秋冬物もセールが終わり、春夏物へと店頭のディスプレイが変わりつつ有ります。しかし、私はセール品を漁りに励んでます。これを逃すと、今年の来年の今の時期まで、待たないといけないからです。でも、買う時期が遅すぎると、箪笥の肥やしになる可能性も有ります(笑)
ブラックデニムは好きだが、ホワイトデニムも好き『PT TORINO SWING』
当サイトでは何度も紹介されてるイタリアきってのパンツ専業ブランド「PT TORINO(ピーティートリノ)」。以前はPT01(ピーティーゼロウーノ)というブランド名でしたが、創業地であるトリノへのトリビュートとともに“究極のパンツ”を創るという強い意志を込めてこの名に変更されました。
オールラグジュアリーを目指す TORINOですが、50年以上にわたって培ってきた生地への深い造詣を活かしつつ、メンズクロージングにおいてもっとも重要なアイテムはパンツ、というコンセプトの下、専業ブランドとして技術とノウハウを注ぎ込んだデニムパンツです。
名称もPT01のリブランディングに伴い、5ポケットパンツをメインとして展開されていたPT05は「PT TORINO DENIM」へと変更されました。と言うより、コロコロと名称を変えるのは、PTのお家芸になりつつあります。
今回購入したホワイトデニムは、楽天サイトの『粋な着こなし』の在庫一掃セールで発見しました。以前は、2~3万円台の価格帯で販売されてたパンツですが、今期からは円安の影響下で、デニム等は3~4万円台へと値上がりしてます。昔のプライスを知ってる私にとっては購入しづらい。しかも、値引率も厳しいのが現実です。ポイントを併用して、私の財布に何とか優しい値段の2万円半ばで購入出来た次第です。
PT TORINO DENIMでは、スキニーフィットの“ROCK”やテーパードシルエットでクロップド丈の“REGGAE”をはじめ、“SOUL”、“HOUSE”、“JAZZ”など、そのシルエットから連想される音楽のジャンルがモデル名としてネーミングされています。
そんなPT TORINO DENIMの基軸モデルになるのが、今回購入した「SWING(スウィング)」です。PT TORINOでも人気の高いSUPERSLIM FITを5ポケットジーンズに落とし込んだのが同モデル。ベーシックな5ポケットジーンズですが、デニム本来の素材を活かしたキレイな色落ちや肉厚のレザーを袋縫いにした味のあるレザーパッチなどからPT TORINOの意気込みが感じられるデニムです。
生地に関して言えば、PT TORINOを擁するコーベル社は、もともとは4代続く名門生地メーカーです。それゆえ5ポケットパンツの生地にもとことんこだわっており、すこぶる品質が高いです。こちらの品には、厳選されたコットン素材を原料にした糸をシャットル織機で織り上げた高級ストレッチホワイトデニムが使用されている。オールシーズンに対応する生地で、シッカリ感があるのに厚すぎず、デニム特有のゴワつきがほとんどなく、たいへん穿きやすい(扱いやすい)ことが特徴です。深みのある質感、端正な綾目、美しい白の発色など、この価格帯のデニムの中では完成度の高さはピカイチなので、セレクトショップでは引き合いの逸品です。
実際、ズボンを穿いてみると、ストレッチが混紡されているので、細身の作りでもワタリが充分に有り、ストレスを覚えることはありません。屈んだときや椅子に座ったときに生地が突っ張らないので、とにかくラクチンです。
美脚パンツで有名なPT TORINOでも多くの支持を集めるフィッティングモデルは、「SUPERSLIM FIT(スーパースリムフィット)」です。特徴はやや浅めの股上で、ぴったりとした腰まわり、ワタリから裾へと流れるようなテーパードシルエットになります。従来よりも裾幅が細くなった分、テーパードが強調され、さりげなくモードな雰囲気で穿きこなせます。
日本でも人気モデル『ROCK』はデニム•スラックスラインのPT TORINOの中で最も細身のモデル「SKINNY FIT」をベースにしたシルエットです。「SWING」と比較すると、太腿幅(ワタリ)はやや細めに設計されていますが、股上は深いつくりとなっております。
逆を言えば、極端に細くない(スキニーほど細くない)、加えてストレッチが効いている造りなので、動きづらさは皆無な訳です。肥り気味の私でも、「SWING」だとサイズ29が穿けますが、ヤコブコーエンのようなスキニーデニムだと31へサイズアップしなければ、穿く事は出来ません。改めて、ワタリの重要性気付かされました。
ブラックデニムばかり購入してた私ですが、久しぶりのホワイトデニムです。以前購入したPT TORINOのブラックジャケットに、マイブームになりつつあるブラウンカラーのシャツを合わせてみました。落ち着いたシックな雰囲気に整ったと思います。オールシーズン穿けるデニムなので大事に扱いたいと思う次第です。