帰ってきた、ストームハート!!

一口馬主

7月下旬になって、一口馬主の新規募集パンフレットが我が家のポストに投函され始めて、パンフレットは捲ると目につく競走馬の数々ばかりで、どれも走る馬に見えてきて、結局どれでも同じように走るのではと錯覚に陥ります。(笑)こういう時は、好きな種牡馬・調教師、最後に値段で妥協したほうが有意義かもと思うのですが、そう簡単に選べたら苦労しないから、馬選びは難しいのでしょうね。

ついに再起戦が決まったストームハート!

7月のセレクトセールは大盛況に終わり、セレクションセールでも地方馬主が活発なセリに参加し、落札頭数、売上に大きく貢献をし話題。
2歳新馬戦ではクラブ法人『シルクレーシング』快進撃で8連勝という快挙。この快挙に2018年度シルクレーシングの募集がも相まって、一口馬主はざわついてます。早くも募集されるラインナップを見て評価をするブログまで登場です、一口馬主のブログはざわついてます。(笑)

そんなざわついてる中で、今年も3歳戦未勝利戦も終わりを迎えようとしてます。去年までは3歳戦未勝利戦は9月いっぱいまで施行されたのが、今年からは8月いっぱいと期限が縮小。つまり、8月までに未勝利戦に勝たないと引退か、地方競馬で再起をかける道が2択に分かれる。個人馬主ならば地方競馬という選択肢は有るが、実際には未勝利戦を勝ち上がらなかれば、引退と考えて良いだろう。

そんな厳しい世界の中で、我が愛馬のストームハートはデビュー戦でまさかのタイムショック付きの最下位。ストームハートはデビュー戦後は放牧に出されて、捲土重来を込めて再起を図るのでした。

○2019.04.24

グリーンウッド在厩。現在は、おもに周回コースにてハッキングキャンター2000mを消化しています。
「レース後ですから、体はしぼみ気味で張り感こそありませんが、飼葉を食べてくれており、特に大きく疲れている様子はありません。まだ明らかに緩さを残している状況ではあるものの、動き自体に悪い印象はなく、少なくとも大敗するような馬には見えない・・・というのが第一印象です。ひとまず今週一杯は周回馬場のみでリフレッシュを促していきましょう」(栗原担当)

○2019.05.08
グリーンウッド在厩。おもに周回コースにてハッキング2500m、坂路にてハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。今朝より、週1回の15-15を開始しています。「スピードに乗ってくるとまだ後駆がグッとついてこないため、走りのリズムがひと息になってしまう様子。運動時やスローペースで跨っている時の好印象とは違って、トモに緩さを残している分、どうやら頼りない一面もあるようですね。体はだいぶ戻ってきていますので、ここからは坂路で速めの本数を入れながら鍛えていき、必要であれば低周波治療を行うなどして、トモをフォローしていければと思います」(栗原担当)

○2019.05.29

グリーンウッド在厩。先週同様、おもに周回コースにてハッキング2500m、坂路にてハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の15-15を乗り込まれています。「さらに15-15の本数を重ねていく中で、この馬なりにトモの緩さが目立たなくなり、それに伴って坂路での動きも良化中。きのう来場した調教師によれば、『トモについては当初からの個性でもあり、そこはあまり気にしていないが、肝心の全体的な雰囲気や気配がまだ良化途上といった様子。番組面で時間的な余裕もなく、来月中には帰厩させたいので、しっかりと乗り込んで状態を上げていって欲しい』とのことでした」(栗原担当)

デビュー戦後は、栗東から車で30分ほどかかるグリーンウッド・トレーニング甲南馬事公苑(略して、グリーンウッド)でリフレッシュとトレーニングを兼ねて移動。デビュー戦後に移動した当時のストームハートは、まさに最下位の馬と思えないほど食欲旺盛。滞在先では、トモが緩さが目立たらしく低周波治療も考えての調整も考えながらの坂路トレーニングを組まれ、次第にトモの緩さも解消されました。ただ馬房内で怪我をするなどと怪我が絶えないストームハートですが、ついに栗東トレーニングセンターへと、6月21日に帰厩。

カメラ目線のストームハート

○2019.06.27
栗東トレセン在厩。おもに角馬場から坂路を1本、今朝少し速めを乗られています。「まだ色々と課題はあるものの、未勝利の番組終了期は待ってくれませんからね。取りあえず帰厩後は順調にきていますので、このまま進めて行き、中京開催後半での出走を目指したいと思います。前走でダートがまるっきりダメと決めつけるのもどうかと思いますが、爪などはやっぱり芝馬のそれ。マイルはやや長い気もしますし、7月20日(土)中京4R 3歳未勝利(芝1200m)あたりが本線になりますでしょうか」(野中調教師)

○2019.07.11
栗東トレセン在厩。今週はCウッドにて追い切られました。
「飼葉をよく食べていますし、昨日は先行してスピーディに先着。跳びが大きく、追ってからもビュッと反応してくれたように、今週は動いてくれましたよね。レースは来週7月20日(土)中京4R 3歳未勝利(芝1200m)。段々と馬は良くなっていますので、前走のように息を乱すようなことがなければ挽回できるのではないでしょうか。距離短縮も好材料だと思います」(根岸助手)

○2019.07.18
7月20日(土)中京4R 3歳未勝利(芝1200m)にミルコ・デムーロ騎手にて出走予定。「先週に引き続き、追い切りの動き自体は良かったですし、道中の息遣いも気にならなかったみたいですよ。ただ、ゴール板を過ぎてスピードを緩めた時に息が荒くなってしまうような格好に。このあたりがレースに行ってどう出るかでしょう。稽古の動きだけで言えば、未勝利にいるような馬ではありませんからね。距離短縮と芝替わりでどれだけ変われるかだと思います」(野中調教師)

問題だらけの様子ですが、元々デビュー戦が4月という遅いデビューで残された期間が4ヶ月と言うことを考えれば、問題を列挙しても仕方がないと思います。調教もそこそこ走ってるので期待をしたいのですが、一番気になるのは息づきが今一つと言うこと。全力で走ると上手く息つきが出来なければ、そもそも競走馬として最大の欠点かもしれないです。

前回騎乗した福永騎手は今回は騎乗せずに、代わりにミルコ・デムーロ騎手が騎乗してくれるサプライズ。前回最下位だったので、今回は若手騎手が騎乗依頼するかと思ったのですが、外人騎手で嬉しい限りです。ただ最近のミルコ・デムーロ騎手の成績は悪いので油断は禁物です。今回も最下位だと、絶望的な状況になるのでここはひと踏ん張りして、ストームハートの勇姿を見てみたいと思う限りです。

調教中のストームハート