昭和29年から地元で愛され続ける焼肉屋 新宿「長春館」

新宿区,食べ歩き

日本橋のイシヤのパンケーキが凄く気になってます。パラピンを外すとしかし、私は生クリームが苦手なので、食べることは出来ない。こういう時に、ツレが居ると有りがたいのですが、コロナ禍で家の閉じ籠り。何時になったら、お店に行けることやら!

昭和29年から地元で愛され続ける焼肉屋 新宿「長春館」

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今回訪れた飲食店は、昭和29年に新宿で創業した焼肉屋「長春館」です。創業当時は新宿南口の雑居ビルで営業してたのですが、南口再開発に伴って新宿三丁目に移転。それ以来、新宿界隈に関わらず都内でも老舗の焼肉屋として地元の人々、焼肉ファンに愛されつづけてます。さてと、何の捻りもないタイトルですが、食べログランキングは3.5点の好評価の焼肉屋です。(食べログの採点で4点を越える店が有名店ですが、焼肉部門に関しては4点を越えるお店は皆無で、大体3.7点くらいが上位に入ります。)

新宿界隈だと、チェーン系列店の焼肉屋が多くて、地理的には韓国文化の発信地である大久保が隣に隣接して、韓国料理としての焼肉屋が多く店を構えてる為か、昔ながらの日本独特の焼肉屋が少ない原因になってるのでしょうか。とりあえず焼肉を食べに新宿三丁目へと向かいます。

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末広亭の辺りは寄席訪れたお客様や芸人の方々の胃袋満たす飲食店で軒を連ねてますが、末広亭の外れにある一画の雑居ビル丸々一棟が長春館の持ち物で、4フロア全てが焼肉とは、たぶん今まで訪れた焼肉屋よりもフロア面積が大きいです。事前に予約をしようと電話したら、「空いてるので、いつでもどうぞ」の意味が分かりました。長春館に訪れて、まずはビールで乾杯です。

その後、タン塩とわかめサラダがテーブルに登場。七輪で肉を焼くスタイルの草分けと存在として、長春館は「元祖炭火焼肉」を謳ってます。網に熱がこもって来たので、まずタン塩を頂くことに、程よい厚さでスライスされたタンは美味しく、箸休めのわかめサラダもボリューミーで良かったです。メニューに厚切りタン塩の文字を見つけて、これまたオーダー。私が言うのもおこがましですが、今まで食べてきた厚切りタン塩と遜色のないクオリティーの高さでとても美味しいです。続いて、カルビー、ロースにハラミの特選三種盛りの登場。長春館秘伝の甘タレに漬け込んだカルビー、ロースにハラミの特選三種盛りの登場。肉は小間切れなので、小さく感じて物足りないですが、七輪で焼きやすいように刻まれたのでしょう。味変でサンチュと一緒に食べるのですが、サンチュに付いてくる味噌がニンニクが刻んでおりと、これが格別に美味しく、肉と一緒に食べると味わいが増します。牛肉ばかり食べても面白くないと、ここで豚トロの登場。初めて食べるのですが、脂身と歯応えが有って美味しかったです。

その後、国産カルビーと骨付きカルビーを注文。やはり肉のグレードを上げると、脂身の質が上がり、肉の旨味が増しますね。骨付きも期待通りに美味しかったです。ふっと思ったのですが、そうすると、特選三種盛りは国産肉で無かったのですかね、突っ込みどころが、満載になってきます。その後、当店自慢のを〆でコムタンスープを頂き、お腹も心も満腹になりました。

昔から変わらぬ味を守り続けている歴史のある焼肉屋で、秘伝の甘タレで奇を照らさずに王道を行くオーソドックスな焼肉です。コスパも悪くなく、宴会などや家族連れで食べるのに、丁度良い雰囲気です。そう言う意味では、昭和の創業から現在まで、多くの人々に愛され続けた原点かもしれないです。興味の有る方は、一度おとずれてみては如何でしょうか。