ベルマレット、繁殖牝馬として引退決定

一口馬主

夏競馬も今週で最後。振り返って見ると、馬券の的中が全然なく、外れ馬券の山と化してる。最後の新潟記念は的中させたいと気合いが入ります。

ベルマレット、繁殖牝馬として引退決定

8月27日の未勝利戦で惨敗したベルマレットちゃんの去就が注目してたのですが、早速シルクホースクラブより引退での通達が届きました。文面は以下の通りです。

「中央競馬の未勝利戦があるうちでの出走が難しい状況となり、これまでの競走内容を踏まえ、今後について協議した結果、誠に残念ではございますが、このまま引退させることといたしました。近日中に競走馬登録を抹消し、今後は繁殖牝馬となる予定ですが、詳細は後日書面にて出資会員の皆様にご案内申し上げます。」

地方競馬への転籍でも、オークションに出されずに、繁殖牝馬としての道を歩むベルマレットちゃんは、元々繁殖牝馬用として、海外から輸入されて来たのかもしれないです。とりあえず、第二の人生で頑張って貰いましょう!

通達に伴って、矢作調教師のお悔やみコメントも届きました。以下の通りです。

矢作芳人調教師のコメント(2022年8月28日)「追い切った日の午後に右前の歩様が気になったものの、次の朝にはシャキッと歩けていましたし、その後も問題なく調整出来ました。前走から14kg体重が減ってしまったものの、前回は成長分があったとはいえ、余裕もありましたから、一度使ったことによって絞れたものと考えて良いでしょう。少し行きたがる素振りを見せていましたから、ジョッキーには折り合いを欠かないようレースを運んで欲しいと伝えていましたが、ややムキになるところは見せていたものの、コントロールを欠くほどではなかったですし、勝負所まで良い感じで運ぶことが出来たと思います。ただ、直線では良いところがなかったのを見ると、手応えほどの余力は残っていなかったのかもしれません。横山和生騎手は『道中はムキになり過ぎることもなく、上手く脚を溜めることが出来ましたが、4コーナー手前では手応えが怪しくなり、直線ではもう余力が残っていませんでした』とコメントしていました。久々を使って体は良くなっていたものの、中間にスクミがあったり歩様に見せたりと、決して順風満帆ではなかったですから、そのあたりが邪魔をしてしまったのかもしれません。勝ち上がらせないといけない状況にもかかわらず、優先出走権を獲ることも出来ず、申し訳ない気持ちでいっぱいです」

長い文章ですが、要は調子の面で完全ではなく、レースでも本来の能力を発揮出来ずに、未勝利戦脱出出来ずにごめんなさいっと言う感じでしょうか!

ただ、引退レースとなった中で、横山和生騎手のコメントの『道中はムキになり過ぎることもなく、上手く脚を溜めることが出来ましたが、4コーナー手前では手応えが怪しくなり、直線ではもう余力が残っていませんでした』は明らかにレース実況放送を観る限りで、ムキになり過ぎて、かかってたようにしか見えません。

もしかしたら、ベルマレットちゃんの引退後は、既に繁殖牝馬として決まってたのかもしれません。横山騎手も、レースでも無理せずに、ただ廻ってきた感じのレース運びにも納得します。

蹄の損傷から始まったドタバタ劇ですが、ベルマレットちゃんがこう言う形の競走馬生活を終えることは、とても残念ですが、繁殖牝馬として第二の人生を頑張って貰い、名馬を誕生してくれることを、陰ながら祈ってます!

今まで、ありがとう、ベルマレット