長瀞紀行、長瀞渓谷の川下り之巻

旅行、観光、日帰り散策

以前から予定していた9月の旅行。日帰り旅行で注目の「長瀞」に出掛けたく、色々とプランを立てました。しかし、秩父鉄道は時間帯によって1時間に1本の時もあり、交通手段が電車だと不便に思えたので、それならば一泊旅行に変更して、電車でのんびりと廻る事にした次第です。
今回は長瀞渓谷の川下りまでのバタバタ道中を綴りますが、最後まで読んで頂き、旅の参考にして頂ければ幸いです。

長瀞の小旅行のスケジュール

今回は長瀞をメインにした小旅行。

そば処『たじま』→宝登山に登頂

かき氷『阿佐美冷蔵 宝登山通り店』

『長瀞とガレ』→長瀞岩畳

御宿『花のおもてなし 長生館』

長瀞の川下り

タイムスケジュールはまばらですが、こんな感じでブラブラと満喫しました!!

朝を起きたら長瀞の朝は小雨でした!!
いつもよりも早く起きて、早風呂に入り早めの朝食。
ひんやりとした気温に肌寒くは感じませんが、空を見上げると雲の薄さに雨は止むなと思いながら、風呂に浸かってると風呂場からのこんな感じかって、目が移り耳には河のせせらぎが聞こえてきます。今日もお風呂場は1人で貸切状態でした。長生館の朝食は昨日頂いた「花水木」ではなく、1階のロビー横の大きい目のフロアで頂きました。朝食のおかずは和食中心の一般的なメニュー構成で、パン等の洋食でなく、予め席が決まっていて着席すると、係員の方が小まめにご飯やお味噌汁をよそってくれます。まさにいたせりつくせり!!
ココで気付いたのですが、宿泊客が5組しかおらず、多くが女性客のカップルでした。男性用の大浴場が貸し切り状態の意味が良く分かりました。
朝食を食べ終えて、部屋でゴロゴロとしながらチェックアウトの時間まで外の庭園の景色を眺めながら、9時40分に名残惜しくチェックアウトしました。ありがとう、長生館!

長生館の岩場温泉

長生館の岩場温泉

長生館の朝食

豆腐料理

長瀞渓谷の川下り体験ツアー!!

長生館から徒歩3分程、長瀞駅の真逆に川下りの待合室兼チケット売り場が有ります。ネット予約をしてるのでチケット売り場で氏名を告げて、代金を払ってチケットを受け取ります。待合室を見渡すと年配の日本人の方が多く居て、ギュウギュウ状態でした。集合時間前に早めにトイレは済ませたほうが良いでしょう。待合室には長瀞の歴史を紡ぐ一枚一枚と写真が飾られてます。そうこうするうちに、集合時間10時になり案内をされてバスに乗り込み、上長瀞へと目指すのです。

長瀞ライン下りチケット売り場

長瀞ライン下りチケット売り場

待合室内の写真展

待合室内の写真展

長瀞ライン下り専用バス

「長瀞」の由来とは?

難しい漢字を書く「」の意味は、川の浸食によってできた深い淵で、川の流れが静かな場所。瀞の場所が長く続くから、「長瀞」と付いたのが地名の由来と言われます。それならば、川幅が中位なら「中瀞(中トロ)」と直ぐに食べ物に連想してしまう親父ギャグですが、瀞の名の通りで水は澄み切ってとても綺麗です。

長瀞ライン下りの全容!!

長瀞ライン下りは御鼻橋から岩畳までのAコースと、岩畳から高砂橋までのBコース。そして御鼻橋から高砂橋までの全コース。全コースは1時間に一本です。長瀞の街中でよく見かけた看板で「長瀞ライン下り」と「荒川ライン下り」が至る所に掲げてあり、「コレって一体何が違うの?」と思った方が多くいるみたいですが、この違いは運営会社の違うのです。

長瀞ライン下り」は、秩父鉄道の運営。
荒川ライン下り」は、ウォーターパーク長瀞の運営です。

ちょっとややこしいですが、値段的にも、川下りの内容もほぼ同じなので、安心して下さい。川の水量や悪天候などで中止になる場合が有ります。

今回お世話になったのが、「長瀞ライン下り」の方です。御鼻橋から乗り込んだのですが、あいにくの曇り空で、小雨が降ってた為に、船には雨除け用のテントの屋根を設けての乗船になりました。

御鼻橋

荒川橋りょう

Aコースは、川幅が狭い場所が多く岩がむき出しで迫ってくる迫力、水流が早くこの日は水量が少ないためか、船底に当たる場面が有ったりと迫力満点でした。小滝の瀬・秩父赤壁・岩畳と流れが段々と緩やかになります。
岩畳の船着き場に到着すると、Aコースまでのお客様はここで下船します。それに伴って、船頭の二人組も交代してBコースの出発です。
Bコースは、岩壁に挟まれて流れたAコースと違って川幅が広く変わり、逆に岸に転がってる大きな石が目に行きます。小滝の瀬よりも広い川幅の急流スポット大河瀬が有りますが、のんびりとした川の流れに乗りながら周りの景色を堪能することが出来ます。
ちなみに、これらの石は、天然記念物に指定されてるために、勝手に持ち運びする事が禁止されてます。岩壁の上に有る家も勝手に岩壁を補強することが許されないのです。

岩畳の船着き場

高砂橋船着き場

高砂橋船着き場まで無事に到着して、ここで川下りは終わりです。ココまで運んでくれたお船はトラックに積まれて、また御鼻橋まで運ばれます。これの繰り返しですが、昔は船を運ぶのも一苦労だったのでしょうね。お迎えのバスに揺られて、長瀞ライン下りチケット売り場に到着。お土産屋でビールを買って岩畳でのんびりと雲と川の流れに目を向けながら、聞こえて来る電車の音が何とも居心地が良いです。
暫くすると、ライン下りの船を見かけ、岩畳から手を振れば、お返しに手を振るという繰り返しをしながら、時が流れたのです。このまま岩畳に居るのも悪くはないですが、別れは必ずやって来るもので、そろそろ長瀞からお暇をしようとすると、主がお見送りにやって来てくれました。

岩畳

岩畳の船着き場

アノ影は!!

岩畳の主のお出まし!!

主にお別れを言って、長瀞駅に足を向けながら秩父行きの電車を待ってる間に事件が発生!!何とスマホを落としてしまって、画面が割れるというハプニング。これ以降の撮影が出来ないという有り様で、かなり悲しい出来事でした。今回の写メのデータが飛ぶかと思ったのですが、何とか復旧作業で日記に書くことが出来ました。

今回の「長瀞紀行」はちょうど夏と秋の狭間に訪れた為か、ちゅうと半端な感じも有りました。川下りの紅葉を楽しむなら、もう少し後の11月ころが良い感じです。夏の暑さでのかき氷も最高でしょう。長瀞に訪れるなら今度は春に訪れたと、桜も綺麗に咲き誇ります。
そんな感じで四季を感じる場所として、小旅行にはうってつけの観光地です。皆様も機会が有れば、伺ってみては如何でしょうか?

長瀞駅内の風景

最後に、拙い文章に最後までお付き合い頂きありがとう御座います。

終わり!!