ふっくらした穴子はふわとろ絶品!谷中 鮨屋『乃池』

台東区,食べ歩き

東京オリンピックのチケットが販売されたのですが、ネットではパンク状態で購入することが出来ず。よく話を聞くと、抽選での販売らしく販売期間中なら先着順の販売でないので安心してくださいとの報道も有るのですが、一部報道では51万人ものアクセスが集中したのですから、それはネットで申し込みできないわけですよ(笑)
しかし、来年には東京オリンピックですが、未だに実感が沸かないのは私だけでしょうか?

ふっくらした穴子はふわとろ絶品!
谷中 鮨屋『乃池』

落語の寄席のような雰囲気

根津神社のツツジ祭りを観賞後に、ビール缶を片手に谷根千の下町を散策しながら、下町の風情を感じながら歩いていくと、行列の出来てる御店を発見。何のお店だろうと近づいて見ると、目に飛び込んできたのが、穴子寿司で有名な鮨屋『乃池』を発見!

以前、ツレと谷根千をぶらり散歩した時に立ち寄ろうと思った鮨屋『乃池』。散策の日にちが『乃池』の定休日と重ねって訪れることが出来ずに断念したのですが、まさかゴールデンウィークの10連休で営業してるとは、しかも祝日扱いなので休み無しの営業の為に、遅めのランチが出来るでないですか。並ぶのが嫌いなツレですが、大好きな穴子が味わえるので入店を決意。しかもそれほど並ばずに入れたのもラッキーの一言です。

メニュー(GWの影響か、黒塗り多し)

お通しの穴子にごり

上にぎり

かんぴょう巻

1階の店内は既に満員で2階の昔ながらの風情ある落語の寄席かと思う座敷に通されました。
とりあえず、ビールを頂きながら再度喉を潤しながら、メニューを見渡すと10連休の影響下でしょうか?黒塗りが少し見られました。
名代穴子寿司、上にぎり、かんぴょう巻をお願いし、穴子にごりをつまみながら、不忍池(しのばずのいけ)から不忍乃池から転じて、『乃池』したのかなってくだらない駄洒落を連想しながらビールを頂いてました。

眼の前の穴子大好きツレは、鮨屋『乃池』の情報収集に勤しんでました。
食べログ5000に選べる江戸前寿司『乃池』。寿司業界ではレジェントと呼ばれる野池幸三氏が、昭和40年代に谷中に店を構えて、折り詰めのお土産で出してた穴子が評判になり、『乃池』の穴子寿司は美味しいと皆がこぞって訪れるようになりました。

穴子は専門の仲卸から仕入れ、毎朝、20kg前後の穴子を片っ端からどんどん捌いていく。鰻同様に、関東では背開きに、関西では腹開きにするのが一般的で、乃池の捌きは背開きで、腹から切ることは切腹に繋がるって嫌ったというわけで、昔ながらの江戸前寿司を伝承してます。頭を落とし、骨や内臓を取り除いた穴子は、酒、味醂、砂糖、醤油の至ってシンプルな調味料で、小1時間ほど強火でふっくらと煮ます。
この穴子の煮汁がツメになり、開店当時から継ぎ足しのツメは、思いのほかあっさりとしていて上品な甘さ。赤酢と塩のみで作るという、乃池の昔ながらのシャリにもよく合う。シンプルな造りの穴子寿司との口コミです。

自称穴子大好き穴子博士のツレが、鮨屋『乃池』の歩みの講義を聞きながら、『乃池』は野池幸三の名字から取った名前かと分かり、素晴らしい講義が終わった頃に、頼んだお寿司が運んできました。もうツレのルンルン気分はマックス限界です。

かんぴょう巻」は、変に甘過ぎずに程よいかんぴょうの甘さがシャリと良く合ってます。結構好きな味です。
上にぎり」は7貫、鉄火巻3つと昔ながらのシンプルな江戸前寿司のにぎりです。とても美味しくいただきました。

そして真打ちの穴子寿司の登場!!

一口食べた率直な感想は、柔らかいだけの穴子ならよく食しますが、ふっくらとした柔らかに程よい甘さが絡み合って、頭に浮かぶ一言は『ああ〜旨し!これが乃池の穴子寿司か!
お惣菜コーナーの固い穴子と違い、回転寿司のただ柔らかい穴子と違い、乃池の穴子は柔らかさの中にふっくらした穴子。昔ながらのシンプルなシャリの味と固さも程よく、これなら穴子8貫もぺろりと頂けます。今流で言えば、ふわとろ穴子です。

ツレは、穴子寿司の折詰を所望されたのですが、この後も徘徊するので断念しましたが、ツレを魅了した『乃池』穴子寿司は絶品です。
また谷千根に訪れた訪れた際には、是非ともまた『乃池』に訪れたいです。ごちそうさまでした!!

名代穴子寿司

ふっくらした穴子は絶品

至福のひととき!!

五月晴れ、鯉のぼりが下町ですね!