が1万5千円程度でコスパ抜群です。自分の経験上ならば、普通の一流店で食べれば2〜3万しても当然の美味しさでしょう。その秘密は、近江牛を1頭買いしてコストを抑える『牛和鹿』の企業努力の賜物でしょう。ツレもまた今度来ようと言う発言が食べログの評価以上の優良店の証です。まさに通いたくなる焼肉屋さんです。

本日の極上3種盛り

ミスジ

芯々(シンシン)

トモサンカク

毎度の黒ホッピーセット

ツレはグレープフルーツサワー

冷やし担々麺