PT01『GHOSTPROJECT』購入レポート

インポート,パンツ

最近慌ただしくて、色々と勉強をしたり講習を受けに行ったりと、日々時間に追われてる毎日で、今週も講習を受けに出掛けるのですが、最後に試験が有るのに、勉強が全然進まず。後1時間、せめて30分有ればと思いながら過ごす日々です。

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PT01『GHOST PROJECT』購入レポート

PT01(ピーティーゼロウーノ)とは!

トリノで4代続く生地メーカーの名門、コーベル社のオリジナルパンツブランドである「COVER」を前身に2008年に誕生しました。50年以上に渡り、培ってきた生地への深い造詣を生かしつつ、「メンズクロージングにおいて最も重要なアイテムはパンツ」というコンセプトにの下、パンツ専業メーカーとしての技術とノウハウを注ぎます。 2008年に、インコテックスのMDもつとめた、マリオ・ステファノ・マラン氏が、 ディレクター兼デザイナーを務め、PT01(ピーティーゼロウーノ)を発表しました。「PANTALONI TRINO(トリノ初のパンツという意味)」つまりトリノに拠点を置く本社から由来し、同時にPANTSのナンバーワン・世界でオンリーワンという意味から命名されました。
上記は何処でも有るメーカー説明の文章ですが、イタリアを代表するブランドとして、INCOTEXに並ぶイタリアパンツ界のトップで、個人的な感想は、INCOTEXは柔なら、PT01は剛。
INCOTEXは足を細く見せるシルエットの美脚のパンツ作りですが、PT01は太腿のワタリは広く、股上が緩めのパンツ作りで、野暮に見えないシルエットは、まさに剛のイメージです。
剛の表現が正しいかと言えば、PT01マニアから見れば、違う表現かもしれません。剛で有りながら、見えない部分に手の込んだ遊び心が満載のおもちゃ箱です。
先ず、ウエストの裏側に凝ったデザインの生地を施されています。通常のメーカーでは、パンツの裏地を同色の生地を使うのに対して、PT01はウエストのその裏地の柄を豪華にすることで、見えないオシャレ感を醸し出してます。店頭で手に取ったパンツには、細部に渡って手の込んだ作りは、おもちゃ箱みたいな面白味の有るパンツです。
創業者で有るマリオ・ステファノ・マラン氏は、パンツ専業ブランドINCOTEX(インコテックス)にて経験を積んだ後、当時外注にて活動していたファクトリー、BOGLIOLI(ボリオリ)にてそのブランド名を提案しブランディングの向上に大きく貢献している。その後ブランディングの力を活かし、カシミアのニットで有名なブランドBRUNELLO CUCINELLI(ブルネロ・クチネリ)にてアジア圏の新規店立ち上げに力を発揮し、現在COVER社にて「PT01」の運営をしている。ボリオリなどを始め、様々なブランドを発展させているため、ファッション業界を活性化させるスペシャリストとも言える人物です。
そもそもパンツ業界に面白味が欠けると思ってたマリオ氏は、昔ながらのテラードパンツを意識しながら、現代的な細いシルエットに再構築し、マシンメイドでハイコストパフォーマンスでイタリアに限らず、世界で人気を博したのです。

Ghost PROJECTは!!

PT01の製品開発は、熟練の技術によって、快適さとスタイリッシュを併せ持つ普遍的なフィッティングを作り上げ、そこに毎シーズン、テーマ性のある仕様を取り入れていくというものでした。その為に『SUPER SLIM』・『EVO』・『CARROT』モデルのパターンが色々と豊富です。
これに対してGhost PROJECTはディテールではなく、根本となるシルエットやスタイルについて従来のフィッティングにとらわれることなく、まったく新たに取り組みました。 そこでモチーフとなったのがよりエッジなモードテイストのパンツです。こうしたスタイルにリスペクトし、さらにパンツ専業メーカーの観点と技術で再構築しましたモデルがGhost PROJECTなのです。
今回は欲しいモノリストで、秋冬パンツを購入する予定でした。
色はボルドー色が欲しかったので、パンツ売り場で物色してたら、ちょうどいい感じのパンツを発見。それがPT01のGhost PROJECTでした。
ここまでの話の流れからすれば、今回手にしたパンツはワンシーズン遅れの型落ちです。常に時代の流行りを研究するPT01はプリーツ入りのモデルです。バブル期を感じさせる内プリーツが2本入りは、足元は九分丈のダブル仕立て。履いたら柴田恭兵を味わえるあぶデカを彷彿させるファッション感覚!!バブリー!!(笑)
流行り的なパンツですが、プライスネームが1万ちょっと。
裾上げ処理もせずに済むので、安いと思い購入することにしました。
ファッション大市でなければ、このプライスで巡り会えないでしょうし、従来購入してたチノパンやテラードパンツと違ってこんな面白味の有るパンツを手に取る事も無かったでしょう。
そういう意味では、伊勢丹ファッション大市は、大人のおもちゃ箱なのです。