赤酢のシャリが独特の江戸前鮨『鮨 一條』

中央区,日本橋,食べ歩き

11月3日に伊勢丹のレ・ブティックバザールが開催予定。
招待状が送られてきたので、開封して拝見したら、高級ブランドも出品するので、今回のセールは行きたかったのですが、その日は急な仕事が舞い込み、ワンデーセールに訪れることが無理そうです。ファション大市と並んで有名なセールだったので、行けなくてとても残念です。ただ、ツレに聞いたら、この時期の11月3日は祝日で、他のブランドもセールを行なうので、カブる日として有名らしいですf(・・;)

赤酢のシャリが独特の江戸前鮨『鮨 一條』

ツレの誕生日がやって来ました。

ツレの誕生日会を行いたく、8月下旬から色々とお店選びをしました。最初はポピュラーにイタリアンか、フレンチでもと思いましたが、ツレは白ワイン、シャンパンは飲めるが、赤ワインは大の苦手
そのため、イタリアン・フレンチは選ぶのを止めて、和食を中心に探すことにしました。そんな中で、子供の頃は誕生日のお祝いは、焼肉か寿司と決まってたように思い、今回は寿司屋にしようと検索を始めました。ただ、日曜日営業と言う条件で探し始めると、グーグル先生が提案してくれたのが「すしざんまい」w
「すしざんまい」でも良いですけど、お祝いなので背伸びして今回はチェーン店でも立ち食いでも廻る寿司屋でもなく、ちょっと高級店に行こうと心に決めたのです。

鮑(アワビ)

タコ

しゃこ

アワビの肝

昔ながらの江戸前鮨に技光る『鮨 一條』

色々と検索し始めたら、東日本橋に『鮨 一條』が目に入り、日曜祝日営業もされてるとのこと。しかし、9月の三連休の月曜(祝日)は河岸が2日連続で休みのために、お休みとの事。そのため、日曜の予約を取りました。

東日本橋に店を構える『鮨 一條』は、昔「都寿司」の跡地で、「都寿司」が移転先で開業したのが「日本橋茅場町 すぎた」。その後を継ぐ形で開業した話題の寿司屋として鮨好きの人には話題の御店です。都寿司当時の内装をそのまま居抜きして開業した「鮨 一條」は、人形町に有る寿司屋『六兵衛』で長年修行を積んで念願の独り立ちしたお店で、お店を訪れるお客さんは良い場所にオープンしたねと声かけられて、一條さんは笑って答えます。

9月某日の夕方オープン前の4時半に『鮨 一條』に、日曜夕方で二名で予約。その時に、すかさず「初めて伺うのですが、どんな感じですか?」と聞いたら、「おまかせでだいたい2万くらいの感じですが?」と言われたので、「お願いします」と了承。誕生日のお祝いの為でツレには、何処に行くかは内緒で当日まで、ツレ以上にこちらが心ウキウキで待つのでした。

日本酒に突入!(笑)

かつおの薬味

かつおのたたき

つまみのラスト前の一品

茶碗蒸し

あん肝

日比谷線の人形町駅に集合して、日本橋久松町方面へと徒歩約10分。
再開発とオフイス街が立ち並ぶ中のビルの1階に店を構えてるので、意外と直ぐに見つけることが出来ました。店内に入るとカウンター席で10席ちょっとで、古風な昔ながらの感じがして、室内もキレイに掃除がされていて、ガラスケースの鮨種に目がひきます。

お祝いの言葉を交わしてビールで乾杯!!

「ツマミますか?握りますか?」の声がかけられて、まずは「ツマミます」と返答。勉強した甲斐が有りました(笑)

ツマミの構成は、全体的に白身魚から味が濃いものへと丁寧な手順で出されていきます。特に美味しく頂いたのは、アワビ・あん肝にアワビの肝です。日本酒に良く合います。と言うよりも、お酒のツマミの為に有るようなモノで、コレを食べたらお酒が呑みたくなる満足な一品の数々。日本酒も1合単位で提供してるのですが、種類も豊富で値段も手頃です。やはり日本酒が一番合いますよね。

そんなツマミの数々で、個人的には鮟肝に奈良漬けを合わせた逸品が一番美味しかったです。奈良漬けのシャキシャキした食感と煮汁のたっぷりの鮟肝の甘柔らかさが相まって、思わず美味いの一言が溢れる逸品です。ツレと色々と会話をしながら、酒が進み楽しいひと時を過ごすことが出来ました。

一番最初に訪れたのに、気づけば満席になっており、人気のお店。一條さんが1人で切り盛りして、お客さんと対話したりと、ある意味凄いです。

烏賊

コハダ

あじ

赤身

赤酢のシャリが独特で癖になる味

ツマミも終わって、そろそろ握りが始まるのですが、鮨種よりもシャリが独特。程よい酸っぱ味の赤酢のシャリは、癖になる味わいです。多分、今までの人生の中で、ココまで酸っぱさが有るシャリは初めてかも知れないです。

カウンター席が10席程度ですが、1人でテンポよく御客様に提供するのもかなりの負担がかかるのだろうと思うのですが、いつも愛想がよく笑顔を絶やさない一條さんの人柄が、この御店の人気の1つでも有るのでしょう!!

1人で切り盛りする一條さんですが、握る寿司は一つ一つ丁寧です。
某有名ブロガーが、書かれた「穴子と玉子」ですが、自分的には美味しく感じました。他のブログでも「穴子や玉子」は評価が高い意見が見受けられるので、その人の好みでしょ!穴子マイスターのツレは、穴子が出た瞬間に大喜びで、食して美味しくて発狂してました。(笑)

個人的には、美味いと思ったのは、車海老です。ツレが食べやすいようにカットして出して、海老の甘みと食感がシャリの固さに混じり合い、甘すっぱみで喉を通った時に「美味い」と溢れました。後は干瓢が食べたかったのですが、また今度伺った時に食べたいと思います。

隣の席に着いた御客様は常連さんらしく、一條さんと色々と話してましたが、会話の中で「そろそろ星付くんでないの?」と茶化してましたが、個人的にはどうなんでしょうね?私は星付きのお寿司屋に入店したことが無いので分かりません。ただ、将来そういう評価が下りたら納得はするでしょう。そういう意味では青田買い的なお店かも知れないです。

とまれ、焼き肉バトル真っ只中の人形町は、実は人気のお寿司屋さんの密集地でも有り、そういう意味では激戦区。コチラの『鮨 一條』も人気店として強力な個性が光ります。

なんだかんだで楽しいひと時が過ぎ誕生日会も無事に終了。ツレも満足して二軒目のパレスのバーで一杯飲み直しをするのです。今年は楽しい誕生日会が出来て、『鮨 一條』に感謝です。また干瓢目当てに足を運んでみたいと思います。

中トロ

車海老

穴子

お吸い物

ウニの軍艦

小柱の軍艦

玉子

名店の味に、満足です!!