産駒の安定感に期待、レディカーニバル2017

一口馬主

今日は宝塚記念が施行されるのですが、先日の禁止薬物混入で土日に約150頭もの出走取り消しを行ったJRA。今回のG1も頭数が少ないのが少し残念で、種牡馬としての格上げを目指す感じになりますが、それ以上に7月に行われるセレクトセールに向けて、出展される競走馬の兄弟が高く売れるようにメンイチで仕上げるのでは思うので、要注意です。

産駒の安定感に期待、レディカーニバル2017

毎度まいどの事ですが、時をかなり戻しましょう!!

ネット上で怪物級と噂されたタッチアス17を出資に伴い、ロードサラブレッドオーナーズの他の募集競走馬を出資しようかと思案しながら、パンフレットを眺めながらと、有名調教師の名前がずらりと並んでるでないですか!
中内田調教師、安田隆行調教師、藤原英昭調教師とG1トレーナーのラインナップがずらりです。他のクラブとは全然違うんだなと改めて今話題のロードサラブレッドオーナーズの実力に感心しましたが、そんな中、パンフレットを捲ってると、庄野靖志調教師の名前を発見!!

庄野靖志調教師と言えば、一時期最強ではと呼ばれ大阪杯を完勝したスワーヴリチャードを、ダート競走でもサマーウインド等の重賞馬を多数輩出した名トレーナーです。

他のクラブでは名前を拝見出来なかったので、ここは出資しようかと思い、庄野靖志の扱う競走馬に目を向けると、レディカーニバル2017なのですが、これが良いのです。

○2019,01,30(スタッフコメント)
「1月後半も定期的にハロン18秒のキャンターを繰り返しており、相変わらず動きの良さが目立っています。過去に携わったレディカーニバルの産駒との比較でも素材の良さはトップクラス。乗り手としては高いレベルで結果を求めたくなる1頭です」

○2019,02,28(スタッフコメント)
競走馬名は「フレーヴォ:Frevo ブラジル伝統のダンス」に決定。
「最近は調教中に適度な気合いが感じられるように変わり始めた印象。心身共に期待通りの成長を遂げています。乗り味や動きの良さからは育成中の2歳牝馬の中で五指に入る実力を備えていそう。近日中に更に踏み込んだメニューを試すつもりです」

パンフレットで一番目を引いたコメントは、「今までの産駒の中でサンデーサイレンス系を配合すると、2頭で合計7勝とハイアベレージ。」
まさに素晴らしい成績で、今回のレディカーニバル2017にも期待が高まります。しかし、今回の配合した種牡馬はジャスタウェイで、種牡馬生活2年目なのです。

ジャスタウェイってどんな馬!!

ジャスタウェイと言えば、ワールド・サラブレット・ランキングに於いて130ポンドの評価を受けて、日本史上初の単独ランキング1位に輝いた世界的なホースです。

正直な話、重賞ではぱっとしない成績で常に2着が多いジャスタウェイは、シルバコレクターと揶揄される事が多く、重賞を一着を取れば出走確実な天皇賞秋も毎度2着のオンパレードで賞金が加算されず、当面の目標だった天皇賞もあわや賞金が足らずに出馬登録が出来ないと危ぶまれたのですが、何とか滑り込みんだイメージの天皇賞。

そんなジャスタウェイが魅せた天皇賞秋の完勝劇は、今までのシルバーコレクターと揶揄された鬱憤を晴らすかのような豪快な直線での差し切り優勝。当時史上最強牝馬のジェンティルドンナも出走してたのですが、追いつくことさえも許さない圧巻のワンサイドゲームです。当時の競馬ファンの中には「これってフロックでは?」と騒いでましたが、翌年のドバイ競走での走りで、世界のジャスタウェイになり、ワールド・サラブレット・ランキングに於いて130ポンドの評価を受けます。

ジャスタウェイの父はハーツクライで、ハーツクライ自身も有馬記念で、ディープインパクトに土をつけて優勝を収め、その後ドバイ競走で優勝を果たす活躍を遂げたのです。親子揃って、大物喰いの大器晩成型かもしれないです。

ただ、ジャスタウェイの種牡馬としての成績はまだまだ未知数の域が多いために、ある意味リスクを伴う出資でしょう。産駒は重賞馬は居らずともダービーでも3着の成績を初年度残したので今後が注目でしょう。

フレーヴォの育成状況、入厩へ

レディカーニバル産駒は好成績。況してや、サンデーサイレンス系の配合。たぬきの皮算用ではないですが、1勝は確実かと思って出資した次第ですし、庄野靖志調教師の元でどのように成長するか期待の眼差しです。では、フレーヴォのその後は北海道から千葉へ移動して、、、

○2019,06,04(スタッフコメント)
「今までと違う施設や人間に慣れさせながら取り組んでいるものの、2歳の牝馬らしからぬ落ち着いた態度。昔からここに居たかのような堂々とした姿は頼もしい限りです。近日中にピッチを速める予定。動きについても何の課題も浮かんでいません」

○2019,06,18(スタッフコメント)
6月13日(木)測定の馬体重は455kg。
「6月14日(金)に半マイル54秒0、終い13秒3の時計を出しています。こちらでビシッと行ったのは初めてで戸惑い気味。いつもの走りを全く見せられなかった・・・と乗り手は振り返りました。次は変わりそう。移動に備えて準備も整えておきます」

○2019,06,21(クラブから報告)
フレーヴォは、6月21日(金)に栗東・庄野靖志厩舎へ入厩しました。初めて経験する環境に慣れさせながら当面は1ハロン18秒前後のキャンターで仕上がり具合の把握に努める方針。ひとまずはゲート試験の合格を目標に調整を行ないます。

フレーヴォは調教のペースを早めてテンパったみたいです。
それでも、無事に栗東に入厩出来たので、ひと安心です。ゲート試験合格して、その後放牧されるのか、デビュー目指すのかと、これからワクワクしながらフレーヴォのデビューが待ち遠しいです。