伊勢丹ファション大市戦利品『Belvest』紺スーツ購入レポート

10月から色んな出来事が多くて、ブログを書くことが滞ってます。
こんな事やあんな事やと目まぐるしい日々を過ごしてますが、12月には年一回の旅行で今回は京都へ遊びに行く予定です。それまでに体験談どれだけ書けるかが勝負です。

伊勢丹ファション大市戦利品『Belvest』紺スーツ

Belvest(ベルベスト)とは

ベルベストは、マシンメイドの既製服の中で最高峰と言われるイタリアパドヴァの名門ブランドです。

以前、イタリア御三家として『イザイア』『カルーゾ』『ベルベスト』と紹介しましたが、ベルベストはビッグメゾンであるエルメスやランバンなどのOEMを手がけたことでその名を知られるようになり、その後もロロピアーナ、バーバリープローサム、ラルフローレンのジャケットをOEM製造して高級テーラードジャケットの裏番(表現が古いw)として存在感を増しました。

カルーゾと同じく様々な一流ブランドのテーラードアイテムを供給してきたのですが、カルーゾはイタリア大手マコ社の傘下に入ったのに対して、ベルベストはその後、イタリアでは多く見られる何代も続く家族経営の道を選ぶのです。まさに対照的です!!

ベルベストの代表的に知名度を上げたのは、『JACEKT IN THE BOX』。小箱に入るくらいに折りたためるほど軽やかな仕立て、という意味がネーミングの由来。アイコンジャケットが全盛期だった日本には、瞬く間に人気を博したのです。

現在ではその「ベルベスト」という名前を欲しいがために数多くのセレクトショップが別注や取扱いを行う最高峰ブランドとなりました。

今季最期の戦利品は、ベルベストのスーツ。

プレ初日の開店時間前に並んだだけは有ります。ダッシュで催事場まで駆け上り、掴んだスーツがBelvestのスーツでした。何せすごい人混みで、放した瞬間に他の人に持っていかれるので、吟味しながら最後まで確保した逸品でした。

無地で柄無しのシンプルなデザインですが、やはりイタリアのブランドです。佇まいも貫禄が違いますね。紺と言っても、ブルーに近い明るい色合いの色彩です。生地はスーパー120の繊細な羊毛を使用して秋冬モノのウーステッド生地に仕上げた触り心地は温かい生地です。

3ボタン段返りを採用してモダンでクラシカルなスーツな造りに仕上げてます。個人的には2ボタンが好きですが、イタリアブランドのブリオーニやベルベストは、3ボタン段返りを基本的に採用してます。

実際に試着をしたのですが、普段は46サイズを着てる自分ですが、ベルベストになると48サイズがジャケットでは丁度良く、逆にパンツが腰周りが余裕があり詰めないと思う感じですが、ベルトでも調整できました。

袖のボタンの配置は「重ねと並び」で迷いました。普段は重ねを選択してたのですが、並びも良いかなと悩んだ挙げ句に、応対してくれた店員さんがベルベストなら重ねをと勧めたので、重ねをしました。
ただ、出来上がった袖のボタンの配置を見たら、重ねと並びの中間の出来上がりに感じました。

パンツもノープリーツの仕上げです。
店員さんのオススメで、足下はダブルの仕上げでして頂きました。やはりダブルの方が足下へと重みでキレイなラインを見せてくれるので、自分はダブルの方が好きです。

総じて、イタリアのベルベストは本来20万超えのスーツで有ります。それが伊勢丹ファッション大市ですと、3分の1にプライスダウン。毎度思うことですが、コレで原価が割れしないのかと思う程です。プライスタグに貼られてる赤いシールを剥がすと、そのプライスが下がっていく遍歴が分かります。見た目が良くて普通にモダン、悪くて何処にでもある感じのデザインで値段と釣り合わなくて残ってたのでしょうか?確かに20万超えならちょってお手が出しづらくお財布には厳しい価格設定です。

カルーゾ好きな自分にとっては、ベルベストも良いなって最近思います。
それでも、値段が手が届くファッション大市で出会えるからで有り、それだからファッション大市で買えたのは、まさに奇跡の一言!!
服って常に思うのですが、運命のめぐり合わせってあるのですよね。値段が高くて手が出せないや、たまたま店頭で見かけなかったりと、欲しい服でも巡り会えない時が有ります。
インポート好きには伊勢丹ファッション大市は、まさに宝物探しの場で童心に帰るようにワクワクします。

ドレスでもカジュアルでも着回しができる今回のベルベストのスーツは、長く愛着を持って着こなして行きたいと思います。

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