「角煮ご飯」におったまげ~ 浜松町『八ちゃんらーめん』

港区

2023年4月、浜松町にベトナムの店主が『八ちゃんらーめん』をオープンさせた。食べログの書き込みも増えて、お昼時には行列が出来る程に人気店です。以前から気になったラーメン屋に突撃してきました!

「角煮ご飯」におったまげ~ 浜松町『八ちゃんらーめん』

『八ちゃんらーめん』は、東十条、秋葉原の名店『麺処 ほん田』に9年間在籍したベトナム出身のハさんが独立したラーメン屋。その為、ベトナムではお馴染みの333ビール、ベトナム焼き春巻き等をサイドメニューで置いてます。浜松町駅から3分程度の立地の為、昼時になると、近隣のサラリーマンで繁盛してます。

「八ちゃんらーめん」の前を夕方に通ると、店外に行列が出来る程に人気店で、一度訪れてみたいと気になってたのですが、塩らーめんにしようか、食べログの書き込みが多い人気の醤油つけ麺にしようかと迷いました。訪れる当日、「八ちゃんらーめん」のインスタグラムに5食限定の「角煮ご飯」見たので、和え玉も頼める塩らーめんよりも、特製つけ醤油を食べる事に決めました。

八ちゃんらーめんは先購入後並びシステムらしい。ただ、私が訪れた当日は開店前で、既に並んでるお客様が居たが、開店と同時に順番で食券を購入した為、先購入後並びなのかは不明である。

店内の雰囲気は、カウンター6席、テーブルで4席と比較的にこじんまりとした空間ですが、厨房は広目の造りになってます。水のお代わりはセルフ式で、テーブルには、胡椒やつけ麺用の岩塩が置かれてます。

八ちゃんらーめんは、美味しいつけ麺の食べ方を教えてくれます。あまりつけ麺を食べない私には有難い指南書です。そんな八ちゃんらーめんの麺は、国産小麦「はるゆたか」を使用した特製麺で、らーめんとつけ麺の麺は刃を変えて、麺の太さを変えるこだわりです。

尚、スープはブレンドされた醤油に鶏、豚、煮干し、鯖、アサリ、昆布など様々な出汁が複雑に絡んで味です。つけ麺には、低温調理されて臭みを感じない歯ごたえのある鴨チャーシュー、出汁には豚ロースの舌触り滑らかなジューシーなチャーシュー、味玉子はやや堅めで、ウイスキー仕立てで漬け込んだ大人の味玉子です。

昆布水と皆さんが騒ぐので、何の事かと思ったら、つけ麺に昆布水が浸してあり、麺と昆布水を絡めながら、出汁に改めて浸けるという、つけ麺に詳しくない私にとっては、何とも奇天烈な食べ方。実際、食べてみても、味の膨らみや旨さの広がりを感じず。出汁の風味に昆布水の出汁感と小麦の風味が加わり、味のバランスが良いのでしょうが、初めて食べる味ですが、感動は生まれず。こう言う食べ方をするのが、今の流行りなのかと感じた次第です。

また麺も色々と凝ってるみたいですが、つけ麺と言えば、太麺のイメージであります。八ちゃんらーめんの麺はお蕎麦のように見えて、中から細麺の間です。歯ごたえ良いのですが、麺と出汁の絡みからすると、上手く絡んでない印象で食しました。つけ麺マニアからすれば、これが今の主流なのかなと思いつつ、食しました。

インスタを見て訪れようと決めた角煮ご飯が登場。神々しく輝く肉の塊が、ドンとご飯の上に乗っかってる!肉肉しい程の迫力に、らーめん屋で以前食べた海鮮丼よりも、こう言う男飯がツボにハマります。角煮ご飯、スープ割を貰って、即席の「角煮ご飯半らーめん」定食を作ってみました。濃厚な味と、驚くほどの柔らかさに、角煮ご飯が私に至福の時をもたらしてくれました。

つけ麺を食べに来て、角煮ご飯に感動して帰った私ですが、知人に「八ちゃんらーめん」の話を後日したら、知人のオススメは、塩らーめんだそうです。次回訪れる時は、塩らーめんにチャレンジしたいと思う次第です。

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