ロードスラッシュ、緊張のデビュー戦！！
昨今の一口馬主ブームはまさに凄いの一言ですが、昨今のＪＲＡの改革は零細馬主の締め付けで無いだろうかと言う声が多く上がってます。個人的には降級制度の廃止、３歳新馬戦の廃止、更には厩舎制度の預託頭数削減案まで持ち上がり、要は「走らない馬はさらに淘汰されていく」流れが現行の改革ではないと思われる。クラブ法人は勿論、零細馬主は有名調教師への預託が叶わない現状になり、それにより馬主の数がどんどん減っていくのでは危惧する日々です。
日々鍛錬のロードスラッシュ！！
ロードスラッシュはゲート試験合格後、千葉のケイアイファームで短期放牧に出されましたが、その後６月上旬に美浦トレーニングセンターに戻り、新馬戦に向けて約２ヶ月近くじっくりと乗り込み練習の日々を過ごしました。昨今のノーザンファームの外厩制度を目の当たりにしてると、こんなにじっくり乗り込まれるとは、意外や意外。昔ながらの方法で２ヶ月もかけて調教を続けるとは。
現在、美浦トレーニングセンターはウッドコースの改修工事中のために、ノーザンファーム系の競走馬は、外厩施設で調整後に直接新潟競馬場で滞在をする手法を取ってるために、厩舎に空きが有るのかも知れないですが、出資者としては大事に乗り込み調教をしてくれる木村調教師の姿勢に好意を抱きます。これでデビュー戦でも結果が出ると嬉しいのですが、、、
２０１９.０８.０７
ロードスラッシュは、８月７日（水）良の美浦・芝コースで５ハロン６６．９－５１．３－３８．０－１１．８ ２分所を馬なりに乗っています。併せ馬では馬なりの相手の内を０秒５追走して同時入線。短評は「仕上がり良好」でした。８月18日（日）新潟・２歳新馬・混合・芝1600ｍに北村宏司騎手で予定しています。
◯木村調教師のコメント
「８月７日（水）はジョッキーを背に本馬場へ。前にパートナーを置き、最後は併入しました。依然としてフワッとする部分を覗かせるものの、学習能力は高いタイプでプッシュすればまた進む感じ。目標レースへ向け、概ね順調に運んでいる印象です」
２０１９.０８.１６
ロードスラッシュは、８月18日（日）新潟・２歳新馬・混合・芝1600ｍに北村宏司騎手54kgで予定しています。同レースはフルゲート18頭。現段階では優先順位１番目、同順位16頭で出走可能です。８月14日（水）良の美浦・芝コースで４ハロン５８．２－４２．７－１２．６ １分所を馬なりに乗っています。併せ馬では馬なりの相手の内を０秒６追走して同時入線。短評は「熱心に乗り込む」でした。
◯木村調教師のコメント
「８月14日（水）は芝コースで70－40程度の内容。その後、ゲートの確認も行ないました。週を追う毎に良化を遂げている･･･と跨った北村宏司騎手もコメント。初めての実戦で未知数な面を多く残すとは言え、最初から形になれば･･･と思っています」
ロードスラッシュ、デビュー戦は６着！！
落馬負傷をして最近復活した北村宏司騎手を屋根に迎え、新馬戦に向けて順調に調教をこなしたロードスラッシュ。当日は単勝とワイドの総流しで、ロードスラッシュの勝利を願ったのですが、、、
２０１９.０８.１９
ロードスラッシュは、８月18日（日）新潟５Ｒ・２歳新馬・混合・芝1600ｍに北村宏司騎手54kgで出走。16頭立て６番人気で８枠15番からスローペースの道中を６、５、５番手と進み、直線では外を通って０秒７差の６着でした。馬場は良。タイム１分38秒６、上がり33秒６。馬体重は４６２kgでした。
◯北村騎手のコメント
「マズマズのスタートから位置を確保できたものの、向正面で他の馬に寄られて怖がる素振りを見せました。その部分の慣れが必要でも、全体的には良いリズムで進められた感じ。また、追ってからの頭の高いフォームがどのように変わって来るかも大事でしょう。適性については今後の成長次第。ダートと言う選択肢も有りだと思いますが、進み具合がもう一つな現状は芝の方が立ち回りが容易なはずです」
◯木村調教師のコメント
「ジョッキーが特徴を把握できている点に加え、デビュー戦である部分も踏まえて特別な指示は出しませんでした。最初からいきなり･･･と言うタイプとは異なるだけに、まずはイメージ通りに頑張った印象。他馬を気に掛けたところは今後の課題ながら、現状の完成度なりの走りを見せられたと思います。じっくりと乗り込み、目一杯の仕上げ。近郊牧場でリセットを掛けるつもりです」
ロードスラッシュのデビュー戦は、１６頭中６着と個人的にはあと一歩の掲示板に苦い経験をしましたが、一口馬主を初めて３戦目で着実に着順を上げてきてる現状を鑑みると、とても嬉しい気持ちに浸りました。ロードスラッシュは短期放牧に出される予定で、次回の出走も未定です。ただ、一回に競馬を経験した事はロードスラッシュにとって良い経験になり、次回は期待を寄せたいと思います。
