卵の甘さに酔いしれる至福の親子丼!!御徒町 鶏料理『鳥つね』

台東区,食べ歩き

10月から消費税が増税。政府の政策なので仕方がないが、今後も増税の勢いは止まらないでしょうし、将来的には20%は平気であり得るだろう。日本人にとっては、先のない将来に思える日々で、今後も格差社会が著しくなるだろう。そんな中キャッシュレス時代に突入で、生活が便利になるかなと思うけど、果たして高齢者には何の恩恵もない政策にも思える。弱者が食い物にされる世の中なのだろうか?ふと疑問に思う今日此の頃です。

卵の甘さに酔いしれる至福の親子丼!!
御徒町 鶏料理『鳥つね』

我が地元の人形町には誰もが知る鶏料理『玉ひで』が有名でランチ時になると、名物の親子丼を求めて、長蛇の列が甘酒横丁までに並ぶ人気店。しかし、食べログに於いて玉ひでを超える評価の親子丼を出す鶏料理店を発見。(2019年9月現在)我らの喰い患いのツレが興味を持ち、末広町『鳥つね 自然銅(しぜんどう)』に早速お邪魔させて頂きました。

大正時代から100年を超える老舗『鳥つね 湯島天神前本店』の支店として、1992年に開業した『鳥つね 自然銅』。漫画『美味しんぼ』・人気グルメ本・雑誌やメディアにも度々登場する人気店で、ミシュランガイドのビブグルマンに選出ほどです。鶏は日本三大地鶏の秋田比内地鶏・名古屋コーチン、奥久慈の軍鶏を丸鶏を仕入れる。丸鶏といえば、中抜きした(内臓を取った)ものを指すことが多いが、内臓がついたままの丸鶏を取り寄せ、御店でさばく。中抜きすると肉質の劣化が早まるため、「少しでも新鮮なものを使いたい」との思いからだ。160~180日間育て卵を産み始める直前の、しっかりと脂ののったメスを中心に仕入れる拘りの御店。そこまで拘れば、食べログでも上位の支持される訳が分かります。

二階の座敷に有る置物!!

鳥サラダ

鳥しんじょう

カツ丼と思って頼んでみれば!!

平日某日、早速ツレを伴って銀座線「末広町」駅で下車、目指すは『鳥つね』!!5分程度で到着すると、既に20人ほど並んでるでは無いですか!!思わず、「マジっすか!!」とこぼれ落ちる一言。慌てて並び始めるのですが、自分たちの後ろに並んだ3人家族は、車で『鳥つね』の店先もやって来て奥さんと娘を車から落下傘で降ろして、運転してる旦那さんは近くに駐車場に停めに行くとは、そんなにしてまで「鳥つね」の親子丼を食べたいのですか!!こんな状況を目の当たりすると、人間の心理的にまず思うのは、1巡目に入店出来るかの心配になってきます。ツレは先ず始めに1巡目に入らないとブチギレるので、心の中で無事に入れますようにと祈ってたら、1階に入店出来ずに2階に通されての1巡目に無事入店。

2階に通されて、ここの次に心配したのが、噂に名高い「特上親子丼セット」。
何と限定セットの為に、当日20食限定の販売なります。なので、この特上を食べる為に、朝早くから皆さん鳥つねの前を並ぶのです。ツレは値段を見て最初は普通の親子丼を頼もうとしたのですが、こちらはメニューで「鳥料理屋で何でカツ丼?」と不思議に思ったのでカツ丼を注文。そうすると必然的に特上をツレが食べる仕組みになりました。

セットに付く「鳥サラダ」と「鳥しんじょう」が登場。
親子丼が出てくるまでの箸休め的感じでしょうか、それでも「鳥しんじょう」は美味しくてツレは1個半も食べる食いっぷり!!

そして「カツ丼」と「特上親子丼」の登場です。
カツ丼は見た目からして、ヒレ肉なのかなって思って口に頬張ると、「何か違うだぞ!!」と直ぐに気付き、こちらの求めてた豚肉と全く違う食材だと直ぐに気付きます。「何だ、これは!!」と直ぐに連想したのは「鶏肉」。胸肉をカツ風にして提供してるかと思ったのです。後で店員さんに聞くと、やはり胸肉でした。正直な感想は、「カツ丼と書かなければ良いのに」と思ったのが、正直な感想です。それでも卵のとじ方が絶妙で美味しかったです。

そして、ツレが頼んだ「特上親子丼」の方はと言うと、、、。

ツレが親子丼をもりもり食べてる!!

こちらに少し分けてくれる気持ちも忘れて、「美味しい」とただ一心不乱に丼から顔を離さないwww。「マジっすか!!」とこっちはぼーっと見つめてると、視線に気付いたらしく、丼を交換してれました。丼の中を見たら残り4分の1ですよ。これって鶏の魔力ですか!!(笑)。本来親子丼を日常生活でしょっちゅう食べる機会は正直ないです。どの基準で『鳥つね』さんの親子丼を評価する事は出来ませんが、正直な感想は「美味しいです、とても美味しい」の一言に尽きます。
まず卵のとじ方が絶妙でとろとろして卵が半熟のようなとじ方をしてます。そして卵本来の甘みなのでしょうか?まさに半熟とろとろなので、米によく絡んでとても美味しく口の中で堪能!!肉も細かく切られて良いですね、実に良い!!

老舗の味を堪能した我々は、まさに『鳥つね』の親子丼に魅了されました。
時間をかけて並ぶ価値のある親子丼と言えるでしょう、最後に残念だったのが、ランチ限定のビールを頼むのを忘れたくらいです。「僕を食べて美味しい?」と見つめる木彫りの鶏が、如何にもユーモアに感じて、ツレと共に『鳥つね』を後にするのでした。

カツ丼

お吸い物

特上親子丼、見参!!

器も品の有るものを使用!!

僕を食べて美味しいと見つめられてますw