迷いに迷って購入した、SIVIGLIA(シビリア)ワンウォッシュブラックデニム

インポート,パンツ

街中も徐々に人が増え始めて、コロナで景気が悪かった飲食店にも人が戻り始めて来ました。感染者数も最近は若干上昇したかと思えば、下降したりと不安定ですが、コロナも社会と共存し始めてます。そんな中でもマスクをしない人がポチポチと見始めてきました。夏場なので、口元が蒸してマスクをしたくないのだろう。国もノーマスクの動きに傾き出してるが、果たして、感染爆発の要因にならないかと心配である。

迷いに迷って購入した、SIVIGLIA(シビリア)ワンウォッシュブラックデニム

SIVIGLIA(シビリア、シヴィリア)とは

SIVIGLIA(シビリア、シヴィリア)は、2005年にイタリアのアンコーナで誕生し、イタリアンクラシックを現代的に再解釈し、洗練されたデニムパンツはファッション関係者からの評価も高く、デニムを知り尽くした創業者のサウロ・ビアンケッティ氏がデザインチームを率いており、洗いやダメージ加工、縫製、パターンに至るまで細かいこだわりを詰め込んだアイテムが光り、新しいファブリックや革新的な技術を追及し、乗馬パンツよりインスピレーションを得た内またに生地を貼った5ポケットパンツ「ジョッパーズデニム」やストレッチの効いたタイトなラインのアイテムはファッショニスタを満足させるに十分なデザインで、日本でもバーニーズニューヨークなどの多くの高級セレクトショップで取り扱われ、すでに高い人気を得ているブランドです。

SIVIGLIA(シビリア、シヴィリア)のデニムとして、縫製などのレベルも高く、なんとイタリアではインコテックスを擁するスローウェアグループの受託生産を手掛けるほどその技術力には定評があります。C+(シープラス)、CARE LABEL(ケアレーベル)と共にジャケットスタイルにも抜群に合う、美脚で綺麗目デニムとして御三家にも数えられました。美脚デニムという新しいジャンルを地位を確立し、メジャーブランドに成長していました。SIVIGLIA(シビリア、シヴィリア)はこのような評価で、『コアデニム』シリーズやチノパンも展開して、デニムは飛ぶように売れて、その勢いは、PTデニム、インコテックスに迫る程でした。そうです、コロナ前は!

コロナ禍と新興勢力の狭間で!

皆さんもご存じの通り、コロナ禍での緊急事態宣言が発動すると、出勤等の外出が制限され、PTデニム、インコテックスなどは店舗に並ぶも、セレクトショップの多くは店舗自体が営業することが出来ず、客層の高額なインポートブランドを嫌煙するようになり、在宅勤務からスーツは売れずに、在庫の山となる衣類の数々。ブルックスブラザーズを始め、大手アパレルメーカー、セレクトショップが倒産、閉店へと追い込まれる大氷河期が到来しました。

美脚デニムの御三家も例外では無く、C+(シープラス)、CARE LABEL(ケアレーベル)店頭やネットから消えて、SIVIGLIA(シビリア、シヴィリア)は細々と営業してます、特に初期コロナの発生はイタリアでは多くの死亡者を出したことから、工場がイタリアのSIVIGLIA(シビリア、シヴィリア)には痛手になったでしょう。

追い討ちをかけるように、新興勢力『YCHAI(イカイ)』の登場です。2018年シーズンにSIVIGLIA(シビリア、シヴィリア)の創業者兼デザイナーのサウロ・ビアンケッティ氏が立ち上げたパーソナルコレクション。たった数型の小さなコレクションでしたが、適度なゆとりを持った代表モデルROBUSTO(ロブスト)の5ポケットデニムパンツがローンチ前(商品を販売する前)から多くの評判を呼び、発売するや爆発的な広がりをみせました。これは美脚デニムから緩めデニムへの潮目が変わった瞬間です。日本のセレクトショップも買い求めて、店頭に並ぶのです。そして、コロナ禍において、この流れが拍車をかけます。ホームステイ生活が、ファッションスタイルを変貌させたのです。まさに、身内から敵が現れたのです。

正直な話ですが、当初は『YCHAI(イカイ)』のパナテラを購入検討してたのですが、楽天スーパーセールで発見したSIVIGLIA(シビリア、シヴィリア)のワンウォッシュブラックデニム。まさかの1万半ばでの価格で販売してるではないですか!本来なら、SIVIGLIA(シビリア、シヴィリア)のデニムは消費税込みで3万位します。ふっと「平行輸入か!」と頭によぎりました。

平行輸入とは、日本の代理店を通さずに直接海外バイヤー、現地で買い付けるために、値段がオープンプライスよりも安く購入出来るメリットがある一方、偽物等が横行する被害もあります。私も何を隠そう「Abercrombie&Fitch (アバクロ)」のTシャツを平行輸入で仕入れてますと言うサイトから購入したのですが、真っ赤な偽物でした。写真と違いますし、縫製も荒かったので、返品しようとしたら受け付けず。逆に、偽物なら証明しろと言われる始末でした。今でも思い出すだけで、嫌な思い出です。

話が脱線しましたが、SIVIGLIA(シビリア、シヴィリア)を扱ってる店舗の口コミを見ましたが、偽物との書き込みは無かったのです。ネット掲載してる革パッチのロゴも代理店で扱ってるデニムの革パッチと同じです。その他にも、バルバ、ラルディーニ、クロケット&ジョーンズにタリアトーレ等とセレクトショップで扱ってる人気ブランドの数々。型落ちかと色々と疑えば、キリがないのですよね。値段の安さと楽天ポイントが使用出来るので、男は度胸でポチっと逝っちゃいました(笑)

今回購入したSIVIGLIA(シビリア、シヴィリア)のモデル品番「2001」は、定番かつ人気の『SKIN FIT(スキンフィット)』としてリリーズされたタイプで、全体的にタイトで裾に向かって細くなるテーパードシルエットは美脚デニムとしての代表格です。前方は一直線で後方は緩やかな直線で、全体的にストレートに脚が見える造り。デニム生地は9オンスのストレッチ混で、比較的軽めな春〜秋の着用に適した生地感で、伸縮性のないスラックスと異なりストレッチデニムです。

一番気にしてた色味ですが、ブラックデニムに洗いをかけて深みのある薄め黒(グレー)に仕上げており、影のようなシャープでクリーンな印象を与えます。ラギットな雰囲気(無骨)は控えめで、ジャケットスタイルにも調和する上品な色合いで自分がイメージしてた感じに合ってます。

サイズ感ですが、リーバイスやイタリア系のデニムブランドのサイズを着用するモデルでは、大体サイズ29ですが、今回購入したSIVIGLIA(シビリア、シヴィリア)のデニムはサイズ30でぴったりでした。そもそもSIVIGLIA(シビリア、シヴィリア)のデニムは渡り(太もも回り)が通常のデニムよりもキツ目の造り(スキーム)です。購入される際は、渡りに数値に注意すると良いでしょう。履き始めは、若干タイトな印象も受けますが、ストレッチがある分、履きこめば馴染み多少の緩みも生れます。

総じて、色々と迷いに迷って決断しました。『YCHAI(イカイ)』のパナテラを一本購入しようと思ったら、SIVIGLIA(シビリア、シヴィリア)は約2本買えるので、お安く買い物が出来たと満足してます。現在は、円安が全通貨に起こってる現状を鑑みると、今後はインポートブランドは更なる値上げが予想されます。実際に、Apple製品は早くも値上げに踏み切ってます。今後は平行輸入での購入も検討しないと難しいでしょう。益々、モノが売れない現状になってきました。勿論、機会が有れば、『YCHAI(イカイ)』のパナテラも購入を考えてます。

とまれ、購入したデニムの裾上げに出したいと思います。その辺の話しは後程で。大人のエレガントなジャケパンスタイルに欠かせないSIVIGLIA(シビリア、シヴィリア)の人気はまだまだ続くでしょうか。それとも過去のブランドになるのかは、今後の活躍に期待したいと思います。

最後に、SIVIGLIA(シビリア、シヴィリア)呼び名で2種類書き込みました。私がホワイトデニムを購入した時はシビリアと呼ばれてましたが、今回購入しようとした時は、サイトの多くでは、シヴィリアと呼ばれてます。どちらが正しいのか分かりませんが、バイオリンとヴァイオリンの表記くらいの違いかもしれないと勝手に解釈しましたが、間違ってると、問題なので2通りで表記しました。